8月14日
かれこれ加圧トレーニングを始めて2年半くらい。余程の事が無い限り毎週1回のペースで継続しています。
ワタスの場合このお蔭で体型体重体脂肪にそれなりの変化がありましたし、その効果をPRすることで触発され、加圧トレーニングを始めたカタも多いのですが。
残念ながら継続しているカタは差ほど多くありません。実は今日毎回ワタスを虐めたおす鬼トレーナーに「始めたヒトの継続率はどれくらいあるのか」を質問したところ。
顧客の40%くらいが1年で入れ替わると。男女比は女性が6~7割と女性客の方が多いらしいのですが、男性の場合は年間安定して継続するヒトが多いが女性は夏前の肌の露出度が高まるときは増加傾向にあり、夏が終わると減少傾向にあるということでした。だとすればいかに移ろいやすい女性客をいかに長期安定化していくかを考えねばなりません(逆にこれを捨てて男性客を増やすのも有ですが)
因みにワタスのように2年半毎週通ってるヒトはかなり貴重な存在だそうです(単に止める勇気がないだけなのですが・・)
ところで、マーケティング用語として度々使われる「ワレット・シェア」という言葉。意味は、一人ひとりのお財布から、自社商品がどの程度の金額を占めているかの数値のことなのですが、要は今回の場合ですと例えばアラフォー女性が1ヶ月のお給料の中で何にどれだけお金を使うのかを把握し、できるだけたくさんの資金を自社商品やサービスに振り向けて貰うかを考えながら差別化を模索するということになります。
今回の加圧トレーニングの場合、競合するのはアスレチックジムとかヨガとかズンバだけでなく、携帯電話代や化粧品や生命保険料や老後に向けた貯蓄額なんかも競合の範ちゅうに入った上でいかにシェアを高めるか(通う頻度を高めたり、ずっと止めずに継続してもらう)を考える必要があります。
特に加圧トレーニングは1回5,000円と結構高額なだけにターゲットを絞る(セレブな有閑マダムとか)ことも要検討事項となります。
いかにお金を使う優先順位を上げるか(これだけは減らせない)いかに回数や単価を上げるかですが、今や生活インフラとなっている携帯電話やネット接続料を無くすことは不可能でしょう。でも最近ではLINEのようなフリーで通信できるサービスが広がってきていますので、電話代自体の単価は減少傾向にあるのかもしれません(ワレット・シェアが下がっている?)
化粧品や美容院代はどうでしょう?今やノーメイクの女性はほぼ皆無ですからゼロになることは無いでしょうがブランドスイッチやパーマはやめるとかロングヘアにして回数を減らすことは有りうるかもしれません。
ただこれらは目に見える効果が期待できるものです。むしろエステやサプリ、生命保険のような直接効果が見えにくいモノのワレットシェアが流動的にブレル可能性が高いのではないかと思うわけです。
だとすれば、自社シェアを上げる為には顧客の全体的な支出を把握したうえで、効率化できる提案をすることも必要ですね。また、本来の目的を深く理解したうえで(なぜ痩せたいのか、いつまでにどれくらい痩せたいのかとか。それが実現すればどれだけハッピーになれそうなのか)その目的を共有し、KPIに落し込みその目標を共有化しながら共にゴールを目指す、できれば愉しみながらということになり。
幸せの為、健康の為、自己実現の為にはこれだけは何を置いても止めるわけにはいかないという思いを持ち続けてもらわなければならないわけです。
情報が溢れ、モノが溢れ、様々な活き方や趣味嗜好の選択肢が多様化しているこのご時世。
ヒトが介在する商品やサービスを提供する場合には、携帯であれ、保険であれ、健康サービス業であれ、すべてに必要なのは、まずは相手の関心事を深く理解するコミュニケーション能力と、継続して結果をだすためのサポート、特に個別の対応力が不可欠となりますね。特にネットでは完結しない高額な高関与商品は提供するヒト次第でワレットシェアは大きく変わることは間違いないでしょう。
あ、それとリスクを恐れずワレット自体の中味を増やす(現ナマを増やす)ことも大事ですね。
ノーリスクノーリターン(リスクを取らなければリターン無し)。ノーアクションノーリザルト(行動なければ結果無し)。ノーワークノーイート(働かざる者食うべからず)。ノースタディノータリン(勉強しないヤツ脳タリン)です・・・