なぜ天狗の鼻はポキッと折れてもトカゲのしっぽのように再生してしまうのか。

9月27日
ここ2週に渡り久しぶりに某大手金融機関の研修講師を務めました。今回はインストラクターを対象とした指導強化スキルをあげる為の研修。
この企業さまは8年くらい前、ワタスが初めて講師役を務め、その後継続いただいているビッグクライアントなのですが、実は最も研修講師に対して厳しい評価をされる企業さまでもあります。これは人材開発部のミッションがはっきりされており、導入いただく難易度が高いのはもとより、社員の成長に役に立たないと思われる講師、研修会社は受講生へのアンケート評価等に基づき即出入り禁止になるというポリシーを持たれているのでワタスタチもかなり気合を入れて望む必要があるのです。
今回は約200名のインストラクターを7名の講師陣が担当したのですが、ワタス以外は現役バリバリの講師。ワタスはパイオニアではありながら最近はほとんど講師現場に立っていませんでした。実は結構内容的にはタイトで難易度も高かっただけに「ひょっとしたらヤバいかも・・」とビビっておりました。もしアンケートで点が悪ければシメシがつかんなと。
その反面感無量なところもありました。昨日の研修では7名の講師中5名が当社講師。何が感無量かと言うと、ワタス以外の講師陣が最も厳しいクライアントのお眼鏡に叶って登壇しているという事実に対してです。実は元々教育研修事業はワタス1人から始めたのですが、それが結構評価されて講師として飛び回りだしたころ幹部が大量離脱し組織が崩壊しかけたことがあります。その時に、
「所詮研修なんてあんたが趣味でやっているようなもんでしょ。あんたにしかできんようなもん事業にはならん。」と言われたのです。
その時は、組織崩壊という現実に打ちひしがれていたので(根っからの弱虫ですが何か・・)何も反論できずただその言葉を聞いているだけだったのですが、その言葉はワタスの耳から離れることは無かったわけです。そして数年の時を経て研修事業は分社化し、社長を据え、その社長の奮闘もあり今ではワタスなんていなくても年間9ケタの売上をいただける会社にまでなったことが感無量だったのです。ですので当時とても悔しい想いをしましたが今ではその言葉を投げられたからこそ成長ができたと感謝しているくらいです。
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 当研修会社のI社長は入社当時マジックで目を描いて仕事の振りをしながら寝ていました・・・
で、話しを元に戻します。1回目のアンケート結果が送られてきてその評点を見ると。
なんとワタスが一番評価が高いやありませんくぁ・・その結果を見て「さすが!」とか「凄いですね!」とか言われて素直にとても嬉しかったのではありますが。
今回のネタはそんな自慢話をしたいわけではありません(え?結果的になってる?)何が言いたいかと言うとニンゲン調子がイイ時とか更にそれを褒められすぎるとつい天狗になってしまい、その結果傲慢になったり油断したり裏切られたりしてその反動で伸びた鼻がポキッと折れることが往々にしてありますよねと(まさに崩壊当時のワタス・・)
ニンゲンはここで一旦その現実を味わって自信を失ったり、自暴自棄になったりすることもあれば、素直に反省し、謙虚になり、成長の糧と捉えて再スタートを切り、そして更なる成長を辿るヒトとに分かれたりするわけです。でも今回ちょこっと褒められ、イイ気分を味わったあとに感じたんです。
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それは、「ニンゲンって一旦鼻が折れても喉元過ぎればその折れたはずの鼻が伸びてきて、またどこかでその鼻を折られてしまうという繰り返しをしてしまう愚かしさを秘めている」ということ。その時は反省するけどすぐに忘れてしまい、また同じことを繰り返すんですよね。体験に基づく気づき(内発的)が最も行動に影響を与えるのですがそれでも習慣化ができていないと性格や気質の本質は中々修正できないということでしょう。
結果が良かった時は素直に喜び、自信を持つことはとても大事なコトですが、同時に謙虚さを忘れず更に学ぶ姿勢を崩さずその結果に導いてくれたのは周りのお蔭と感謝すること。
俺が俺がの「が」で生きず、お蔭お蔭の「げ」で生きることが肝要ですね。
なお2回目のアンケート結果はヨカッタ時だけ公表しますのであしからず・・・
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暴力から魔力へ。果たして体罰という外発的動機付けでニンゲンは成長するのだろうか

9月18日
また高校で体罰がありましたね。
監督と選手、先生と生徒、先輩と後輩、社長と社員、上司と部下、親と子、親分と子分。
権力のあるモノがその力を誇示して下位のモノをコントロール(支配)しようとすることは一般的にはよくあることです。それがエスカレートすると体罰という行動となり、それが表沙汰になると世間は大いに叩きにかかるわけですが、身体的暴力だけでなく精神的暴力、いわゆる言葉による暴力も実は見過ごすわけには行きません。むしろそちらの方が陰湿で、ダメージが大きい場合も往々にしてあるわけです。
体罰がムチなら報酬はアメ。いわゆる飴と鞭を使い分けながらやる気にさせようとする手法を外発的動機付けと言います。それに対して自らが目的や理念を持ち、自主自律的にやりたいこと好きなコトに没頭して行くようにハタラキかけることを内発的動機付けと言います。
教育指導する立場のモノが愛を持って外発的指導をする場合もあるかもしれませんが、恐らくそれは最もチープで安易でかつ効果を生まない(短期的にはあるかもしれませんが)手法ではないかと思うのです。
内発的な動機付けを行いながら成果を出すことは、教育指導側のスキルが入ります。即効性が無いので常に結果を問われる立場なら焦ることもかもしれません。もちろんスキルだけでなく、相互に信頼関係を構築しておく必要もあります。「このヒトのためなら」とか「こんなヒトになりたい」という魅力や能力や人間力も備えなければなりません。
これからの指導者は大変ですね。企業においても誰もが豊かな暮らしを望み、出世や昇給のために汗水を垂らして働いた高度経済成長期のマネジメントでは通用しません。
実は高校での体罰がニュースになった今日、京都で某私立高校の理事長が主催する交流会で講演をさせていただきました。テーマは「人生成倖の秘訣。コミュニケーションスキルと運の話」。理事長はじめ名門高校野球部のコーチ、企業経営者等指導する立場のカタガタばかりが参加されました。
それなりの気付きを提供できたのではないかと願っているのですが、やはり聞くヒト(受講者)より話すヒト(ワタス)の方が気づきは大きいものですね。90分の講演をしながら自らのマネジメントや活き方を改めてブラッシュアップする必要性を感じました。
ところで明日は8年くらい前から継続させていただいている某大手金融機関の研修。今回はインストラクター向けの研修です。すべては当時出版した1冊の書籍から始まりました。この内容をご評価いただき、研修が始まり、研修会社を作りました。
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ワタス含めこの会社に関わってくれたヒトからたくさんの受講生までコミュニケーションスキルを磨くことで人生が変わったヒトは数知れません。
言葉の暴力から言葉の魔力へ。権力のマネジメントから魅力のマネジメントへ。ロジックからマジックへ。
以上取り留めもない自らに向けた備忘録でした。

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大雨特別警報。リスクマネジメントの原点は念には念を入れることである

9月16日
それにしても台風凄かったですね。
まさか家の前が川化するとは思いませんでした。床下浸水寸前のところまで行きましたが寸での所で水が引いてくれて助かりました。
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といってもワタスは家にいなかったのですが・・
実は本日は東京で社員の結婚披露宴があり、お昼からだったので今朝新幹線で行く予定をしていました。ところが昨日のニュースで台風が本州を縦断しそうな気配だったので急遽最終新幹線で前入りすることに決めました。主賓という大役を仰せつかっていたのでせっかくの社員の晴れ舞台に穴をあけるわけにはいかないと判断したのです。念には念を入れた行動でした。
よって主不在の家はかなり大変だったらしいのですが、その代り無事披露宴には出席できました。多分大丈夫だろうと予定通りの出発をしていれば確実に新幹線不通で現地には辿りつけていませんでした。
ところで、念には念をを入れるとは「まちがいがないよう気を配って物事にあたる」という意味。
また、「念」という字は「今の心」と書きます。
つまり今の心を大事にして気を配りモノゴトにあたるということですね。社員の晴れ舞台にお祝いの言葉を添えてあげたい。もし万一出席できなかったら新郎の面目を潰してしまう。リスクマネジメントをビジネスにしている会社の経営者が不測の事態を想定して行動できないようでは信用問題である。頭で考えるとこんな理由がでてくるのですが、心で、直感で感じることはやはり直接行って祝福してあげたいという素直な気持ちです。こんな今の心を大事にしたから行動に踏み切れたということです。
考えて見れば保険に加入しようという気持ちも今の心をカタチにすることから始まりますよね。念を入れるということが保険設計の基本だということです。
ところで当社の若手社員永岑クンの披露宴はとても爽やかで温かくとても感動しました。最近の披露宴は主賓としてご招待を受けることが多いのですが(たまに落語も有り・・)今回もお二人の幸せそうな姿を見るにつけ、今よりもっとイイ会社、働き甲斐のある会社にして奥さんやご両親ややがて生まれてくる新しい家族にも誇れる企業にしていかんとあかんなぁとつくづく思った次第です。
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それと。
主賓挨拶でギャグをかましてウケを狙うのはかなりリスキーな行為なのですが今回も果敢にチャレンジし、5回はウケるようネタを仕込んだのですが(半沢直樹、滝川クリステルネタまで投入)やはり初対面のカタガタを前にして酒も入らず笑う準備もされていない状況で爆笑を誘うのはかなり難易度が高く。まだまだ修行の余地ありと言うところでした。次回主賓の機会をいただくことがあれば、念には念を入れて望みたいと思います・・・
永岑くんおめでとう。末永くお幸せに!
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東京オリンピックに浮かれる前にまず自らが出来うる共感の段取りを学び取れ

9月10日
まだまだ興奮冷めやらぬ東京オリンピック招致決定のニュース。
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株価も上昇し日本国中が明るいムードになっていることはとても結構なことですし、経済アナリストや評論家がその市場規模を3兆とも150兆とも発表していますので、それに期待を寄せ獲らぬ狸の皮算用を初めている企業経営者も多いことでしょう(ワタスもその一人・・・)
もちろん千載一遇のチャンスをものにすることはとても大事なことです。
ですが、その話題は俄か評論家も含め色んな所でこれから話題になるでしょうから敢えてワタスはここでは触れません。むしろワタスは今回の結果に対する今後の期待や予測ではなく、この結果をもたらした日本団の戦略について考察し、この成功事例を自身の生活やビジネスにどう活かすかに焦点を当ててみたいと思うわけです。
で、既知かと思いますが今回日本が選ばれた勝因は二つ。
1つは当日の最終プレゼンテーター達。それぞれがそれぞれの持ち味で素晴らしい感動的なプレゼンテーションをスマイル、身振り手振り、リズム感を大事にしながらやり遂げましたよね。本当に見事でした。ニュースでも言われていますがその陰にコーチの存在が有りました。つまり相手を感動させる、心を動かすプレゼンテーションにはその想いの強さもさることながらそれ相当の技術が必要で、その技術の習得にはそれなりのトレーニングが必要だということです。
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これはワタシタチが日々の生活やシゴトのシーンでも常に何かの提案(プレゼンテーション)を行い、相手の心を動かし、気持ちよく「Yes」を貰うことで想い通りの人生が歩めることと同様です。
「もうちょっと小遣いを上げてほしい!」「今度の旅行は海外に行きたい!」みたいな些細なことでも感情のままお願いするのではなく、どうしたら目の前のヒトの心を動かすことができるのかと考え、練習したうえでプレゼンテーションする方が決まる確率は上がるというコトですね。
そしてもう1つの勝因は「ロビー活動」だと言われています。
このロビー活動とは、元々はユリシーズ・S・グラント大統領の時代に本格化し、ヘビースモーカーだった彼はホワイトハウスでの喫煙を妻に禁止されていたので、付近に存在するウィラード・ホテルのロビーで葉巻を楽しんでおり、彼がしばしばこの場所に出没することを知った関係者がニコチンの助けを借りて上機嫌な大統領への陳情をこのロビーで行うようになったことがロビー活動の語源はこれにあるとされているのですが。
本来の意味は「特定の主張を有する個人または団体が政府の政策に影響を及ぼすことを目的として行う私的な政治活動」なのですが、広義の捉え方としては「水面下で信頼関係を構築すること」とも言えます。
今回、もし鈴木大地さんらロビーストが水面下で信頼関係構築を行っていなければ、いくら当日のプレゼンテーションが素晴らしくても勝利をモノにすることはできなかったのではないでしょうか。
これも日常で振り返ると同じことが言えると思いませんか?
組織内でも対顧客でも、日頃からの信頼関係構築にどれだけの時間やコストを割くか、何より常に相手に関心を持ち常に相手を理解し、いかにラポール(信頼の架け橋)を強めておくかを意識して行動しているかがとても大事だということです。特に大きなモノを動かす時(大口契約や一大プロジェクトの意思決定など)は当日のプレゼンテーションだけではやはりハードルは高く、きめ細かな根回しやネゴシエーションを積み重ねておく必要があると言うわけですし、これは彼女や奥さんに何かをお願いするときも同様で、日頃から見返りを期待せずに与えることを重視していれば少々の無理にも応えてくれるでしょう。
東京オリンピックに浮かれるのもイイですが。
7年後も10年後も20年後も常に人生の選択権を自身の手で持ち続けたいなら、今回の日本チームの勝因の中からまず自らができるところを引張りだして、実践することから初めてみてはどうでしょうか。
ワタスもプレゼンのブラッシュアップと日頃のコミュニケーションの見直しを始めたいと思います。

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