新春特別講演。競い合うから高め合うへ
新春特別講演。競い合うから高め合うへ

成人式の思い出

今週月曜日は成人式でしたね。ワタスの40年前の成人式の思い出は。

ありません(笑)

なぜか堀井家には成人式に出席するというシキタリが無く、成人式を終えた後に地元の悪友が遊びに来てそのセレモニーの存在を初めて知り、「え、そんなんあったん?」と思ったように記憶しています。因みにワタスは男3人兄弟の末っ子ですが、恐らく上2人も行かなかったのでは無かろうかと思いますし、両親からも行けと言うようなアドバイスはありませんでした。

逆に暗黙のシキタリとしてあったのは自動車免許です。自動車免許は18歳を超えたら教習所に行って取得するのが一般的ですが、なぜか堀井家では自動車試験場に行って試験に合格して取るのがシキタリでワタスもそれが当たり前と思っていました。もちろん難易度はかなり高いのですが費用は各段に安いのです。何より、「教習所で資格を取るなんて男じゃねぇ」的な雰囲気がありました(笑)

因みに現在クルマ屋を営む長兄はその飛び込み試験を1回で合格してきて皆を驚かせましたが、ワタスは10数回かかりました。理由は1回当たり2,000円程度の練習料と1,000円程度の受験料をパチンコで稼ぎながら試験に臨んでいたのですが、練習料がもったいなくて、ろくに練習もせずぶっつけ本番で試験に臨み続けたからです(笑)

要するに堀井家はかなり放ったらかしの家系でした・・

特別ゲスト

今週木曜は新年初の保代協(保険乗合代理店協会)の定例会でした。今期は定例会の価値を更に上げるべくスペシャルなスピーカーを招聘して旬なテーマの情報提供を行ってきましたが、今回はなんと関東財務局理財部金融監督第4課の佐藤課長をお招きし、「変革期における金融サービスの向上に向けて」という演題で講演をいただきました。

佐藤課長が金融庁保険課在任中には委託型募集人の適正化、改正保険業法の最前線でご活躍され、当時は我々の立場、スタンスを充分理解いただきながら、その落としどころを模索いただきました。それから3年以上の月日が流れましたがこの度その佐藤課長が弊協会の講演依頼を快諾いただき講演をいただいたことは感慨ひとしおでした。

対話と見える化

ご講演内容は丁寧でとてもわかりやすく、金融庁の目指すべき方向性を理解することができました。

詳細は別の機会に譲るとして、最も印象に残ったフレーズの1つは「対話と見える化」です。今年度の金融行政方針にも「対話」というフレーズが散りばめられています。これは金融庁が処分庁から育成庁に変わろうとされている証なのでしょう。以下にキーワードとしてメモしたことだけ抜粋しますと(なんのこっちゃわからないと思いますが(笑))

・法律の意図を理解すること。

・メッセージを発信する時期にも意味がある。

・手数料開示は保険商品の見える化の一環。

・同じ法律でも考え方次第で取る行動(体制整備)は変わる。それを補うのも対話である。

・100社ヒアリングのフィードバックの内容「売らない親切」「固定給の給与体系」をなぜ金融庁は評価しているかを理解すること。

ルールベース(規則)からプリンシプルベース(規範)に方針変換された今、指示されたことだけを守るのではなく、我々が自主的に考え、行動する時代になりました。要するに、お上が発信するメッセージをどう先読み、深読みし、行動するかが結果的に選ばれる事業者になるのではないかと思った次第です。

競い合うから高め合うに

「対話」と「見える化」という2つのアクションは金融行政方針に留まらず、マネジメント全般において極めて重要です。また、この2つはどちらか片方より2つセットでより強固な信頼関係が育まれるのです。

リアルなコミュニケーションの頻度や深度を高めることで、お互いの理解を深めること。更に対話だけでなく、その対話から生まれた仮設を常にKPI化(プロセスの可視化)し、誰でも見て確認できる状態にしておくこと。対話したことを忘れないように議事録にして共有できるようにすること(見える化)。対話して決まった約束(ゴール)を言うだけ番長に終わらせず確実に履行するためにそのプロセスを可視化数値化し共有すること(KPI)。

そしてもう一つ感銘を受けたメッセージがあります。

それは「競い合う」のではなく「高め合う」という言葉です。これはビジネスにおいては競合店として「競い合う」、同期のライバルとして「競い合う」というイメージです。顧客本位の業務運営方針においてもKPI化して競い合い、顧客から選ばれる金融事業者しか残らないと言われていますが、これはあくまで「横」を意識するというイメージです。

これに対し、「高め合う」は横ではなく「縦」。横と競い合う、蹴落とし合うのではなく、横とも協調しながらお互いに上に上に、縦に伸びようとするのが「高め合う」です。もちろんビジネスにおいては常に比較されながら意思決定をするという現実はあります。でもしかし、横を敵とみるのではなく、むしろ同志、仲間と捉えて上に伸びる、つまり成長していくこと、顧客満足を高めていくことに注力するのですよ。

保代協という組織はまさに乗合代理店という業態を高め合うために創った組織ですし、すべての組織も社員同士が高め合うという意識と行動を取ることで成長していくのではないでしょうか。

今回は金融サービスの在るべき方向性についてのご講演でしたが、金融にかかわらずすべての経営者にとっても不可欠なマネジメントの要諦を学ばせていただきました。ワタスも一経営者として「対話と見える化」「競い合うのではなく高め合う」組織を目指したいと思います。

仲間と共に高め合う将来設計士にご興味ある方はこちらから↓
https://www.holos.jp/employ/

カテゴリー:保険ビジネスのブログをもっと読む