9月18日
もう13年も昔の話ですが。
ワタスは10年お世話になった某カタカナ生保を退社し起業しました。退社時は支社長職でしたがそれでも収入はフルコミッション(完全歩合)。普通に年収で毎年1千万くらいは上下にぶれる世界でした。ですが食えなくなって辞めようと思ったわけでは決してありません。
若い・・・
起業を決意した理由は色々あるのですがそれなりに公表しています。一つはこれからの保険業界は複数の保険会社の商品バリエーションから最も顧客ニーズに合ったプランを組み立てて提案する「乗合」が主流となると思ったこと。もう一つは根底的には元々独立志向が強かったこと。更には保険流通も一般流通のように顧客に近い川下が大きくなって業界への影響力を持つことでより顧客志向に近づけること。
そして更にもう一つは。
顧客との長い信頼関係をベースに活躍する優秀な保険プランナーは保険営業以外でも顧客の役に立てる潜在的な可能性を有している、と思ったのです(その結果として弊社プランナーは企業研修講師としても活躍しています)
その中で実はワタスが当時最も関心がありながら最も難易度も高いと思ったのが保険プランナーの「医療」への関与でした。なぜなら生命保険を扱う我々は否応なしに顧客の「病」や「死」と向き合います。大病を患い仕事を辞めざるを得ない人や一家の大黒柱の死によって経済的にも精神的にもダメージを受ける家族をたくさん見てきました。もちろんそんな不測の事態に直面した時の経済的不安を取り除いてあげるのが我々の使命です。ただ、それを突き詰めていくと誰もが望まないその事態をいかにそうならないように関わることはできないかと思ったのです。保険プランナーがその役割を担える存在になれないものかと思ったのです。
現在の医療機関は構造的に病気にならない人が増えると事業は成り立ちません。残念ながら一般生活者の想い(病気なんかにならずに元気で長生きしたい)と病院の利害が一致しないのです(もちろんなった人への早期発見早期治療の社会的意義は大いにあります)反面保険ビジネスは病気にならない人や死ぬ時期が遅くなるほど事業は儲かる構造ですので一般生活者との利害は一致するのです。そういう意味では保険プランナーという存在価値は最終的な保険金支払いは当たり前ですが、いかに病気やその延長線上にある死を徒に早く招かないような「予防医療」のアドバイスができる存在になることでもっとお役に立てるのではないかと思ったのです。ですがその専門的知識の修得やそもそも収益モデルとして成り立つのかという課題がありました。ですので「想い先行」でずっと実行フェイズには無かったのです。
ですが。
その13年前の「夢」が遂に現実に向かいだしました。2年程前に出会った予防医療のスペシャリスト金城実先生との取組みが遂に形になったのです。この度「一般社団法人予防医療協会」が立ち上がり、認定資格制度として「予防医療診断士」なるものができたのです。実は昨日と一昨日は日本初の資格取得講座が開催されワタスもその資格取得をしてきました。なんと英名では「Holistic Care Consultant」。HOLOSの語源と同じです。
予防医療診断士のミッションは「日本の予防医療をリードする人材になる」こと。
予防医療診断士のビジョンは「元気な高齢者で日本の未来を明るくする」こと。
そして目的は「実践予防医療のための正しい知識と実践方法を学ぶ」こと。
今のところ保険業界では弊社将来設計士のみが保有できる資格。
我々はせっかく立てた夢あふれる将来設計の最大リスクである「健康」をもサポート領域に入れることで更なる顧客貢献をしていくことをたくらんでいるのです。今後この新しい「武器」をセミナーや個別コンサルでお披露目していくことになりますがまずは自ら実践者となり「こんな元気で若々しいおじいさんになるにはどうしたらえーんやろ・・」と思われるおじいさんになりたいと思います。
ワタスはこんなおじいさんになりたい・・・
こんなおじいさんにはなりたくないが将来設計士にはなりたい方は↓
http://www.holos.jp/employ/orientation-session.html