『寛容の心によって、日本は、戦後、国際社会に復帰することができました。戦後七十年のこの機にあたり、我が国は、和解のために力を尽くしてくださった、すべての国々、すべての方々に、心からの感謝の気持ちを表したいと思います。
しかし、それでもなお、私たち日本人は、世代を超えて、過去の歴史に真正面から向き合わなければなりません。謙虚な気持ちで、過去を受け継ぎ、未来へと引き渡す責任があります。
私たちの親、そのまた親の世代が、戦後の焼け野原、貧しさのどん底の中で、命をつなぐことができた。そして、現在の私たちの世代、さらに次の世代へと、未来をつないでいくことができる。それは、先人たちのたゆまぬ努力と共に、敵として熾烈(しれつ)に戦った、米国、豪州、欧州諸国をはじめ、本当にたくさんの国々から、恩讐(おんしゅう)を越えて、善意と支援の手が差しのべられたおかげであります。
そのことを、私たちは、未来へと語り継いでいかなければならない。歴史の教訓を深く胸に刻み、より良い未来を切り拓いていく、アジア、そして世界の平和と繁栄に力を尽くす。その大きな責任があります。~安倍首相戦後70年談話より抜粋~』
戦争が終わってから70年。僕も終戦してから13年後に生まれた、戦争を知らない8割の1人だ。因みに26年前に死んだ父と18年前に死んだ母はバリバリの戦中派。父からは戦地ボルネオの首狩族の村に駐屯した時の話しを、母からは東京大空襲の絨毯爆撃で空から焼夷弾がバラバラと落ちてくる恐怖体験を直接聞いて育った。当時どちらかがいつ死んでいてもおかしくない時代に生き延び、出会い、そして僕が生まれ、子供が生まれ、孫が生まれたことはある意味奇跡なのかもしれない。
戦後に生まれ、戦争を知らずに育ち、今一人の大人として、社会人として、経営者という立場で、僕が次の世代へと未来を繋いでいけることは何なんだろう。
『シゴトを通じて社会に貢献すること。
経済の活性化に貢献すること。
たくさんのお客さまに喜んでいただくこと。
たくさんの社員を雇用すること。
その社員たちに働きがいと倖せを提供すること。
更にその次の世代の子供たちがここで働きたいを思ってくれるような永続的に成長できる企業にすること。
そのためにも何より僕自身が元気で活き活き楽しくシゴトすること。』
因みに当社は8月が期初。今までも人生の中でシゴトを最優先にしてきたつもりだけれど、今期は今まで以上に並々なる覚悟を持ってシゴトに臨んでいる自分がいる。首相談話については敢えてコメントするつもりはないけれど、上記を僕の戦後70年談話としよう。