祝!オスカー受賞

2月25日
映画「おくりびと」がアカデミー賞を受賞手(チョキ)
「納棺夫」という仕事が世界に感動を与えました。
以前にもブログで書きましたが。
http://kei-horii.seesaa.net/article/106619460.html
モデルとなった青木新門氏の存在を。
初めて知ったのはある会報誌の第一号。
11年前に発足したその会の名は。
「マハーサマーディ研究会」
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マハーサマーディとは瞑想中に意識的に亡くなることを言います。
要するに「死に方」を研究する会でした。
(逆説的にいかに生きるるかという活きかたを見つめる会でした)
当時から非常に真面目だったワタシは(・・・)
死を前提とした生命保険というビジネスを突き詰めると。
残された遺族や間も無くあの世に行く当事者のためにも。
経済的精神的両面からの安心を提供することが使命と思い。
入会した訳です。
青木新門氏が極めた納棺夫という仕事。
同じ死を扱う仕事でも。
生命保険営業マンへとは比べものにならないくらいの職業に対する偏見に晒されながら。
最後には「先生さま」と呼ばれるくらいその所作が尊厳に満ちていたのです。
当時、「保険屋」という職業に対する偏見と戦いながら。
プランナーという存在を「先生さま」と呼ばれるくらい高めたいという思いとシンクロし。
とても共感したことを覚えています。
納棺夫日記に書かれた著者の仕事観。
「職業に貴賎はない。いくらそう思っても、死そのものをタブー視する現実があるかぎり、納棺夫や火葬夫は、無残である。
 昔、川原乞食と蔑まれていた芸能の世界が、今日では花形になっている。士農工商と言われていた時代の商が、政府をも操る経済界になっている。そんなに向上しなくとも、あらゆる努力で少なくとも社会から白い目で見られない程度の職業にできないものだろうか。」
「己の携わっている仕事の本質から目をそらして、その仕事が成ったり、人から信頼される職業となるはずがない。
 いやな仕事だが金になるから、という発想が原点であるかぎり、どのような仕事であれ世間から軽蔑され続けるであろう。」

今リストラの嵐が世間で吹き荒れていてふらふら
好きな仕事や格好良い仕事に皆が就ける筈も無く。
でも世の中に不必要な仕事など存在せず。
すべては自分の心が決めているんだなぁ。
自己肯定(自分が好き)が活き方には欠かせないんだなぁ。

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