5月3日
GW初日。
家で仕事してたらだんだん煮詰まって来たのでクールダウンに毎年恒例の高槻ジャズフェスティバルにちょこっとだけでも行ってLIVEを聴いてSWINGしようと出かけてきました。
ワタスは元来文化的趣味に乏しく楽譜も読めなければ楽器もろくに弾けません。高校時代にフォークギターをかじりましたが簡単なコードで挫折しましたし大学時代にはウケのみを狙ってウクレレを買って牧伸司のモノマネをしていた程度です(完全に音楽を舐めてます・・)
でもjazzって格好イイですね。実はワタスの今年の目標の1つにピアノの弾き語りがあるのですが、サックスも死ぬまでに1曲くらいは吹けるようになりたいものです。
ところで。
昨日久々にお会いしたお客さま(仮にTさん)がいます。ワタスが20代の頃からの取引先の経営者で手広く事業をされていました。某生保会社の営業パーソンとして転職した時も快く契約をいただき、独立後も経営者の大先輩として事あるごとにアドバイスをいただいていました。
実はそのTさんは数年前に事業が破たんしご本人も自己破産。債権者の手前もありしばらくは隠遁生活をされていたのですがそのTさんが会社を訪ねてくれたのです。Tさんはワタスより少し年上ですが、至って元気で。
「元気ですか?」
「お蔭様で。今は個人事業でなんとかやってますよ。」
「へえ、でどうなんですか調子は?」
結構大変なんかと思いきや。
「いやぁ、気楽でいいですよ~。ノーストレスです。お金の心配も社員に気を使うこともないし一人で食うくらいなら何とかなりますよ。」
「そうですか。それはヨカッタですね~。」
「堀井さんは結構会社も大きくなって大変でしょう?色んなことに気を使って・・」
こんな会話から始まりよもやま話をひとしきりさせていただき元気に帰られました。そしてその後姿を見送りながら少し自分を振返ってみたのです。
起業して13年、お蔭様で潰れることなく会社もそれなりに大きくなった。確かに企業を成長発展させていくために借金をしたり連帯保証人になったりと金銭的リスクを背負うし、社内人事や組織内人間関係を気遣ったり内部からも外部からも経営手腕に対して批判を受けることもあるので精神的ストレスも抱えるし、もちろん24時間365日仕事のことで頭の中は支配されています。
でもしかし。
まだ自由なピンの立ち場でビジネスをすることに心が動くことはありませんでした。かと言って今の立場を守りたいと言う執着心があるわけでもありません。むしろワタスよりこの会社を成長させてくれるヒトがいるなら潔く身を引くつもりでいます。で、何が頭の中に浮かんだのかと言うと。
一度挫折しても幾つになっても考え方次第でどこにでも倖せは見つけられるものなんだということ。
その上で。
・今の仕事を天職と思い、とにかく今ここに一所懸命になること。
・もちろんすべて順調にいくなんてことは無いので、度々訪れる壁や波は更に成長できる機会と捉えて乗り越えること。
・できるだけストレスにフォーカスせずやりがいや喜びにフォーカスして仕事をすること。
・運を引き寄せるために常に笑いを忘れず自分の考えや価値観が決して正しいと思わないこと。
・それでも上手くいかない時は次のステージが来たのだと明らめて潔く身を引き、その後の仕事もまた天職と思うコト。
・人生って最期はミンナ死ぬというオチがついているのだからそのオチを面白くするための壮大なネタづくりだと思って、日々愉しく活きること。
人生最期は最倖のオチで周りのヒトタチが笑い転げながら拍手してくれるようなネタづくりに励みたいと思います。
落語会の申込は→https://fphoken.jp/mielca_holos/PublicSeminar.aspx?gId=1&sId=1&eId=199