伝統と革新。持続力を伝統にまで昇華するのかただ惰性で退化していくのかそれが問題だ。
伝統と革新。持続力を伝統にまで昇華するのかただ惰性で退化していくのかそれが問題だ。

祇園祭の山鉾が四条通り界隈に立ち始めどこからともなくコンコンチキチンと祇園囃子が聞こえてくると俄然京都に夏が到来するとともに今日から街中が宵山宵々山宵宵々山のピークを迎えることで世界中から人が押し寄せその風情を楽しむと思うと1000年以上継続する伝統の力というものはつくづく凄いもんだと改めて感心しつつあと10年もすれば自分がヨイヨイになっていると思うと少し寂しい還暦間近のヨイヨイ野郎@ケーホリーですこんにちわ(どーでもいいですが宵々とヨイヨイがかかっています・・・)

ところで。
祇園祭は863年(貞観5年)から始まったと言われていますので歴史的には1155年続いていることになります(途中中断もされていますが)。祭りにせよイベントにせよ経営にせよブログやダイエットにせよスべからず「継続する」ことは、強固な意志や地道な努力や行為そのものに対する使命感や快楽感が必要で、ある意味至難の業といっても過言ではありません。何事も諦めずに継続してけば(GRID)必ず結果に結びつくことは間違いないでしょう。
伝統というものは長い歴史を通じて培い伝えて来た、信仰、風習、制度、思想、学問、芸術、あるいはそれらの中心をなす精神的あり方などのことを言いますが、シンプルに表現すれば「継続の賜物」であり、そこまで認知されると揺るぎないブランドになるということです。

因みに。

昨日CFPの認定証が届きました。ワタスが初めてCFPを取得したのは1999年3月ですから19年継続(更新は2年に1回)したことになります。

このブログは書き始めて12年になります。あ、これは別に自慢したいわけではありません。むしろ逆です。

何でも事を成すには継続することがとても大事だと思う一方で、ただ継続するだけでは徐々に価値が低減していくことを肌で感じているのです。継続が当たり前になることは(習慣化)もちろん悪いことではないのですが、それが当たり前になりすぎると(安定化)それ以上の改善をしようという意欲や問題意識が薄れ、それ以上の成長が望めなかったり、求心力が落ちたり、顧客が離れていくことを危惧しているのです。

不安定を安定化することで成長し、安定し過ぎると成長が止まり、敢えて不安定化(変化を起こす)することで成長が始まり、またそれを安定化にまで持っていく。このループを繰り返す必要が組織としても個人としても必要なのではないかと思うのですがいかがでしょうか。

CFPの継続テストや勉強会でただ単位を取得しているレベルでは、ナンチャッテCFPの域を出ることはできません。結果リアルタイムに顧客の相談事に即答することはできません。ブログもほとんどの人が挫折していく中、週1ペースで12年続いていますが、惰性で書いているだけではアクセス数は落ちていくのが管理画面からも明らかです。よって継続しながらも常に僅かでも日々意識し工夫し改善し進化し、時には従来の考え方ややり方を壊す必要もあるのです。

例えば。

今週は不肖ワタスが9年くらい理事長を務めている保険乗合代理店協会の定例会でした。2,3年前には業界を揺るがす適正化や業法改正があり、情報を求めて弊協会のプレゼンスがそれなりに上がっていたのですが、ここ暫くは大きなトピックスが無く、何となくその求心力が落ちていることを実感していました。全員がボランティアでやっていることもあり、スタッフも全員が経営者であるため協会活動に全精力を掛けることもできない中、活動を継続することが精いっぱいで思い切った変化を起こすことができていませんでした。

その状況を踏まえ、今年度は理事の入れ替えをし、平均年齢を20歳以上若返らせました。そして2か月に1回の定例会をただの報告会で終わらせるのではなく、地方から交通費を割いてでも参加したいと思わせるような魅力的なイベントに変えていこうということになり、そのコアプログラムに旬なテーマのセミナー(パネルディスカッション)を入れ、そのテーマを受けた経営者(会員)間のディスカッションの場を設けることにしました。

次回9月13日は、「インシュアテック最前線(入門編)」。この分野の第一人者増島雅和弁護士をゲストに向かえ、更に数人の保険業界特化の著名テックサービスを展開する経営者を数名交えたうえでのパネルディスカッションを行います。

基本まだまだ「人ビジネス」が中心ではありますが、その進化は凄まじく、マーケティングから支払いまでの一連のプロセスの中でAIやロボテックなどテクノロジーが欠かせない業界になるのは確実です。まずはその基本的な知識や現状のサービスの実態を学んでいただき、どう自社経営に活かすかを考える場にしていきたいと思います。

11月は「保険会社は募集品質をどう定量化し、代理店手数料と連動させようとしているのか」各保険会社さんに登壇いただきます。1月、3月も既にテーマを設定しています。もちろん会員は無料ですし、枠を超えての参加希望者もオープン参加で受け入れようと検討しています。

ということで。

仕事も人生も何事も継続することはとても大事なこと(できない人はまずはここから)。伝統とか伝説は自分との戦いの中、継続することで生まれていく。だけど、ただ継続しているだけでは徐々にそのパフォーマンスは落ちていくので、その中でも常に工夫改善していかないと組織も個人も結果成長を止めてしまう事になるのでみんなわかっているね。でもわかっていても行動しなければわかってないのと一緒だよ、わかっているね、という話でした。

あ、業界関係者の皆さん、変革する保険乗合代理店協会のこれからに期待してくださいね。

変革する保険乗合代理店協会にご興味ある方はこちらから
http://www.hodaikyo.com/index.html

変革を続けるホロスプランニングの将来設計士にご興味ある方はこちらから
https://www.holos.jp/employ/

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