ブランド構築とは。札幌一と評判のお寿司屋さんは本当に一番だったのか。

今週月曜は弊社株主総会を無事滞りなく終了しその後東京に移動して先週に引き続き東証一部上場企業の社長さまと商談。翌日も商談、打合せ、そして入社歓迎会を経て一度京都に戻り木曜から1年ぶりに北海道は札幌に渡りました。

実は今週は某生命保険会社の表彰式が札幌で行われていて弊社からも全国の将来設計士たちが大挙して札幌入りをしていたのですが、ワタスは残念ながらその場には参加できず1日遅れで保険代理店協議会主催のセミナーの為に赴きました。

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強者たちの夢の後。一足遅れで思わず記念写真

なにしろ1泊の弾丸出張で時間が無かったのですが、参加しているメンバーが至る所で美味しいものを食べてる写真をfacebookにアップしているのが羨ましくてワタスも「なんか美味いもん食べたい!」という衝動に駆られ、セミナー当日のお昼に思い切って札幌で一番という評判のお寿司屋さんに独りで行くことを決意しました。

グルメの地元民曰く「コスパがイイ店は他にも色々あるんだけど、ここは高くて美味い店。でも一度は行っておいた方がいいよ。」ということで、高いという言葉で若干ビビりましたが清水の舞台からイヤミのシェーッの格好して飛び降りるくらいの覚悟で行くことを決断したのです(シェーッ・・・)

で、そのお店の名前は「すし善 本店」

http://www.sushizen.co.jp/tenpo/honten.php

ところで一番というのは何を指すのでしょう?味でしょうか?値段?サービス?ホスピタリティ?何を持ってヒトは一番と評するのでしょうか?どうせ一番店に行くならそのあたりを是非体感して確かめてみたいと思いました。

因みに開店は11時から。予約せず飛込みで行くので早めに行こうとしたら気負いすぎて11時10分くらい前に現地に到着してしまいました。お店は一戸建ての和風で立派な建物です。これだけで充分一般大衆を威嚇しています(笑)少し待っていると玄関にハッピを着たおじさんがやってきたので「入れますか?」と聞いたら「ご予約はされてますか?」「いえ、予約しないと無理ですか?」「では少しこちらでお待ちを」と待合室に通していただきました。で、待つこと数分「大丈夫ですのでどうぞ。」とお店に通していただくことに(とても丁寧な対応でした)

お店に入ると、ワタスが一番乗り。広々としたカウンター席に一人で座り、職人さんがマンツーで対応いただけるようです。思い切ってコースではなくお好みで握ってもらうことにしました。事前に今はタチ(タラの白子)とシャコが旬だという地元情報を入手していたのでツーぶって「タチとシャコはありますか?」「はい。」「あとお薦めをいくつかお願いします。」てな感じであとは結局任せることに。

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新鮮なネタにひと手間かけた握りはどれも秀逸でした。特に関西ではあまり食べられないシシャモの握りや生いくら、北寄貝。海苔を使うネタの時は修行中?の若い板さんがわざわざ1枚づつ細く切った海苔を奥から大事そうに運んできて花板さんに渡します。トロタク(トロとたくあんの鉄火巻き)はこちらが発祥とのことで元祖トロタクもせっかくなのでいただきました。板前さんの心遣いも中々素敵で、左利きとわかったら置く向きを逆に置いてくれたり、シャリの大きさはこのくらいでいいかと聞いてくれたり、ネタの話しをしていたら別の板さんが本を持ってきてくれたり、もちろん最後は外まで見送ってくれました。

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で、一番店という評価は如何に。

新鮮なネタと価格のコスパだけを追求するなら恐らく穴場的な名店はいくつかあるのだろうと推察します。ただ、味だけでなく、店構え、店内の雰囲気、皿や椀のグレード、職人さんの丁寧な仕事ぶり、店員さんのお茶をつぐタイミングや皿の引き方等総合的な判断で名店は評価されるのではないでしょうか。確かに値段はそれなりでしたが、入店から退店までずっと気持ちよく過ごせてとても満足できた時間と空間でした。少なくともワタスは札幌一番店という称号を与えたいと思います(他に行ったことない(笑))

でもこれで「一度は行っておいたほうがいい」とアドバイスされた店に行ったことで、まず一般的な名店の基準を体験し、今後札幌で評判なお寿司屋さんに行くときはこの基準をベースに比較することができます。これはお寿司屋さんだけでなく、いろんなお店のリサーチをするときに、まずは地域一番という評判のお店から行くことでその地域のレベルや今後の使えるお店の参考にすることができるのではないでしょうか。

以下は日本のマーケティングの第一人者片平秀貴教授(東大)がブランドを的確に言い当てた表現です。
『ブランド構築とは、顧客の頭の中にブランド名義の預金口座がまず開かれ、感動、満足を得た時に入金され、不満、失望を感じた時に出金される。強いブランドを作るということは、多くの顧客の預金口座を企業の活動(チャネルも含む)を通じて増やすことだ』
すし善本店さんは、札幌のお寿司屋さんというジャンルで私の頭の中の預金口座が開設され、預金が入金されました。私の中でブランドが構築されたということですね。弊社も保険や教育というジャンルで顧客の頭の中の預金口座をできるだけたくさん開設し、その口座に感動や満足を提供しながら入金額を増やし預金残高をいっぱいにしていこうと思います。

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