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https://diamond.jp/articles/-/303129
『生保の優良代理店に業界が“お墨付き”、金融当局も注目する「業務品質評価制度」の行方』
予てからワタシもこのブログで度々書いている「業務品質評価制度」の記事がアップされました。
いわゆる乗合保険代理店のミシュランガイド化です。
まずは初年度のエントリーが5月9日で締め切られました。ダイヤモンド誌によるとエントリーされた代理店は54店とのことです。
因みに国内の生保乗合代理店は約22,000社もありますからエントリーした率は約0.25%ということになります。お前はどうしたのかって?
もちろんエントリーしましたよ!
遡ると弊社は2015年委託型募集人の適正化から保険業法改正にかけての乗合代理店の大転換期において「王道」を行くことを決めました。「王道」とはなんじゃらほいですが、要は変な法の抜け穴を突くような潜脱的手法でこの難局を乗り切るのではなく、真っ当な方法でクリアしていこうと決めたということです。会社としても相当な費用がかかりますし、歩合型募集人の報酬制度も根本的に見直しをする必要がありましたから、大量離脱も覚悟の上の決断でした。
その後数年は赤字は覚悟の上でしたので、銀行からは借りれるだけお金を借り、それでも不足する分は思い切った増資も行いました。もちろんできる範囲(手持ち資金)でお茶を濁しながら体制整備を進めるというやり方もあったかと思いますが、弊社は乗合保険代理店のパイオニア的存在であり保代協の理事長という立場を鑑みれば、そこに妥協するという選択肢はワタシにはなかったのです。この価値観に共感してもらえる募集人集団で強い組織を作れれば、きっと弊社はまた成長軌道に乗せることができると言うほのかな自信もありました。
そんなこんなで。
今回も迷いは1㎜もありませんでしたし、恐らくその想いを汲んでスタッフたちも前向きに受け止めてくれたのだと思います。
そして正式には4月の取締役会議にて合格に向けての準備を進める意思決定を行ったのですよ。
因みに社内には業務品質基準合格プロジェクトはそれより前の3月14日に発足されていました。メンバーは主に品質推進本部と総務人事部を中心とした管理部隊を中心に組成されています。
各社ともこれから審査基準合格に向けて150項目をクリアするためにかなりハードな準備を進めていく必要があるとは思いますが、それは弊社も同様です。既に5回PJミーティングがなされましたが、現時点でも残課題はまだそれなりにあるようです。
え?あるようです?
オマエはそのメンバーに入っていないのかって?
はい・・ワタシはその実務レベルの会議には参加しておりません(恐らく役に立たない・・)
でもしかし。
まったく何もしていないわけではなく側面支援として社内啓蒙活動はしております。業務品質を更に上げるということは、もちろん直接募集人の日常業務に影響することになります。表現は微妙ですが、営業活動をしていくうえで今まで以上に業務負荷を与えることになるわけです。それを募集人がポジティブに捉えてくれるかネガティブに捉えてしまうかは伝え方次第ということです。
でもって、まずワタシは4月7日の全国オフィス長会議でオフィス長めがけて今回の主旨説明を行い、その後5月9日にはオフィスミーティングにて全募集人に弊社が取り組む意義、スタンスについてを語ったのですよ。
基本コロナ禍以降月木のオフィスミーティングはすべてリモート対応。
ワタスの出番は滅多にないのですが、完全に存在を忘れられるのも寂しいのでたまに登場しています(笑)普段はスピーカーは報告共有資料を画面に出しながら話すことが大半ですが、今回ワタシは紙芝居方式でやることにしました。
その理由は。
今回は合格に向けての想いを全面に出すことが重要でしたので、PC画面全面に出された資料とサブ画面にスピーカーの小さな顔という構図では想いが充分に伝わらない可能性があると思ったからです。
画面越しと言えども、その表情や手振り身振りを全画面に出して伝えた方がより想いが伝わり、共感力が高まると思ったのです。
ともすれば。
顧客本位の業務運営方針でも言えますが、上層部で意思決定したものを録に周知せず事後報告的に現場に降ろすような進め方、いわゆる「仏作って魂入れず」状態では意味をなさないものになってしまうことが多々あるわけです。
どうせやるなら。
「全員で合格に向けて協力していこうぜ!」
とか。
「もちろん現場でやることは増えるだろうけど、やっぱり初年度に合格するのがホロスだよね!」
という想いを共有してチャレンジすることに同意して欲しかったのですよ。
ここでの内容の詳細は割愛しますが。
細かな審査項目の説明ではなく。
審査費用と多額のシステム投資と人的労力をかけて合格する意義は何か、とか。
我々が敢えて初年度に合格する価値は何か、とか。
生保協会のHPに掲載されるだけでなく、そこからもたらされる数々のメリットの可能性は何か。とか。
定性的な話しが中心で、元々15分の予定が25分と調子に乗り過ぎてかなり時間オーバーとなりましたが、途中で画面から落ちるヒトもほぼ無く結構ちゃんと受け止めてもらったようです(多分・・)
敢えて時間超過してでも伝えたかったことは。
審査に合格し代理店として高品質のお墨付きを貰っても、目の前に座っていただいたお客様が感動してくれるとは限らないということです。
これは。
大切な記念日にミシュラン三ツ星レストラン(審査合格代理店)に入ったけれども、目の前のシェフが出す料理が不味ければ却って期待値とのGAPが大きく失望感が増してしまうことと同様です。もちろん品質基準の中に顧客対応という項目が有り、募集人教育のレベルが問われるわけですが、それでも金太郎飴のような、ロボットのような対応で平準化できないのがある意味ヒトが対応する価値でもあるわけです。
だから。
審査に合格することで更にシェフ(募集人)は三ツ星の名に恥じぬように腕を磨く必要があり、個々がそれを自覚したうえで前向きに今回の取組を受け止め、顧客感動品質を上げるきっかけにして欲しかったのです。
それこそが。
「ホロスプライドなんじゃないのくぁぁぁぁーー!!!」と伝えたかったのですよ(笑)
ということで。
合格への道のりはまだ少し先ですが、粛々とプロジェクトは進めていく所存です(ワタスはただ見守るだけですが・・)
MAY I HOLOS YOU?
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