黒か白か。あなたが人生最期に置くチップは何色か

2月5日
去る2月1日と本日5日の2回に渡り「終活をはじめよう~エンディングノートで生前準備~」セミナーを開催しました。
終活とは(自分の)人生の終わりのための活動の略で就活や婚活の派生語。終活は人生の最期をより良いもの(=自分の理想的なもの)とするために事前に行う準備のことですが。
最近ではすっかり市民権を得たのか両回共満員御礼という反響ぶり。
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特にこの度「一般社団法人幸齢者支援ネットワーク」を当社と会計事務所、司法書士事務所が共同で設立し、それに弁護士先生も加え、高齢者(歳を取った人の総称)を→幸齢者(幸せに歳を重ねたヒトタチの総称)になっていただきたいというコンセプトの支援組織を立ち上げたことが功を奏したようです。
税理士(川端先生)、司法書士(藤巻先生)、弁護士(南先生)、1級FP技能士(ワタス)がパネラーとなりそれぞれの専門分野でエンディングノート作成を切り口にしながら相続や争続にまつわるノウハウを解説していきます。お蔭様で質問や個別相談もたくさん受付させていただきました。
ところで。
高齢化の道をまっしぐらに走る日本ですが一昔前なら60歳を過ぎれば「ご隠居」「お年寄り」「老人」、ちょっと前では「熟年」「シニア」「アクティブシニア」などと呼ばれてきましたが。
今最も粋な呼び方は「グランド・ジェネレーション」と言われています。
これはワタスの敬愛する放送作家の小山薫堂さんが提唱された呼称です。小山さんは一昨年、音楽プロデューサーの松任谷正隆氏の還暦パーティーに携わった際に、松任谷氏を見て「この人に『シニア』という言葉は似合わない」と感じた とのこと。
そこで、センスがあり、知識や経験も豊富で、財産の蓄えもそれなりにあるパワフルな団塊世代に対して新たな呼称を考えてみたくなった小山さんは、「グランド」という表現を思い付いたのだそうです。
「グランド」という言葉は「最高位の」という意味。グランドピアノ。グランドキャニオン。グランドセイコー。グランドという言葉が頭につくだけでどことなく下の言葉が輝いてくるから不思議ですね。だから最も偉大なる世代の呼称を「グランド・ジェネレーション」略すと「グラジェネ」「G.G」。
呼び方を少し変えるだけで、この世代に突入するのが愉しみになってきました。
そしてそのグランドな世代をどのように活き、どのように往くかをちゃんと考え、自分のためにも愛する家族や仲間のためにもしっかり準備しておこうというのが「終活」だということになるわけです。
オセロありますよね。あの占い師に洗脳されたオセロではなくゲームのオセロ。白のチップと黒のチップを盤上で挟みながら自分の色が多かったほうが勝つゲームのことです。
色にイイもワルイもありませんが、仮に白がヨクて黒がワルイとするならば。人生をオセロに例えてみるとするならば。
ハッピーバースディ。生まれた時は誰からも祝福されます。これは明らかに白チップ。その後の人生の節目にもハッピーウェディングやハッピーリタイアメントがあるでしょう。これも白チップですかね。でも長い人生の中では挫折、別れ、倒産、破産、病気など辛かったり悲しかったり、できることなら消してしまいたいような過去、いわば黒チップと言っても過言ではない出来事もたくさん経験していきます。
だから。
最期に白チップを置くことができたら。ハッピーバースディの白チップに始まり、ハッピーエンディングの白チップで終わることができたら、挟まれた黒のチップは全部白に変えることができるのです。
あなたは人生最期のチップに何色を置きますか?
これからも幸齢者支援ネットワークはグラジェネの皆さまに人生最期の白チップを置くお手伝いをしていこうと思います。
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受付窓口→http://l-club.jp/e-lifeplanning/lcafe.html

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