10月18日
今週は東京行き新幹線の車窓から富士山の初冠雪を拝ませていただきとてもラッキーでした。ただそこに在るだけで癒しや感動を与える存在はワタスの永遠の目標です。
ところで。
保険業界は今未曾有の転換期を向かえています。あと2か月ちょっとで委任型募集人制度(保険代理店の雇用関係ではなく委任契約の募集人)が業界から消滅するのです。
この影響はお客さまに直結するものではありませんが、代理店経営と募集人には極めて大きな影響があります。代理店経営には大きな態勢整備費用がかかり、募集人は社保負担含め大きく手取りが減少するヒトタチが発生するのです。
実はその中で今募集人の大移動が起ころうとしています。
移動を検討する動きは大別すると二つに分かれます。一つは緩くて安いディスカウントストア型組織への移動。もう一つは高くてて高付加価値を目指す百貨店型もしくは専門店型組織への移動です。前者はサービス機能はほとんどない変わりに控除も少なく(手取りが多い)更にコンプライアンスの意識や仕組みが低い組織で、後者は付加価値メニューや管理システムの導入等生産性向上に投資している分控除率もそれなりに高く、またコンプライアンスの意識や態勢も整えている組織。
弊社は今般の適正化が確定した時から後者の道を行くことを決めているのですが、それでも内心はかなりビビッています。大量の募集人が他代理店に移籍したらどうしようという不安です。実はワタスには過去のトラウマがあります。創業して数年経過し順調に成長していた時、経営方針の違いやワタスのリーダーシップの無さから大量の離脱者を出したのです。その時はマジつぶれると思いましたし、反面残って支えてくれたスタッフやプランナーの皆さんには今でも心から感謝しています。ただ当時のことは業界全体のことではなくあくまで当社内部で発生した事件でしたが今回はスケールが違います。恐らく何万人単位の募集人が潜在的に移籍を検討し、何千人単位の募集人が自らの価値基準で代理店を選択し移籍していくことでしょう。そして「魅力無き代理店」は委任型募集人の消滅に伴い代理店自体も消滅の憂き目に合うものと思われます。
流通業が業態(ディスカウントストア、専門店、量販店など)特化して来店してくれる消費者を選別しなければ経営的に生きていけないように、我々も全ての募集人の価値観を包括して受け入れられる組織作りは命取りになります。果たして弊社の進むべき方向を受け入れてもらえるのか・・みんなが受け入れられずにかつてのように、いやそれ以上に組織を離れていかれたらどうしよう・・そんな思いが頭をよぎり胸が締め付けられるのです。
ただその反面。
年明けからの新しい時代の幕開けに得も知れずワクワクしている自分が臆病者の自分と表裏一体で共存しているのです。このワクワク感は「最後は必ず弊社が選ばれる」という信念とそちらに進めという直感とそしてそれだけでなくそれなりの今実感できる根拠もあるからです。なぜならビジョンを定め、コンプライアンスを強化し、態勢を整えることは、お客様からの信頼を得ることもさることながらその姿勢や客観的事実はステークホルダー(株主や金融機関や保険会社)や提携先企業の共感を得れるのです。特に弊社よりもはるかに大きく信用力もある企業からの評価が得られ、ダイナミックなプロモーションや共同市場開拓や他社にはできそうもない付加価値サービスの共同開発を侵攻できるからです。ワタスはこれからの保険ビジネスは個の力(優秀な募集人の営業力)だけではなく総力戦
(組織と個の力を結集する)で顧客に貢献するところしか選ばれないと思っています。
恐怖感と高揚感、つまりビビりながらワクワクする気持ちはスカイダイビングで飛行機から飛び出す直前や(怖くてやったことないけど・・)
ビッグウェイブが迫りくる直前のサーファー(膝くらいしか乗ったことないけど・・)のようなものかもしれませんね。
そんな感情とずっと付き合いながらも、お客様や何より社員の倖せを信じて前進していくことを喜びとするのが経営のシゴトなんだとワタスは思うのです。
だから共に前進していこうではありませんか。
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