あれから24年。無敵のチャレンジャーの正念場。

3月の思い出。今から丸24年前、1991年3月に私は保険営業マンとしてデビューしました。まだ32歳の鼻垂れ小僧でニックネームはチャチャイ(笑)入社したのが2月1日でその後1か月の研修期間を経ての営業スタート。実は営業というシゴトも初めてでした。新卒で就職した会社では営業経験がなかったのです。当時の支社長からは、

「初月30件やったら支社の新記録なんでがんばってね。」

とソフトにノルマを課されました(笑)「は、はい・・」自信があったわけではありませんがとにかくフルコミッション(完全歩合)の世界に足を踏み入れた不安感から必死で動きました。生命保険営業というシゴトに使命感を持って始めたわけではありません。ただ自分の力で結果を出せばその成果が報酬として返ってくるというシンプルな制度で自分の力を試したかった。もっと単刀直入に言うと収入を上げたかったということです(この仕事に使命感を持ったのはその後です)

結果的にはなんとか30件の契約をいただくことができました。それからマネージャーになるまでは連続挙績(毎週1件以上の契約をいただく)を続けました。このシゴトで成功するにはとにかく行動習慣を作ることが大事だという教えに素直に従ったのです。我ながら諸先輩や上司の教えを素直に実行に移す「イイ子」だったと思います(笑)

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イイ子の時代・・・

それから24年が経ち、当時ボートピープルとして日本語も録に話せなかったタイ人プランナー?がイッチョ前に経営者になり、業界団体の代表を務めているのですから人生はどこでどうなるかわかりませんね。人生は先がわからないから面白くもあり、先を自らの意志と行動で変えられるから更に面白いのがまた人生だということなのでしょう。

保険会社の営業マンだった私はその後まもなく営業所長となり、更にその4年後に支社長になりました。そういう意味では私の保険会社でのキャリアは営業マンの時代より圧倒的に採用と教育を中心としたマネジメントの仕事の方が長いのですが、それから現在に至るまで一貫して意識してきたビジネススタイルは、自らが常に「無敵のチャレンジャー」となること。そして「指示命令しない長老型マネジメントで生産性を上げる」ことでした。前者は端的に表現すると、幾つになっても挑戦し続ける姿勢を見せ続けること。ただしそのプロセスで敵を作らないこと。以下は数年前のコラムで書いた内容です。

『無敵とは敵を倒しながら突き進むのではなく、敵を作らないこと。人間は理屈や正論では、理解はできても所詮感情でしか動きません。遺恨があればそこに負の想念が発生します。負の想念は時空間を越えてその本人も知らないうちに攻撃し、こちらにパワーが不足していると結果的に体調を崩したり、仕事が噛み合わなくなったりとツカない状況を作ります(少し怪しい話ですが・・)ヒトが集まるパワーの源泉はまず「好き」という感情でしょう。人間嫌われたらおしまいということです。「権力」より「魅力」。スキルやノウハウも大事ですが、その前にまず「自分自身の態度や在り方」。こんなヒトになりたい。このヒトと一緒に仕事がしたいと思われること。向かうところ敵無しの、魅力に溢れた無敵のリーダーとなることがワタシの目標です。』

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しかしながら意識しているつもりでもこれはあくまで相手の感情ですので、中々そう簡単にはいかないようです。今保険業界は法改正を来年に控え、大きな変革を余儀なくされています。
(続きは)http://www.holos.jp/index.php?page=lifecolumn_list&menu_year=2015&exptitlename=2015

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