そんな姿を毎日見ていたら、バングラデシュの人が自分に問いかけているような気がした。
「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」って。
幸せな環境にいてやりたいこともそれなりにやっていてもまだまだやりたいことが湧いてくる老いらくの青春真っ盛り@ケーホリーですこんにちわ。
ところで。
冒頭のメッセージはマザーハウス代表の山口絵里子さんの著書「裸でも生きる~25歳女性起業家の号泣戦記~」のエピローグから抜粋させていただきました。恥ずかしながら彼女のことを知ったのは最近です。
実は。
ここ1年くらい出張用のリュックサックを探していました。もう10年くらいは毎年50回以上の出張を繰り返しています。だいたいは1泊から2泊、出張先は主に東京。東京都内の移動はほぼ地下鉄。大江戸線なんかに乗ると「どこまで掘っとんねん!」と思うくらい深いのですが運動面と効率面でエスカレーターを止まらず登るのが習わしで、多いときは1万歩以上歩きます。
それを今までは1泊はダブルバッグ(2つの手提げバッグ)2泊以上はゴロゴロバッグ(替えのスーツを入れるため)で凌いできたのですが、これが結構身体に負担だったのです。で、どこかに良いリュックサックは売っていないかと探していたのです。
このワタスにとって「良い」リュックサックとはどんなものかと言いますと。
まずは「デザイン性」。スーツにリュックでも格好良いフォルムであること。特にチンチクリン(死語?)のワタスが背負ってもおかしくないか(これが極めて重要・・)。
次に「機能性」。パソコン(必須)と書類、手帳、名刺入れ等通常持ち歩くビジネスバッグに収納されているものと、シャツや下着など最低限の衣類ができれば1つのカバンの中でグチャグチャにならないのが望ましいなと。
これがあるようで中々なかったのですよ。それが数か月前にマザーハウスオンラインショップのfacebook広告が目に留まり→http://shop.mother-house.jp/item_list.html
「お、これなかなかなえーやん」と思って保存していたのですが、ただやはり実物を見てからでないと決められないのでそのまま忙しさに窯かけて放置していたのです。
それが。
「店に行こう!」と思うきっかけになったのが、このマザーハウスの代表山口絵里子さんの存在を知ったからです。若き女性起業家だったのです。ネットで知り、著書も拝読しました。ワタスより二回り程も若い彼女の壮絶な体験、不屈の精神力、柔軟な発想、そして何より卓越した行動力、女性ならではの気遣いや感性などが散りばめられていて兎に角「凄い」。wikiから抜粋しますと。
『インターネットで「アジア 最貧国」のキーワードで検索してバングラデシュに興味を抱く。実際にバングラデシュを訪問し、貧困や汚職といった現状を目の当たりにする。バングラデシュBRAC大学院開発学部修士課程に入学。在学中三井物産のダッカ事務所にてインターンを経験。2006年に株式会社マザーハウスを設立、代表取締役社長に就任。
「フジサンケイ女性起業家支援プロジェクト2006」最優秀賞受賞。「Young Global Leaders 2008」選出。シュワブ財団「Social Entrepreneur of the Year in Japan 2011」日本代表受賞。
2012年、国際社会で顕著な活動を行い世界で『日本』の発信に貢献したとして、内閣府から「世界で活躍し『日本』を発信する日本人」の一人に選ばれた。』
書籍上では、号泣戦記だけあってとにかく「よく泣く人」という印象。ただ大人の男でも絶対泣くようなシーンによくこれだけ遭遇するなと思う体験をされています。それを諦めずに乗り越えて成功されていくのですが、なぜか悲壮感より明るさが際立っています。恐らくその情熱と明るさで運や人を引き寄せられたこともその成功の要因なのでしょう。
ということで最後はその「物語性」に惹かれてお店まで足を運んだのです。目で見て触ってそのデザイン性、機能性を再確認しとても気に入りました。これで軽やかに地下鉄のエスカレーターを登れそうです(笑)また、このリュックの代金がアジアの最貧国バングラデシュの経済貢献にもわずかながらでも寄与できると思うとそれも少し嬉しくなりました。
一般生活者の方々がモノやコトにお金を使うとき、その機能やデザインやブランドやサービスや価格で選択をすることが多いと思いますが、その商品やサービスを創ったヒトの想い(コンセプト)やそこに至るまでぼ物語(ストーリー性)が心を動かす(感じて動く)ことを消費者の立場に立って再認識した次第です。形のない商品(保険や研修やシステム)を販売する弊社も、企業やそこに関わる人(将来設計士)の物語を訴求することで一般生活者や経営者の心を動かすことができるのです。
そういえば。
今日は勤労感謝の日ですね。元々勤労感謝の日は国民が勤労を尊び、生産を祝い、互いが感謝し合う日。日ごろからの社員の皆さんの勤労に感謝し、自分に志事があることに感謝し、はたらくことは傍楽(傍を楽にする)ことだということを再認識する日にしたいと思います。
人を動かす物語を一緒に創りませんか?将来設計士にご興味ある方はこちらから→http://www.holos.jp/employ/orientation-session.html