3月27日
昨晩午前一時ごろ、私の師匠(もちろん勝手に)植木等さんを哀悼し、クレイジーキャッツ全集(CD)を聞いていたら・・
大学時代の親友から久しぶりに電話が。
「もしもし」
「お~堀井~、元気か~?」
「どないしたんや?酔ーてるんか?」
「・・・」
「とうとう師匠、逝ってもうたの~。」
「そ、それを言うな~。今泣いてたんや~」
大学時代の自転車競技部の主将(因みに私は副主将でした)。
インカレにも優勝したことある彼も熱烈な植木等ファンでした。
昨年暮れに逝去した青島幸男氏の詞と師匠の醸し出す雰囲気、演技力、声の絶妙なコンビネーションは芸人にとって(誰が芸人やねん)は憧れであり目標でした。(誰が芸人やねん)
「わかっちゃいるけどやめられない」
「黙って俺についてこい」
「はい、それまでよ」
「これで日本も安心だ!」
一般的には現状を否定し、否定され、目標に向かって突き進むことを求められるのが世の習い。
精神疾患で長期休業する社員が後を絶たない昨今。
自己と現状(自分と今)を肯定し、楽観的に活きることの大切さを、まるで現代社会を予測して警鐘を鳴らしていたかのようです。
植木等恐るべし。
本当に偉大なるヒトを亡くしました。
因みに数々の名曲の中で私が気に入っていた曲は、
「実年行進曲。」
「気にしない気にしない
ただ前進あるのみ 行くぞ!」
1、おれ~たちゃ~実年~ 文句があ~る~か~
背ぃは~低いが~ プライド高い~
機械にゃ弱いが 女にゃ強い
ガンガン行こうぜ ま~だこれからさ
毎晩いっても大丈夫 大丈夫
2、おれ~たちゃ~実年~ 文句があ~る~か~
体は硬いが~ 頭も堅い~
気が短い分~ 説教は長い~
馬鹿にすんなよ~ ま~だこれからさ
毎晩いっても大丈夫 大丈夫
おなじみ青島幸男氏の作詞ですが、なんと作曲は大滝詠一。
どうです?自分を認め、開き直った中にもできるコトを明るくヤリキル意欲を感じさせてくれる秀作だと思いません?
一般的な成功と個人の幸せは別物。
成功はヒトからの評価が付物ですが、幸せは個人の価値観。
この歌は、実年ど真ん中の私にとって、いやすべての実年男性にとっての応援歌であり、幸せに活きるための聖歌です(かなり大げさ)
でもカラオケにないんですよね~
メロディ付で聞きたいヒト、アカペラでよかったらいつでも聞かせてあげますからね