3月8日
今週も講演や講師スカウトキャラバン等色々ありましたがその中でも一番のトピックスは末っ子の三男坊のワタスが齢56で初めて「兄さん」と呼ばれる立場になったこと。
なぜそうなったかというと遂に社会人落語家3年のキャリアを持つホロス亭エロスに弟弟子ができたからです。まだその弟弟子の名前は明かせませんが売上高160億を誇る地位も名誉も知名度もある某優良企業の大社長です。先日東京で開催されたワタスの独演会にも来られ「是非私もチャレンジがしたい」と懇願されワタスもまだ修行の身なので師匠である桂春蝶氏に相談したところ快く引き受けてくれることになり自動的に兄弟子に昇格した次第で。これからその大社長はワタスのことを「兄さん」と呼ぶことになりました・・
兄さん・・・
ところで。
本日はワタスの田舎である三重県の伊賀神戸に行ってきました。母方のルーツがここにあり、親戚がここにある神戸神社の神主をしているのですが、実はかなり由緒ある神社で別名「穴穂宮」と言い、日本書紀にも登場し、第11代天皇、垂仁天皇の皇女、倭姫命が天照大神の鎮座地を伊勢に定めるまでの大和路の巡幸において4年間鎮座された、いわゆる元伊勢神社なのです。
鼻垂れ小僧の頃はそんなことなどつゆ知らず、毎年夏休みにここに来るのが楽しみで神主の伯父さんと近くの川で釣りをしてナマズ汁にして食べたり、神社の境内でテントを張って寝てたら村の人に乞食が住み着いたと勘違いされたりした思い出深い地。最近ではここがヒーリングスポットとして脚光を浴びたりもしているようです。
で、なぜに言ったかと言うとこの由緒ある神社は、一昨年執り行われた伊勢神宮の式年遷宮の翌々年(つまり今年)に、内宮別宮・風日祈宮(かざひのみのみや)の古材を拝領して式年造営というものを行っており、今日はその古材拝領の儀式に呼んでいただいたからです。
ワタスも伊勢のお白石持ち行事にも着た白装束に身を包み、その古材の大柱を「エイサー、エイサー」と叫びながら村を練り歩き神社まで運ばせていただきました。この古材で新たに本殿を造り替え、神様がお引越しをされる正遷宮が11月に執り行われます。
今回ワタスは外のヒトとして参加させていただきましたが、地元の氏子さんたちが20年に一度の一大イベントにお金も時間も惜しまず奉仕されている姿に感動しました。科学やテクノロジーが発達し、ビジネスモデルが根底から変わる世の中ですが、それでもヒトは永遠に神仏の存在を否定することはないのではないでしょうか。むしろその存在がより広く科学的に認知される世界がそこまで来ているのかもしれませんね。
本日有難く神様の精妙なエネルギーをいただきましたので明日からまたお仕事に励む所存です。