半沢直樹の影響力恐るべし。就活生はあのドラマのどこに着目しているのか

8月28日
昨日は来年2014年4月に新卒定期採用1期生として入社予定の就活生への研修及び懇親会でした。
内定を出してから暫く間が空いていたので、ちゃんと来てくれるか若干不安でしたが無事4名全員が遅刻することなく集合していくれて一安心。
で、今回はどんなプログラムで進行するかを考えたのですがやはりここは一方的にコチラからレクチャーするのではなく彼らの今の物理的心理的状況を鑑みたディスカッションの場を設け、自らアウトプットすることで自身で気づきを持って帰ってもらった方がイイのではと思いグループディスカッション中心の内容で行うことにしました。
そのテーマは「社会人になる上での不安と期待」
4回生の彼らは泣いても笑っても喜んでも怒っても悲しんでも叫んでもチビっても学生生活はあと7か月です。基本その後の約40年はハタラク人生が待っている訳です。結婚を控えた花嫁がマリッジブルーになるように、退職を控えた企業戦士がリタイアメントブルーになるように、就職を控えた学生がワークブルー?になるという話しも聞こえてきます。
それにしてもニンゲンは自由な独身時代から夫婦生活という縛られる?関係になることでブルーになるかと思えば、縛り付けられていた組織からやっと開放されて晴れて自由の身になることでブルーになるという、ほなどうせぇっちゅうねんというくらい難しくも煩わしいイキモノですね(笑)
既に30年以上前のワタスの学生余命6ヶ月の記憶は昨日の晩ご飯のおかずすら思い出せない程海馬中枢と前立腺がイカレているワタスにとってはもはや忘却の彼方ですが、それでも何となく悔いなき学生生活をエンジョイしようと、クラブ活動を引退した後は沖縄に行ったりアメリカ西海岸に行ってイチビッテたように思います。
また、ワタスの場合当時はアホでしたから(今も?)就職先は給料とか安定には目もくれずどうせなら好きなことに関わったシゴトをしたいとスポーツ業界に入社したこともあり、ブルーになるという感覚はあまりなかったように思うのですが、それでも「これから先もう学生時代のように面白いことなんてないんだろうなあ」とも感じてたことも事実です。
で、今回彼らにディスカッションをして貰うと色々でてきました。
不安要素で特に面白かったのは「人間関係」。半沢直樹のドラマのように上司が部下を陥れるようなオドロオドロしいことが本当にあるのか、というような質問も含めてやはり人間関係にはそれなりに漠然とした不安を抱えているようです。確かにあれほど極端ではないかもしれませんが、出世競争、プライドのぶつかり合い、嫉妬、愚痴、陰口悪口等が蔓延する組織が多いのも事実ですし、いつの時代も退職理由の筆頭は待遇面ではなく人間関係ですし、半沢直樹の胸をすくような言動と行動がこれほど脚光を浴びるということは、脇を固めるどうしようもない上司達を現実に在する上司達とかぶらせてスッキリしているサラリーマンが多いと言うことなのでしょう。
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希望面はやはりお給料を貰えることで得られる「生活レベルの向上」。特に女性陣はファッションとか美容にお金を使ってもっと綺麗になりたいという願望が強かったです。でも自立して親孝行がしたいという当時のワタスでは思いもつかなかった天晴れな意見も出たり、広い視野が持てるというような成長意欲もちゃんと表明できていましたね(エライエライ)
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そして全体を通して感じたことですが。
企業が彼らを迎えるに当たり、まずもって4月までに心がけることは極力彼らの不安要素を減らし、期待要素を大きくすること。今回のディスカッションでも、希望要素の多くはお給料を手にすることで得られる対価でした。これだけならどこで働いても同じ、当社で働くことへの希望ではありません。でも本当はシゴトそのものへのやりがい、シゴトをお金を得るための手段として考えるのではなく、シゴトそのものがいきがいややりがいや愉しみになり、学生時代にやっていたサークルやクラブや勉強より面白いと思えることです。
今年度は就活セミナー等でシゴトそのものに対する考え方や価値観をかなり強調して伝えてきたつもりでしたがそれでもまだまだワタスの伝え方が甘かったと反省しています。彼らが正式に入社してくるまでに彼らの頭の中を期待に満ちた状態にし、もちろんその後その期待通りの、いや期待を超える組織にすることを目標にしたいと思った次第です。
世の中の経営者の皆さん、半沢直樹がヒーローにならない組織作りをしていきましょう(笑)

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