募集手数料基準の統一化。果たして日経新聞の記事は本当なのか。
募集手数料基準の統一化。果たして日経新聞の記事は本当なのか。

仕事始め

結構長かった年末年始休暇が終わり、今週6日月曜はほとんどの会社が仕事始めだったのではないでしょうか。休み過ぎてもう仕事に行くのが嫌になってしまった人もいれば、ようやく家族サービスから解放されて嬉々として仕事に臨む人もいるでしょう。因みにワタスは完全に後者です(笑)

令和2年も恐らく京都と東京を毎週往復プラス地方行脚の1年になると思いますがそこに志事がある限り、ここに命がある限り、全国津々浦々どこにでも馳せ参じるつもりです。

そんな中、仕事始めの1月6日に飛び込んできた日経新聞の記事が、

「保険ショップ販売適正に 生保、手数料基準を統一」

です。

日経記事の真否

以下抜粋ですが。

「生命保険各社は乗り合い代理店に支払う販売手数料に関する業界共通の基準を取り入れる。医療保険など複数の保険会社の商品を扱う代理店では、保険会社から支払われる販売手数料の多寡によって販売する商品が左右されるとの懸念がある。各社が加盟する生命保険協会で代理店の評価を統一し、過度な販売促進を是正する。代理店経由の保険契約が増えるなか、顧客の意向に沿った販売を徹底する。」

「各社で評価がばらつきやすい業務品質について業界共通の基準づくりに取り組む方針だ。」

「保険契約の継続状況や苦情の発生、業務効率など代理店を評価する業界共通の「物差し」を決める。評価の目線をそろえたうえで、生保各社が共通の評価をするための運用方法を詰める。実際の運用は21年以降となる公算だ。」

「乗り合い代理店に支払う手数料について、金融庁は今年度の行政方針で「比較推奨に偏りが生じないよう、合理的なものとしていくことが重要」と課題に掲げる。」

保険業界の方は今更ですが、保険業法改正以降「顧客本位の業務運営方針」が重要視されるようになりました。その一環で今までは「販売量」により手数料が決まっていたものに「質」という基準を導入する必要があるということになり、保険会社から支払われる販売手数料が基本手数料と品質手数料という2つに分かれました。そしてこの「品質」をどのような指標で測るかというところが保険会社各社のさじ加減というか物差しが各社の独自基準なので結果結構バラバラだったわけです。

で、この基準に基づいて顧客接点を持つ乗合保険代理店サイドが品質を上げようとすると、物凄いたくさんの項目の品質基準をクリヤしなければいけなくなり(10社乗合をしていて1社あたり5つの品質基準なら50項目)、顧客からみた品質(募集品質)とはかけ離れたものもその中にはそれなりに見受けられ、実態として真の顧客本位による募集体制が複雑で実現されにくい状況になることが推察されていました。

ワタスは比較的保険業界の情報は早くキャッチできる立場にあるのですが、これは寝耳に水に近く、この日経記事の真否は定かではありません。過去にも私の既知の情報と異なる情報が記事になっていたこともありますから、アドバルーン記事の可能性もあります。ありますが、もしこれが本当なら予てから我々がリクエストし、望んでいたものに近い話しではあるのでとてもイイ方向なのではないかと思いました。

保険業界の未来

「生保業界が手数料体系の見直しに動く背景には、販売チャネルとしての保険ショップの台頭もある。生命保険文化センターの調査によると、代理店経由で契約するシェアは年々高まっている。18年度は18%と、06年度の7%から11ポイント高まった。一方、大手生保が主力としてきた営業職員経由のシェアは66%から54%に低下。成長分野での契約獲得を狙い、各社の販売競争が激しくなっていた。」

国内のチャネルシェアは日経記事にもあるように保険代理店が拡大しています。恐らくこの傾向はこれからも続くでしょう。ワタスはその乗合代理店というチャネル拡大にそれなりに関わってきた立場でありますので、それはそれなりに誇らしい気持ちもあります。ですが、それはつまり社会への影響力が大きくなるということであり、大きくなればなるほど、世間全般、消費者、保険会社、協会、監督官庁すべてに対しても影響を及ぼし、責任も重くなるということでもあります。

もはや、もうアンダーグラウンドの世界でシコシコやってる業界ではないということなのですよ。品質手数料の統一化が実現することは、もちろんその内容にもよりますが個人的には基本ウェルカムです。その内容が本当に納得のいくものであれば業界は確実に顧客本位体質に変わるでしょう。また、その代理店に対する品質手数料の評価は個々の募集人の評価にも連動するものでなければ意味が無いモノになりますので、その辺りもまた業界が覚悟を決めて方向付けしていく必要があるのではないでしょうか。

いすれにせよ。

乗合保険代理店というチャネルはこれからも国内においては拡大していくことは間違いないですし、その伸びていく業界の中で活躍の場、成長の場を見出すことは保険業界に既にいる人だけでなく、銀行証券はじめ金融業界全般、異業種含め、とてもエキサイティングな業界ではないかと思うのですがいかがでしょうか。テクノロジーの進化によりリアルな営業パーソンの必要性が無くなると言われています。事実いずれ淘汰が加速するでしょう。そういう意味では保険業界はあらゆる業界の中で最も最後までリアルな人の価値を追求できる業界ではないかと思うのですよ。

皆で健全で本当にお客様に貢献できる業界にしていきましょう(オー!)

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