イギリスのEU離脱。大変なことになりましたね。
俄か情報ですがそもそもイギリスがEUから離脱することになった背景には難民移民の受け入れ問題があるようです。
2015年、イギリスへの移民は33万人と過去最高を記録しており、イギリスはこれ以上難民・移民受け入れることに耐えられなかったと。なぜなら難民の費用負担はイギリス国民の負担になり、自国の税金が自国民に使われないことに不満が高まっており、更に労働面においても移民が仕事に就くことによってイギリス国民が仕事に就けなくなり、仕事の奪い合いも起きていたからだと。
では受入れを拒否すればえーやないかということですが、EU加盟国には難民受け入れを拒否できない法律があるのです。よってこれ以上難民を受け入れない手段はEUを離脱するという選択しかなかったということなのです。
ではなぜ難民はイギリスに行きたがるのかと言うと。
イギリスの社会保障が手厚いからです。具体的に言うと、正式な手続きを踏んで難民として受け入れられれば、福祉手当という金銭が与えられたり、無料で医療施設を利用できたり、確実に住居が与えられるのです。昨今は戦時国からの難民だけでなく、中国などからの移民も非常に多くなってきており、とりあえずイギリスに行けばなんとかなる。そうやって移民・難民はイギリスを目指して行くのです。(引用:goodbyebluethursday)
つまり、ざっくりばっくり離脱派の意見をまとめると、
「俺たちが汗水たらして働いて収めた税金が、国外から来た移民者にばらまかれ、そればかりか仕事までその移民者に奪われていくのは許しがたい!」
ということです。客観的には、「もっと寛大な気持ちで受け入れてやれよ」と思わなくもないのですが、やはり当事者たちの生活を考えればそんなわけにはいかないほど追い詰められているのでしょう(離脱派の感情としては・・舛添都知事の問題もですが、ヒトは直接的でも間接的でも自分のものを搾取されるということに怒りを感じるイキモノです)
では唐突気味ですがこの影響で日本の保険業界はどうなるのでしょうか?
まずは「円高」や「株安」の問題。これは保険会社の運用に大きなインパクトを与えます。ただでさえ、マイナス金利の影響で予定利率引き下げが確実視されている中、もしこのまま株価低迷が続けば当分の間は「良い商品(貯蓄商品としての)」はでてこないでしょう。もちろんこれから外貨投資をする場合には大きく利をとれる可能性もありますからプロの投資家の手腕が今まで以上に問われるのではないでしょうか。
では、保険契約者である日本の企業や日本国民はどうなるのか。円高の影響は活況のインバウンド消費にはマイナスで観光客によって潤っているホテルや小売り、飲食等の業種に陰りが見え、逆に輸入比率の高い産業はプラスに働くかもしれませんね。その企業業績に給与も連動するわけですから良いところも悪いところもそれなりに影響がでる可能性はあります。個人投資家も株価下落で大きなダメージを被る人も多いでしょう。ま、どちらこに転ぶにせよ、ここしばらくは「不安感」が広がることは間違いありません。
この世の中に「不安感」が広がるところに我々の出番はあると思うのです。
未来のことは誰も100%予測できません。今回のような遠く離れたヨーロッパの出来事は個人の力でどうすることもできません。環境の変化や法律の変更や天変地異など自分一人では抗うことのできないことは山ほどあります。もちろん、だからあきらめようと言いたいわけではありません。だからこそ、主体的に自分でできることは自助努力、自己責任でしっかりと人生設計を立て、それに沿った資金計画や運用方針を様々な金融商品、実物商品、節税対策、助成金活用、経費節減などを駆使しながら少々の環境変化では狼狽えない対策を立てておくことが大事だということです。
自分の周りで何が起ころうとも、自分の人生は自分で創るということです。もちろんそのために様々な情報収集を行い、自ら勉強していくことも必要ですが、やはりここは信頼できるアドバイザーの存在は不可欠です。あなたらしい活き方を応援する、保険も、お金も、人生も相談できるホロスプランニングの将来設計士はきっとあなたの良きアドバイザーとしてお役に立つ存在になるはずです。
結論としてイギリスのEU離脱は日本の保険業界全体にとってプラスかマイナスかはわかりません(すいません)。ですが、常に環境変化はチャンスだと捉えて思考し、行動できる人にとっては今回の世界的大事件もきっとプラスに働くに違いありません。因みに行動経済学者のアリエリー教授によると、運のいい人は、運の悪い(と思ってる)人に比べて圧倒的にトライする数が多く、その中からうまくいかなさそうなことを切り捨てて、有望な道に力を注いでいる人だそうです。チャンス。シンク。トライです。
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