7月24日
あのビジネス・ブレークスルー大学学長の大前研一氏が書かれたた営業本。
一般的にビジネススクールではマーケティングや会計、ファイナンスなど比較的形式知に落とし込みやすいものをカリキュラムとしていますが営業は暗黙知の場合が多く、また講師陣の経験値も乏しいことから中々題材にしにくかったと言えます。
しかしながら、営業という仕事は企業活動に無くてはならない、収益を生み出す根幹の部分であることは間違いなく。
インテリジェンス高き教授陣が営業現場の叩き上げの経験値に基づくハウツー本とは一線を画して執筆された「これからの営業の考え方」について考察された著作です。
帯には、『「営業マンよ、「業者」から「パートナー」に進化せよ!顧客に最も近い代理人(エージェント)となれ』と。
ん?このフレーズどっかで聞いたような・・・
そうです、もう8年も前になりますが拙著『そろそろ「しゃべる」のをおやめなさい』で伝えたかったメッセージや本分の内容に酷似しています(著作権を主張している訳ではありません)
むしろ当時第1章「求められないセールスから求められる購買エージェントへ」という章で提唱した内容を8年後に、それもあの大前研一さんが同様のことを世の営業マンに向けて発信されていることを大変誇らしく感じました。
営業をプロフェッショナル化すること、つまり専門職と捉えそのステータスを上げていくことができるならまさに当社の目指す方向性とも合致し、ワタスより遥かに知名度も実力も有る著者が提唱してくれたほうがより早くその考え方が世間様に伝わるわけですからね。
で、営業現場の実践者としてこの本を評価させていただきますと、考え方はほとんど共感できる内容でした。
しいて言えば、やはりその考え方に基づき現場でどう実践してくかという部分においては少々わかりづらいかなと。
ノウハウ(考え方)は理解できるがドゥーハウ(やり方)は少しわかりづらいと。
よって。
営業のプロフェッショナルを目指したいカタガタは、この本と拙著とを併せて読まれると大変腑に落ちるのではないかと思った次第です(結局宣伝かい)
営業を職種の通過点と考えるのではなく生涯賭けて極める価値ある職種と考えるあなた。
このままネットに駆逐されることに危機感を感じているあなた。
諸先輩から教わった根性論だけでは通用しないと言うことに既に気付いているあなた。
まだ世の中にわずかしか存在しないプロフェッショナル営業マンに先駆けてなりたいあなた。
「大前研一と考える営業学」と「そろそろしゃべる・・」をお読みになり。
更に。
「字学」だけではモノ足りず、本気でマスターしたくなったカタガタは。
本物のプロフェッショナルに成るための超実践的研修プログラムに参加されることをお勧め致します⇒http://www.holos-brains.jp/personal/seminar/detail/trainer_training/tokyo03/index.html
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