笑いの科学。勝つために笑うのか笑うから勝つのかどっちだ
笑いの科学。勝つために笑うのか笑うから勝つのかどっちだ

プロローグ

お盆休みの最中皆さんいかがお過ごしでしょうか。

ワタスは昨日炎天下の中熱中症をも覚悟してゴルフに行って参りました。幸いにして熱中症にはなりませんでしたが肝心要のスコアは。

 

なんと。

 

100ジャストやったんじゃーーーーーーーーーーーーーーーーー(涙)

 

午後からスルーのラウンドでお盆休みのせいかコースは鮨詰め状態。予定時間を30分以上も遅れてのスタートでラウンド終了した頃にはあたりは真っ暗でした(笑)炎天下かつイラつくほどの待ち時間かつ後半視界不良というコンディションの割にはあと1打と100切り達成目前まで行きましたのでまぁ結果はヨシとしておきましょう(相変わらず自分に甘い)

特に前半53で後半は47と心折れずに持ち直せたことはワタスにとっては上出来で、これもひとえにシブコ並みのラウンド中スマイルを忘れなかったからに他なりません(笑)

それにしても渋野日向子の全英女子オープン優勝は最近暗いニュースが続いていた日本に大いなる元気と感動を与えてくれましたね。

新たなスーパースターの誕生

「私はこの若き渋野日向子が勝利に至るまでの過程、そしてゴルフに接する姿に釘付けになった。彼女は緊張を浮かべず、笑顔を浮かべていた。日本よ、君たちは新たなスポーツ界のスーパースターを手にした。」

「彼女の笑顔には見ている私たちをも笑顔にする感染力がある。」

「彼女はまさに人々に大きな喜びを与える存在だ。このスポーツ界から失われていた笑顔を取り戻した。」

「Whats a star! 会見もよかった。やっぱり笑顔は言語の壁を超える。 Well done!」

因みに上記は英国メディア紙からの抜粋です。金髪で高身長のエゲレス人でさえここまで絶賛しているわけですから、黒髪で短身長の一見タイ人のようで日本人のワタスは一気にファンになっちまいました。

基本いつも笑顔でなんでも美味しそうにパクパク食べる女性は確実に男に好かれます(え?ワタスだけ?)

もちろん極限の緊張の中で1打を競うメンタルスポーツのプレイの最中でこれができる訳ですから尋常ではありません。この、本来苦虫を噛みつぶしたような顔になりがちな中で笑いながら勝つという「GAP」が好印象であり、絶賛される所以なのですよ。

 

ここでの問題は、このGAPの背景にある、「勝利する」ため「好結果を出す」ためには「笑い」があった方がいいかどうかということです。

もしシブコが笑いながらプレイせず、苦虫顔でプレイして優勝すればどうだったのか。もちろん評価はされていますが、ここまで人気が出なかったことは確実です。それはGAPがなくある意味当たり前だからです。

そしてもう一つの観点は「笑った方が勝てるのか」どうかです。もしそれが科学的に証明されていれば、すべてのプロは笑いながらプレーしたほうが良いことになり、なぜそれを実践しないのかということになるからですよ。

笑いの科学

笑いの効果効能は様々な分野で認められるようになりました。

例えば医学的に捉えるならば、呼吸器系の観点と、免疫系の観点、2つの点から関連性を見い出すことができます。

まずは呼吸器系の観点です。笑う時には「下腹部に力を入れて息を短く吐く」ことを繰り返しています。これは腹式呼吸と同じ呼吸法です。1回に出入りする空気の量は、胸式呼吸でおよそ500mL、腹式呼吸で最大2000mLにもなるため、1分間の呼吸量は腹式のほうが多くなります。

つまり、大声で笑うことを繰り返すと体内にたまっている大量の二酸化炭素が体外に排出され、たくさんの酸素が体内に入りやすくなります。すると肺胞の表面からプロスタグランジンという物質が分泌され、血管を拡張させて血圧を下げるように働きます。また、興奮したときに分泌されるホルモンであるノルアドレナリンの分泌も抑えてくれます。笑いが呼吸に作用することで、さまざまな体の不調を整えてくれるのです。

次に免疫系の観点から見てみます。とある研究において、寄席を見に来たお客さんにがんと闘う免疫細胞であるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)の活性を調べたところ、大笑いをした後のほうがはるかにNK細胞が活性化していることがわかりました。

また他の研究では、お笑いを見た後にNK細胞の活性化を見てみると全体の平均値は開演前と比較して35%~45%アップしており、中には50%近くアップしている人もいました。薬剤を使ってNK細胞をアップさせようとすると効果が出るまでに3日ほどかかるのに対して、笑いは短時間で免疫系の機能を向上させる効果が出る、ということがわかりました(健康長寿ネットから抜粋→https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/warai-kenko/waraitokenko.html

更に。

「笑うと、眼窩(眼球を包む頭蓋骨の凹み)の上にある前頭眼窩皮質が働いて、エンドルフィンや成長ホルモンを出します。これが心臓にも血管にもいい。糖尿病の治癒効果もある。笑うことで、ストレスが吹き飛ぶ気もします。エンドルフィンは体の痛みを和らげると同時に、心の痛みも軽くしますから。昔から、笑うと血流が増えて免疫力が強化されるのはわかっていました。でも笑いの力はもっとすごい。遺伝子の発現まで変わります。DNA の情報から蛋白質が作られて、それが細胞となって体内で機能する過程が変わる」

ということで。

フィジカル的に効果があるというエビデンスは探しても出てきませんでしたが、健康面やメンタル的には確実に効果はあるようです。ゴルフのようにフィジカルもさることながらメンタル的要素が強い競技は笑顔(リラックス)が好結果に繋がることは大いにあるということでしょう。

もちろん「切羽詰まっている時に常人はそんな余裕あるわけないやろ!」と思う方が多いのかもしれませんが、それは日常生活でも同様で、

「面白いから笑うのではなく、笑うから面白くなる。」

と、「まずは笑う」という行動を先行させることを習慣化する必要があるのかもしれませんね。

エピローグ

スポーツの世界に限らず社会生活やビジネスシーンの中でも「笑い」は大切です。特にビジネスシーンではいかにパフォーマンスを発揮するかが常に問われる中、その組織やチームの中に笑いがあるかどうかはある意味スポーツ以上に大切ではないでしょうか。

競技スポーツの場合は、常に「敵に勝つ」というスタンスですが、ビジネスの場合は、競合に勝つという概念はあっても、対顧客に勝つという概念はありません。

よって仲間と協調しながら顧客に感動を提供し、その結果モノやサービスを買っていただき、更にそこから紹介をもいただくという一連の過程の中では社内社外関わらず「笑顔」無くしては語れないと言っても過言ではないでしょう。

弊社では、はたらく価値観の1つに、

「笑いは許し、笑いは肯定、笑いは感謝。ホロスは年がら年中ユーモアビズ」

なるものがあります。夏はクールビズ、冬はウォームビズという季節に即したビジネススタイル同様、1年中ユーモアを大切にする会社だということを社内外に宣言しているのです。これは、ワタスのようなお調子者が落語をやって人様を笑わせるということを社員に推奨しているわけではなく、とどのつまり「いつも笑顔で仕事をしましょう!」ということに他なりません。

かつて日本はスポーツも仕事も「歯を見せる」ことは不真面目と解され、怒られ、矯正される対象でした。もちろん一流のスポーツ選手もビジネスパーソンも見えないところで弛まぬ努力や夢中で集中し、準備を怠らないことが前提ですが、それがあれば笑顔をキープすることは間違いなく結果プラスにはたらくと言えるでしょう。

最後に。

「あとふたつ、笑いは恋愛のためと社会協調性を高めるためにも有効です。互いに笑えば絆が強まり、無駄な争いをしなくて済みます。 まとめると、笑う人は頭がいい。笑いほど脳と体にいいものはない。笑いは恋愛においても社会においてもコミュニケーションの大事なツール。笑いの力ってすごいんですよ」(人間性脳科学研究所所長武蔵野学院大学澤口教授→https://www.gqjapan.jp/life/business/20120514/i-laugh-therefore-i-am)

ユーモアビズを大切にするホロスグループで一緒にはたらきませんか↓

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