風邪の後遺症で声が森進一状態になっちまったのでいつもに増して無口にシゴトをしている人生ってやつは想い通りにしかならない春のリビエラ@ハスキー堀井ですこんにちは(意味不明)
ところで。
春は別れと出会いの季節。先週は4年近く某大手保険会社から出向で来てくれていたM課長が出向が解けて会社に戻ることになり本社及び京都オフィスのメンバーを中心に送別会が催されました。
実はワタスも東京から駆け付けたのですが、任意出席であるにもかかわらず、その参加メンバーの多さや企画内容に驚きを隠せませんでした。シゴトに関わっていたほとんどのメンバーが参加し、各部署や部活メンバーの送別のプレゼントとともに送られるメッセージがユーモア溢れとても温かいのです。特に最後に送られた所属部署からの手作りのメッセージブックは秀逸でした。この日に備え各地方含めたほぼ全スタッフから収集した直筆メッセージに過去の写真や吹き出しを加え、何十ページに渡る質感と繊細なコメントやレイアウトがとてもセンスよくまとめてあるのです(もちろん業務外で制作したとのことです)
そのメッセージブックは当社きってのベッピンお洒落番長K田さんを中心に新卒元気娘Mちゃんがアシストしながら所属部署全員で丹精込めて作りあげたらしく。ワタスはこれを見たとき、ひょっとしてこれは新たにアニバーサリー事業部みたいなのを作ればビジネスになるのではないかと生来のスケベ根性がはたらくとともに、こんなの貰ったら一生の宝物になるなと羨ましくもなり、腹立たしくもなり、いっそ自分でどこかに転勤辞令を発令してむりやりこれを作ってもらって暫くたったら又自分で転勤辞令を発令して戻ってこようかとも思ったくらいです(でも貰えなかったら恰好悪いなと思い断念しました(涙))
で、送別会は笑いあり涙ありの中終始和やかなうちに終了したのでありますが、個人的に思ったことが3つあります。一つは送別会に送る人と送られる人の関係性と人間性が現れるということ。これは、歓迎会では来る人の能力や人柄がわからず、まだラポール(信頼の架け橋)が形成されていないので両者心の扉を全面開放でききれないところがあります。しかしながら送別会では、お互いが認め合っていれば言葉にしなくても前向きな惜別の思いを態度や形で現わすことでとても温かい場が形成されるということ。そして特に送られる側の引き際、死に際、つまり生き様が送る側の言葉や行動に現れるのであり、その場に自分の人生を振り返り今後の人生の教訓とするヒントがあるということです。
もう一つは、送り出す側のエネルギーが強いほど、送られる方はその組織のファンになってくれる可能性が高く、それが退職者であれ転勤者であれ、その評判は新たな環境でバズ(口コミ)となるとともに、その送り出した側のエネルギーによってそのヒトは次の職場でも好結果をもたらす可能性を高めることができる(俺は周りのメンバーからこんなに認めてもらっていたんだという自己肯定感)。出口効果ではないですが、ビジネス的にも心理学的にも、お互いの成長のためにもここはエネルギーを割く意味はあるのだと認識した次第です。
そして最後は、社風(企業文化)というものは送別会一つで判断ができるとともに、その社風が元々は経営トップから生まれたものであっても、その社風が踏襲され例えその経営トップがいなくなってもしっかり根付いていくかどうかも概ね判断できるということです。今回ワタスはその企画には一切関わっておらずオープニングの挨拶をしただけなのですが、もうワタスがいなくなっても、元々思い描いた社風は伝承されていくことを実感しました(すぐにいなくなるわけではありませんのであしからず・・)
むしろ、いなくなる人に対して仕事外での時間と労力を惜しまず、その仲間の新たな旅立ちを心から祝おうとしてくれる心優しい社員たちに対して、絶対にこの会社を更に成長発展させ、今以上にこの会社に愛情や誇りを感じてもらえる会社にしていこうというモチベーションを貰いました。
ああ、僕も転勤したい(結局ただの嫉妬かい・・)
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