悔しさと嬉しさの狭間で明らめていくことが経営者の成長なのか

3月21日
現役のトップアスリートが体力の衰えから引退し指導者への道へ転向する時。
恐らくその時は寂しさや悔しさが入り混じりながらもその現実を認めて、今まで自分の人生を捧げてきたそのスポーツに貢献することを社会的使命としつつ、自分の培ってきたノウハウを活かすということ、そして何よりそのスポーツが好きだという理由から指導者への道を選ぶのでしょう。
また、かの剣豪宮本武蔵やブラジリアン柔術のヒクソン・グレイシーなどの卓越した武道家の引き際は結構あいまいというかアスリートのように引退セレモニーをするわけでもなく、ひっそりと勝負の世界から隠遁生活に入るケースが多いのではないでしょうか。自らの気力や体力の衰えから体力の漲った若者にはもはやガチでは勝てないことを悟り、寂しさと悔しさを感じながらも指導者となったり書を遺していくのでしょう。
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もちろんワタスはトップアスリートでも卓越した武道家でもありませんが。
ビジネスの世界ではプレイヤーとマネージャーの関係に似ています。
実はつい最近のコトですが、某大手金融機関の研修講師を久しぶりに務めた折り、少し似たような気持ちを味わいました。
8年前に不肖ワタスが講師として切り拓いた超大手企業です。最近はワタスの登壇機会はもっぱら減り、当社の優秀な講師にその立場を譲っていたのですが、今回は受講者の人数が多かったためワタスにもお呼びがかかり都合5名でその研修に臨みました。
その企業様は研修終了後に必ず受講生にアンケートを取り、点数化されフィードバックされるのですが、我々の点数は極めて高得点で、人材開発の方からも期待値を超え感動したと素晴らしい評価をいただきとっても嬉しかったのですが。
その反面、ワタスの評価はその5名の中で比べると下位に甘んじてしまいました。
同じプログラムを複数の講師で行い、受講生に評価されるということは講師自身の評価が出るということですので、つまり相対的にワタスの評価は他の講師陣に比べて低かったということになります。
この事実を冷静に経営者として判断すると、私がいなくても現役の講師陣が育ってきたのでとても将来が明るい。ようやく企業としての体ができつつある、となります。
芸能プロダクション然りですが、看板講師が1枚や2枚でなく、3枚4枚、10枚と多ければ多いほどそのプロダクションが強いのと同じなので、ここまで若手講師陣が評価されてきたことは本当に嬉しい限りなのですが。
これがプレイヤーとしての立場になると「まだまだ若い者には負けない」と思いこんでいたら、知らないうちに体力が衰え、試合数を重ねてきた現役プレイヤーに負けてしまっていたという事実に気づいた、ということになります。
実はこう見えても(どう見えてるかわかりませんが・・)本性はかなりの負けず嫌いで。
歌って踊って役者もできるお笑い芸人の如く結構マルチプレイヤーとして営業でも講師でも現場での実績は常にトップを走っていたいという気持ちが強いイヤな野郎なだけにこれはワタスにとっていささかショックな出来事だったのです。
でもここは明らめて(明らかに認め)
潔く負けを認め、そして回を重ねるごとに成長してきた講師の皆さんに敬意を表し、営業にしても講師にしてもこれからの世代にどんどん任せていくことがワタスの次のステージなのでしょう。
もし機会があれば。
その時の心境を宮本武蔵(霊界通信で)やヒクソン・グレイシー(まだ誰にも負けないと言われるかも)にインタビューしてみたいと思います。
でも次あればそれはそれなりにガンバってしまうんやろな(どっちやねん・・)
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