仕事の流儀を考える。君はこの質問にどんな答えを返すのか。
仕事の流儀を考える。君はこの質問にどんな答えを返すのか。

三連休の最終日。といっても昨日一昨日は会議だったので実質は今日一日の休日。といっても明日からは週末まで東京でかなりDEEPな仕事が詰まっているためゆっくり家で休養することにしました。といってもこうしてブログは書いているのですが。


ところで。


今朝のNHKで再放送されていたプロフェッショナル仕事の流儀「イチロースペシャル2012 240日の記録」観ました?


その最期のシーンでナレーターが。


最後にこう尋ねた。


「これからイチローはどこに向かうのか・・」

そしてこの質問に対するイチローの答えは。


「野球選手としての死が着実に近づいていく。その時間と闘う時間になると思う。それを笑ってその瞬間を向かえたい。というかそんな時間にしたい。うん、笑って死にたい・・かな。」

イチロー選手40歳。プレイヤーとしての寿命はもうそんなに長くはないでしょう。死期を目前にむかえて語る心境には心を打たれました。弛まぬトレーニングを行い、修行僧のように自己管理を徹底するイチロー選手、ナレーターの質問に対して答えをだすまでの「間」は頭で答えをだすのではなく常に内なる自分を内観し、感じながら答えを見つけているようでした。


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ワタスは今年で55歳。イチロー風に表現すると。


「経営者としての死が着実に近づいていく。その時間と闘う時間になると思う。それを笑ってその瞬間をむかえたい。というかそんな時間にしたい。うん、笑ってしにたい・・かな。」となります。


ただ、プロ野球選手は打率が下がれば球団からお払い箱になるという宿命を背負っているので自分で決められるとは限りません。では経営者はどうでしょうか?まず倒産させれば一旦はジ・エンドですね。復活はできますけど。雇われ社長なら株主から経営手腕を問われて解任される場合もありますのである意味プロ野球の世界に近いかもしれません。問題はワタスのようにオーナー系社長で普通に会社が存続しながら、大病で引退を余儀なくされるわけでもなく、肉体的にも能力的にも差ほど衰えを自覚していない状態でイチロー的表現で言う所の死(リタイア)をいつ決断するのかというところです。


ま、その答えをこのブログで出すことはできませんが。


もし今ワタスに「これから堀井計はどこに向かうのか・・」と問われたら。イチロー選手のように「間」をおいて心の奥で感じてみて、そして出てきた答えが。


「まあ、運命に逆らわず淡々と頼まれごとを引き受けていくっていう感じかなあ。そやからどこに向かうのかて聞かれても自分でもようわからんなあ。幾つになってもどんな立場になってもその時やりたいと感じたことを愉しんでやっていけて、その結果がちょっとでも世の為ヒトの為になるんやったらなおえーやろな。それと最期はイチローと一緒でやっぱり笑って死にたいな。仕事の死(リタイア)はいつか自分で決めんとあかんけどホンマの死はいつになるか予測はつかへんので笑って死にたかったら毎日笑って生きることやなあ。」

残念ながら、「間」を置いて心の中から出てきた答えはイチローのような引締まったものではありませんでした。


さあ三連休の最終日。今からの時間を今週末の某保険会社支社長向け研修の準備と社員の披露宴で頼まれている落語のお稽古に当てたいと思います。


これからあなたはどこに向かいますか?

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