検証。本当に社内結婚の多さはいい会社のバロメーターなのか。
検証。本当に社内結婚の多さはいい会社のバロメーターなのか。

先週の日曜日。1日で初めて午前と午後に掛け持ちで2つの披露宴に出席してきました。午前は昔からうちの家を溜まり場にしていたボンクラツインズの幼馴染。子供の友人の親として招待してくれたのは2組目でした。

そして午後は弊社の社員の披露宴。偶然にも京都で時間もギリギリ重ならず、新郎新婦から両親への花束贈呈を見届けてタクシーに飛び乗りました。

社員の結婚式に出席するのは7回目(多分・・)そのうち社内結婚は今回で二組目。披露宴の余興で落語をするのも二回目。どうやら最近の傾向は会社のトップに主賓あいさつさせるより余興をさせたほうが披露宴のプレゼンスがあがるようです(因みに結婚披露宴での落語は身内のみ引き受けております(笑))

毎回社員の結婚披露宴に出席するたびに感動し、「この夫婦が将来倖せな家庭を築いていくためにももっと会社を成長させないといけない。」と責任を感じるのですが、今回も朗らかな新郎新婦のキャラが会場全体に広がるとても爽やかで楽しい披露宴でした。特に今回は社内結婚でしたので、「もし15年前に会社を起業しなければ、もし5年前にパイロットショップを本社1階に作らなければ、もし8年前に直販部隊を作らなければ、この2人は出会うこともなく、もちろん結婚することもなかっただろう。」と思うと感慨深いものがありました。

ところで。

「日本でいちばんたいせつにしたい会社」の著者として有名な坂本光司法政大学教授は、いい会社の条件に社内結婚の数を挙げられています。

『私は、いい会社の条件をいろいろ定めていますが、そのうちの1つに社内結婚が多いことと、社員の子供の数が多いことをあげています。

ギスギスした雰囲気の会社では、社内結婚は生まれようもありません。「この人と一緒にいて、幸せになれるかどうか」は、そばでともに働く社員自身がいちばんよくわかります。「この人と一緒に、この会社にずっといれば幸せでいられる」と思うから、社内結婚ができるのです。会社が楽しくて、ここにずっと勤めようと思うから、腰を落ちつけて、子どももたくさん生めるのです。』と。

オペレーション的には社内恋愛中の他への影響や結婚後の配置転換など配慮することもありますが、それでも社内結婚が増えるということは若い社員が増えるということで、若い社員が増えるということは即ち組織が活性化するということです。また、風通しがよくコミュニケーションが活発な会社の雰囲気がなければそうは社内結婚は増えないようですから、これからも社風を大事にし、「人財力」を高め、その人財が子供をバンバン作って日本に貢献していく企業にしていきたいと思います。

ついでに、この「人財」について坂本教授の言葉を借りますと。

『「人財力が高い」とは、才と徳を兼ね備えた人が人財力の高い人だと思います。このいずれかが欠けていれば、それはニセ者の人財です。

ではどうやって才と徳を兼ね備えた人財を育てるのか?

才と徳の教育をフィフティ、フィフティでやるのか。いや違います。才の教育はやる必要がありません。ぶれない会社の99%、99.9%は徳の教育です。徳のない人に才の教育をすると自利に走ってしまいます。徳の教育によって徳のある人に育てば、自ら才を高めようとするから教育する必要がないのです。なぜ才を高めようとするのか。それは徳とは利他の心だからです。利他とは他人を元気にすることであり、元気にするために才が必要です。だから徳のある人は自らの才を高めようとするのです。そして、そういう人財がいる会社は、結果としてご褒美のように利益が出るのです。経営者は考え違いをしてはいけません。社長は社長をやっている社員であり、社員は社員をしている社員です。ひとりの人間としての価値は変わりません。会社は家族なんです。

企業経営においていちばん大事なのは、社長という人財です。社員は社長の背中と心によって育つのです。社長の生き様、言動を見聞きして、命がけで働こうと思うのです。』

どうやら。

社内結婚が増え、子供が多い会社となり、その結果弊社が成長し、利益を出し、より社会に貢献できる会社になるにはワタスの「徳」を今以上に高めることのようですね。ああ、どこかに徳売で売ってないかなぁ(こいつはアカンな・・)

社内結婚を目的に転職を検討している独身のFPはこちらから↓
http://www.holos.jp/employ/orientation-session.html

カテゴリー:日記のブログをもっと読む