半沢直樹はなぜ左遷させられ大学の先輩はなぜ大企業でトップに登りつめたのか?

半沢直樹終わりましたね。

池井戸潤さんの小説は結構ハッピーエンドで終わるものが多いので今回も無事昇進して終わると予想していたのでエンディングは少し意外でした。まぁ、最も保守的な金融機関であれだけ大暴れすればああなるのもやむなしというところでしょうか。


非道なこと、理不尽なこと、どう考えても納得できないことは世の中には五万とあります。けれど恨みつらみ怨念をモチベーションにすることはかなりリスキーです。いくら能力が高くても攻撃的で常に敵を想定し打ち負かしていくタイプはいつそのターゲットがこちらに向けられるかを恐れられ、結果的にその組織からはじき出されていくことが往々にしてあります。また意識していなくても負の想念を持つものを引き寄せたり、無意識下で敵?と戦争を始めてしまい心身的にもリアルな生活やビジネス的にも運気を下げてしまう可能性が高いのです(妖しい話しですが・・)


では大企業に属しながら、敵を作らずもしくは敵を跳ね除け上に上に登りつめて行く要諦とは何なのでしょうか?残念ながらワタスは自ら組織に属することに向むかないと判断し、ドロップアウトし起業したクチなので経験値として語れるものはありません。でも最近思うのですが、大企業にいながら業績を上げ、上司から好かれ、理不尽なコトにもメゲずストレスに耐えながら登りつめてきたヒトタチは本当に凄いなと。もう現世ではその立場にチャレンジすることはできそうにありませんが、もし来世でビジネスパーソンになるならチャレンジしたいくらいです。


で、昨日はワタスの母校京都産業大学で創立50周年事業「OB・OGむすびわざ交流会」~トップリーダーサミット~なるものが開催され、どういうわけか卒業生13万人の中から選ばれてご招待されてきました。その中の卒業生を代表する基調講演(企業トップの視点で見た人材育成の哲学)が日本有数の大企業中の大企業アサヒグループホールディングスの代表取締役COO泉谷直木先輩でした。それではグループ連結売上15,791億円、グループ社員数約18,000人の頂点に立たれた先輩の言葉からその答えを紐解いてみることにしましょう。


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まず、泉谷先輩はワタスより10年先輩。この時期にアサヒビールに入社されたということは学歴的にも相当ハンディを背負っていたことは容易に想像できます。その学歴をものともせず出世していくということは兎に角実績で文句が出ない程の数字を叩きだされ続けてきたのでしょう。言葉の力強さからそれが伝わってきました。その上でワタスの中でサスガと感じたセンテンスをピックアップさせていただきますと。


・若いうちは体技心(行動優先)、ミドルエイジは技体心(能力優先)、 幹部になれば心技体(人間力優先)
・組織の能力はその長の能力を超えない。よって組織を成長させるには長 が成長し続けること。
・当り前の基準を高く持て
・知ったかぶりは成長を止める
・自分の仕事を定量化せよ(自分の給料を時給に置換え何もしなくてもど れだけお金が減っていくかを認識)
・質問だけで人を説得せよ(指示命令で人を動かすことは簡単。質問で動 かすには相手をよく理解せねばできない)
・毎日10分朝刊のトップ記事と自分との関係を考え、見出しに第2のタイ トルを考えるクセをつける
・自律、自立する(他人のせいにしない。苦しみから逃げない)


以上経験値と今も実践されていることと未だ目指されていることを語っていただきました。そして最後に京都産業大学生へのメッセージとして。


個性を伸ばせ。型破りな挑戦をしろ。自分に自信を持て。そして学校名を正しく言うこと。産大とか京産大とか言わない。ちゃんと京都産業大学と言うコト。なぜなら産業とは「むすびわざ」の意、敢えて校名にその名を冠したのは産業とはむすびわざと読む。それはモノ、コト、ヒトを新しい発想で結びつけ、これまでにない価値を社会に産み出すというイノベーションの概念そのものです。だから誇りを持って正しく校名を言うようにしましょう、と。


学生だけでなく社会人にも、京都産業大学OBだけでなくすべての産業に関わるヒトタチにも響くメッセージではないでしょうか。


それにしても出向を命じられた半沢直樹に妻の花ちゃんはどう反応し、どうコメントし、どうサポートしてくのでしょうね。反撃に転じる続編を愉しみにしたいと思います(笑)


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