第3の案。お互いに考えたことのない解決策を探してみないか?

スティーブン・R・コヴィー博士の著書「第3の案」をほぼ読了しました。
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帯には。


『「7つの習慣」から16年、ここに「第3の案」という大きな果実を生み出した。二者択一では問題は永遠に解決しない。すべき選択は「第3の案」だ』と。


文中には第3の案を「シナジーを起こす」という表現もされているのですが、とかく職場や学校や家庭や社会において何かの判断が必要な時、勝ち負けや正誤や闘うか逃げるかという二者択一での選択を求められるもの。


コヴィー博士はその局面において第3の選択があると提唱されていて、その第3の案に到達するためには、まず自己認識し、自分とは全く異なる他者の視点をできるようにならなければならないと。

これがシナジーに向かう第一歩であり、第3の案を探すパラダイムであると説かれております。


また、そのシナジーを阻む大いなる壁があり、それは傲慢でありプライドであり、更にそれを3つに分類すると「GET」という要素に分類されると。

GはGAIN(利益→私個人の利益、私が稼いだもの、私が得てしかるべきもの)

EはEMOTION(感情→不安、恐怖、マイノリティ)

TはTERRITORY(テリトリー→縄張り、私の部下、私の予算、私の専門知識)だということです。


確かに企業の合併や組織の統合、部署間の調整など身近なコミュニケーションにおいてもGETという要素が成長を阻んでいる状況が間々あると感じます。コヴィー博士はこの本の中で組織や学校、家庭、社会などの分野の実例を数多く引用しながら二者択一でない第3の選択をすることで真のシナジー(1+1=3以上)を起こすことが必要だと。


で、そのシナジーに到達するステップを4つのプロセスに分類。


まずは質問のステップ。第3の案を探すための質問。対立の場面であれ、創造的な状況であれ、ある質問をきっかけにして全員が自分の立場を離れ、あるいは先入観を捨て、第3の案の創造へ向かって動き出すこと。
その質問がブログのタイトル、

「お互いに考えたことのない解決策を探してみないか?」

です。


第2のステップは、「成功基準を定義」する。全員にとっての成功がどのようなものかを説明する文を書く、あるいは成功の特徴をリストアップする。


そして第3の案を創造する。創造へのガイドラインとして、遊ぶ、ゲームであることを全員が踏まえる。是非の判断をしない、絵や図で表現したり数を優先したりとブレーンストーミング手法を活用する。


最終的にシナジーに到達する。注意点は妥協とシナジーを混同しないこと。妥協は満足を生むが喜びは生まないと。妥協は全員が何かを失い、シナジーは全員が勝利するのだと。


日常生活や職場でも頻繁にある様々な意思決定の局面において、この第3の選択をすることで対立から共同創造を生み出し、結果飛躍的な成長が実現することが有り得ることを学ばせていただきました。


恐らく営業現場においてもネットの普及で自らの意志で比較検討から購入を決定することが主流になりつつある今、リアルな営業パーソンの存在価値はセールスパーソンと顧客との関係において一歩的に商品メリットを提案するスタイルではなく、第3の選択を提案しシナジーを起こすコミュニケーションができるヒトしか生き残れないのではないでしょうか。


ワタスも取りあえず明日のお昼に「今日はカレーを食べたい」と「今日はラーメンの気分」が対立したときに「お互いに考えたことの無い解決策を探してみないか?」と問いかけてみることにしようと思います(笑)


あ、この本はかなり分厚く文字数も多く、かつ訳本なので少し読み辛かったですが何といってもあの7つの習慣のコヴィー博士の著作ですから、俗にいう世のリーダーと言われる立場のカタガタは目を通して損は無いと思います。

 

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