我想誕生日。

今から遡ること53年前、1958年7月27日午前4時30分に生を受けました。


本日誕生日にたくさんのカタガタからお祝いのメッセージをいただき感無量です。


思い起こせばここ30年、社会人になってからワタスは10年ごとに人生の転機を迎えてきました。23歳でサラリーマンとなり、33歳でフルコミッション(完全歩合)の保険営業の世界に飛び込み、43歳で独立起業し。


そして53歳。


実は数年前からこの節目に「何が起こるのか」と自分自身愉しみにしていました。「何が起こるのか」という表現は主体的ではありませんよね。『人生は自分の意思で「何を起すのか」と決めてその目標に向けて邁進していくものだ、それが男の生き様だバカ野郎!』と熱血人生コンサルタントからお叱りの言葉が聞こえてきそうです(笑)


もちろん今までそう思って自ら意思決定してきたことも多いのですが、今にして思えば、この歳にして思えば人生の転機、運命はあらかじめ定められた大きな流れに乗っていくだけのような気がします。


そう、だから「何が起こるのか」という自分自身の人生でありながら後方上斜め45度くらいからもう一人の自分が観察しているような感覚。


「お、こいつなんか運の流れに乗ってきてるな」とか「ありゃりゃ、そう来たか」なんて次々と繰り広げられる運命の流れをそれなりに愉しんで引き受けていくような感じ。


歳のせいですかね・・


で、53歳の節目の話。


やはりありました。これから日本に新しいサービス、新しい職業を創造していくスタートの歳だったようで、どうやら当社を総合保険代理業から総合生活支援業に進化させていくことが決められていたようです。


実は過去に試みて頓挫していたサービスなのですが、早くもなく遅くもなく、今このタイミングだったということなのでしょう。過去二回の転機と違うことが一つあります。それは今までは収入や地位などそれなりに「捨ててきたもの」があるということ。


今回は現時点ではまだ明確にはありません。もしかすると早晩何かを捨てる必要があるのかもしれませんね。もしそうなったとしてもそれはワタシ個人や会社の成長の為に、次のステージに行くために必要なことなんだろうと思えます。


お陰様で。周りの人たちに恵まれて、たくさんの仲間に支えられて、歳を重ねるごとに人生が愉しくなってきました。そりゃあ、「あの時もっとこうしていたらなぁ」とか、「今がもう10歳若かったらなぁ」とか思うときも無いとは言いませんが、中学より高校、高校より大学、20代より30代、30代より40代、40代より50代と人生なんて歳を重ねると次第に面白くなくなってくると思いきや、むしろどんどん面白くなることを経験し、更にこの歳でもまだ今と未来にワクワクできてるということはこれからもまだまだ人生は面白おかしく生きられるということに他なりません。


かくなるうえは、自由度を上げながら少なくともワタシより若いカタガタのロールモデル(お手本)となるような活き方を実践し、世間さまに少しでも役に立てるよう傍楽きMAXを継続していく所存です。


なんて自分も愉しみながら今生の足跡を一つでも二つでも遺していきたいと改めて想った東京行き新幹線車内@53歳の誕生日をテレビもない某大手金融機関の研修センターの一室で寂しくむかえることに「まぁそれも悪くないな」と思えるどうせ寂しくむかえるはずだった少年のような心を持った壮年経営者の独り言なのでした。


すっかり日が落ちて真っ暗な車窓の景色を見ながら今は無き両親にただひたすら感謝。

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