日経記事「保険手数料の開示迫る金融庁の真意」は保険代理店にも波及するのか。

「保険手数料の開示迫る金融庁の真意」

本日の日経電子版「R&I ファンド情報」で掲載されていたインパクトある見出しです。

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その記事の出だしは。

「金融庁は銀行などの金融機関が個人に保険商品を販売した際に、保険会社から受け取る手数料を開示させることを決めた。マイナス金利政策の導入で銀行の収益が圧迫される中、利幅の大きい保険販売に傾斜するあまり、顧客ニーズを無視した保険商品の提案に走る銀行が増えることを懸念したためだ。」

と断定的な表現で始まっています。果たして本当に決まったことなのでしょうか。そして、この手数料開示は銀行だけでなく我々保険代理店にも波及していくのでしょうか。もしそうなればこれはかなり衝撃的です。

記事をざっくりまとめると、金融庁はマイナス金利政策の導入により銀行が販売する貯蓄商品が魅力低下により売れなくなるので、販売商品の中で手数料の高い一時払い系の貯蓄保険の販売を強化する可能性があり、結果的に顧客ニーズを無視した販売をすることを懸念していると。そして投資信託は手数料を開示しているのに保険商品は開示していないのが不公平でもあるので、これを開示することにより、

「こんなに手数料が高いのか。何か裏があるに違いない」

と不用意にその勧誘に乗らないように顧客に注意喚起を促すことができるので、手数料開示を義務付けようということです。

フィデューシャリー・デューティーとは

実はこの話は、「フィデューシャリー・デューティー」という舌を噛みそうな、何回聞いても自分では覚えられない言葉が発端となっています。この言葉は平成26事務年度金融庁モニタリング基本方針あたりで突然登場した概念で日本語に訳すと「受託者責任」。

欧米の金融先進国では既にその概念が一般化されているということです。意味は「他者の信認を得て、一定の任務を遂行すべき者が負っている幅広い様々な役割・責任の総称。」と定義されています。

もう少し噛み砕くと、「資産運用の担い手が投資家に対する受託者としての責務を真に認識し、投資のプロとしての専門性を発揮し、真に投資家の利益の最大化を目指した運用が行われるよう、幅広い方策の検討を進めること」(全然噛み砕いてない・・)この「資産運用の担い手」を「フィデューシャリー」と呼び、「受託者としての責務」を「デューティー」と呼んでいるわけです。

これもざっくりばっくり関西弁で表現すると、

「銀行等が投資商品を販売して獲得する手数料の額が、販売会社としての役務の提供内容に照らして、十分に合理的なもんといえるんか、不当に高すぎひんか、ということをお上(金融庁)はこれからちゃんと検証していくんやから、お前らちゃんとお客さんの立場にたって適正な手数料水準にするんやで 。それがグローバル的には、金融先進国の間では常識になっとるんやから日本もそれにならうことにしたんや。えーか。わかったか。」

ということに実はそもそもなっていて、そこに日銀のマイナス金利政策が来たものですからこの度の手数料開示が俄かにクローズアップされてきたわけです。

で、これが銀行だけでなく我々代理店や保険会社の営業職チャネルにも波及していくのかという本題に入りますが。

ワタスにはわかりません(こんだけ引っ張ってわからんのか)

手数料開示はピンチかチャンスか

ただ、これだけは言えるのが、お客さまに手数料を開示することがもし平等に義務付けされたとしたら、ある意味チャンスだということです。

同じ商品同じ手数料なら誰から買うかは、その商品を提案するヒトの価値、つまりヒトそのものやその会社の信頼性、コンサルティング能力、購入後のアフターフォローにより評価されるからです。もちろん選ばれるための研鑽は今まで以上にする必要はあります。本当に決定かどうかはわかりませんが、今回金融庁から突き付けられた大きな宿題を保険業界がより健全に成長発展できる機会だと捉えるのです。

そしてお客さまの満足度をより高め、今まで以上に社会的意義ある職業にするのだと決意して前進するしかないのではないでしょうか。

保険業界の皆さん、保険業法改正含めてこの大変化の荒波を乗り切っていこうではありませんか(オーッ)
参考:http://bylines.news.yahoo.co.jp/morimotonoriyuki/20141023-00040198/

 

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