守破離。還暦を超えてもなお成長し続けるために必要なたった一つのこと。
守破離。還暦を超えてもなお成長し続けるために必要なたった一つのこと。

今週月曜は弊社最大規模の東京オフィス恒例の321会(月次お誕生会)で主宰者から7月誕生日の将来設計士をお祝いをするついでにオマエも還暦だから来るならついでに祝ってやってもいいけどでどうせ来るなら落語の一つでもやってみろよみんなで聞いてやるからということで還暦祝いを兼ねて落語を披露してきた三流芸人@ホロス亭エロスことケーホリーですこんにちわ。

ということで。

還暦後初の落語会Liveを還暦祝いも兼ねて?東京オフィスにて演ってまいりました。ホームである京都LAC-座ではちゃんと高座を組んだうえで、いつもプロの噺家に交じり演らせていただくのですが、今回は単独Live(前座でスタッフのマジックショーがありましたが)。デスクの上に赤い毛氈を引きその上に座布団を置き即席の高座を設えて演りましたが、これが結構バカウケし、ひょっとしたら還暦のご祝儀代わりに笑ってもらったのではないかと疑うほどでした(笑)

色々準備してくれたスタッフはじめご参加いただいた皆さんのご配慮に大感謝です。



ただ。

高座に上がるようになって5年以上が経ち持ちネタも10を超えましたが自分の中ではいつも満足の行く結果とは限りません。その日の出来栄えはliveなだけに観客の反応でダイレクトに評価されます。因みにワタスの落語の師匠である桂春蝶くん曰く、

『落語会の格言に「芸人に上手い下手は無かりけり。ゆく先々の水に合わねば」があります。これは、決まった手法にこだわるのではなく、お客様の波動を肌で感じながら、ネタの選択をその場その場でしてゆく、いわば我々は「言葉のソムリエ」。初めからスタンスありきではお客様の感動は決して得られないのです。』と。

要は師匠の教え通り古典落語をしっかり覚えて、それを完璧に噺すだけではまだまだ未熟者で、寄席の場や観客が発信する波動を読みながらその場その場で対応していくのが本当のプロだということなのでしょう。これは所謂「守破離」にも例えられます。

守破離(しゅはり)は、「日本での茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方の一つ。日本において文化が発展、進化してきた創造的な過程のベースとなっている思想でもあり、個人のスキル(作業遂行能力)を3段階のレベルで表しています。まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まり、その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」。最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚した個人は、その型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる」と言うものです。 これを更に落語に例えると、

守:古典落語を忠実に表現することができる。
破:古典落語をより面白くアレンジすることができる、あるいはよりわかりやすく表現することができる。
離:寄席の場、観客の波動を読み、その場その場に合わせたネタを繰り出しながら自身の芸風を創造していく。

もちろんこれはビジネスにおいても同様で守破離はあらゆるスキルアップ、「成長」するための要諦と言っても過言ではありません。そもそも成長とは何にかというと、シンプルに表現すると「できないことができるようになること」と言えます。でもワタス流の成長の定義は「より自由に向かう」こと。

生まれたばかりの赤ちゃんは自分で立つこともできずただ泣くだけで自由度はゼロに等しく、それが成長とともに立ち、歩き、走り、どんどん行動範囲が広がる、つまり肉体的に自由度がどんどん増していきます。少年から青年、学生から社会人になっていくと精神的にも金銭的にも自由度が高まっていきます。つまり成長とは自分の好きなことが何でもできるようになるということです。でも更に歳が経過し、壮年期に入っていくと体力的にも自由度が下がり、知力や記憶力や判断力や思考力が低下し、あらゆる自由度が年齢と共に低下していくのもまた事実です。

では。

還暦を過ぎても成長することなんてできるのでしょうか。現状維持することすら難しいのではないでしょうか。成長の余地があるとすればそれはどんな分野なのでしょうか。

ワタスは直感的に人生そのものを時間軸で見た時、還暦を超えだす頃にヒトは守破離の「離」に向かうのではないかと思っています。この「離」は、親の教えを守る少年期の「守」、その親の言いつけを破り、自分の道を歩みだす「破」。そして晩年は様々な執着から離れ、あらゆるものから自由になるため(つまり死)の準備をする「離」の時期に入るのです。ヒトはそれを自覚した時に肉体でもなく脳力でもなく、最後には「魂」の成長が始まるのではないかと思っています(はい、相変わらず妖しい領域に入ってきました)

今まで生きてきた中の「鎧」「ペルソナ(仮面)」「地位」「プライド」「エゴ」「恨み」「怒り」「嫉妬心」等を捨て、許せるものは許し、任せるものは任し、緩めるものは緩めながら「素の自分」になることが魂の成長に繋がるのではないかと思うのです。

還暦の記念品として作ったお礼の品に書いたメッセージ、これからも「出会いに感謝」し、「笑う門には運来たる」ことを信じ、そして「死ぬまで傍楽くで~」を実践していく所存です(笑)

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