行動あるのみ続編。売上高1500億円、社員数6000名企業の社長突撃訪問記

前回は売上高1兆7000億企業の社長にHPの代表電話からのアポイントで面談に漕ぎつけたブログを書きましたが。→http://kei-horii.seesaa.net/article/428409833.html

今回はユニークな経営方針でも知られる地元京都の製造メーカー。売上高1500億、社員数約6000名を率いる著名社長に突撃訪問することに成功しました。
え?なぜそんな無謀な商談にトライしているのかって?

その理由は。

1.年初に立てた目標「今年叶えたい100の夢リスト」の中にリスペクトする人と仕事をすると決めている。
2.日本を代表する超一流の経営者に直接触れてみることで自分もその領域に近づくスピードを上げる。
3.超一流の経営者に自分自身や弊社の事業がどれだけ共感されるかを試してみたい。
4.シンプルに弊社の提供できる商品やサービスを提供したい。
5.会おうと思えば会えない人はいないということを弊社営業社員に身を持って証明したい。

というところでしょうか。前回は正味の飛込み訪問でしたが、今回はコネを駆使した紹介訪問でした。とにかく「会いたい!」と決めたら手段を選びません。過去にも講演会から名刺交換法やSNS友達申請からのダイレクトメッセージ法、著書読後感想からの面談依頼法など様々な手法を駆使して会いたい人との面談に成功してきました。

写真 2014-08-16 23 30 45.jpg

昨年は小山薫堂さんにブランディングをサポートいただきました 

今回も会えることになり秘書さんに承諾を得たのが1か月半程前、いただいた時間は30分。この30分で何ができるかの準備をしてきました。著書を拝読し、有価証券報告書やホームページを拝見し、もちろん紹介者からもリサーチし、社長の興味関心領域は何か、課題認識は何かを想像しながら資料作成やシミュレーションを行いました。僅か30分間でもこちらが一方的に話すことは有り得ないので(得策ではない)結果的には現場の直感的なコミュニケーションが大事なことは言うまでも有りません。

当日は、受付から案内していただいたのが特別応接室。その部屋は素晴らしくセンスがよく、特に薄暗い照明が絶妙で、書籍にも書かれていましたが人の心を開放できる明るさに配慮され、さながら高級クラブのラウンジのようなのです。そして受付の方が、「社長はこちらに座りますので、どうぞこちらにお座りください。」と指示いただいたその配置が向かい同志ではなく、座り心地の良いソファーに非常に距離の近い直角の配置なのです。そして間もなく社長が現れました。

気さくな笑顔と挨拶で左斜め横約50センチの至近距離に座られます。初対面の方にも緊張感を持たさない配慮に感動しました。そしてこちらも一方的にならないよう配慮しながらも弊社の企業紹介を中心に30分の持ち時間はどんどん消化していき、一つ目のプレゼンは予想通りに刺さらず、もはやこれでジ・エンドかと諦めかけたのですが、「もう一つご提案させていただいてもよろしいでしょうか?」と食い下がり「あと、10分くらいあるけど・・」と許可をいただいたその起死回生?の提案が「ほう、これは知らなかったな。うちもここには課題感を持っているんだ」と関心を寄せられたかと思うと、サッと立ち上がられドアの外に座られている秘書の方に「ちょっと○○君を呼んでくれるか」と直ぐにアクションを起こしていただいたのです。

そして間もなくその部署の責任者の方が来られ改めて詳細のプレゼンをさせていただくことになったのです。普通なら紹介の義理でアポに応え、お茶を濁した対応でやり過ごされてしまうのがオチですが、流石の超一流社長の対応の速さに改めて感動させていただきました。何とか次回約束をいただくことができ、ジャスト30分が終了。

最後に私が、「本来なら直接初対面でお会いすることすら叶わないと思っておりました。本当に今日はお時間をいただきありがとうございました。」と深々と御礼をしたところ、笑いながら「普通は一げんさんお断りなんだよ(笑)」と。その普通ではない対応をしていただけたことが自分の中でも、「とにかく行動を起こしてよかった」と自己肯定感を持つことができたのです。

世の営業パーソンの皆さん。自分が提供できる自社の商品やサービスに自信を持ち、例え自分そのものにまだ自信が無くても、全力で貢献しようとする意思さえあればとにかく行動を起こすのです。断られてもそれは当たり前。でも断られたとしても失うモノなど何もないのですから。あ、それともしそこに紹介者がいるなら商談終了後、ただちに感謝の辞とともにその結果を報告することを忘れてはいけません。紹介者もリスクを張って(信用リスク)紹介した分心配をしてくれているのです。

この突撃訪問シリーズは来年も継続していきたいと思います。

H042.jpg

将来設計士募集中→http://www.holos.jp/employ/orientation-session.html

カテゴリー:日記のブログをもっと読む