幸運学。果たして「運」はコントロールできるのか

コロナの猛威にどう立向かうのか

「うちのおかんがな、最近体調悪なって病院行ったんやけどな、なんかその病名忘れたらしいねん。」

「そうなんや。ほな俺が一緒に考えたろ。」

「実はこの前武漢に旅行に行って帰ってきてからやゆうねん。」

「そ、それ、コロナウィルス違うんか?」

ミルクボーイのコーンフレークネタをもじったネタを創ってみたいという衝動に駆られながらこのブログを書いている昼下がりの日曜日。新型コロナウィルスが猛威を奮っているお陰で世界屈指の観光地京都は錦市場も金閣寺も京都駅もヒトが半減している。いつもは外人だらけの様相に辟易とした態度を取っていた京都人たちも流石に商売に影響を及ぼすレベルにまでなると不安感が頭をよぎりだす。

洛中ではこんな狭いスペースにホテルが建つのかというくらいインバウンドに的を絞ったホテルが乱立している。空室状況によって如実に宿泊料金が変動するホテルは検索サイトを見れば明らかだ。紅葉シーズン真っ只中なら通常価格が5000円くらいのビジネスホテルでも4倍の2万円に跳ね上がる。今は相場より2~3割安くなっているようだ。

ウィルスは熱に弱い。春になり、梅雨を凌ぎ、そしてじっとしているだけでも汗が滲みだす暑い暑い夏になるころにはウィルスの猛威はすっかり影を潜めてくれているだろう。相手が弱まるまで耐え忍ぶのか、今からウィルスに侵されないように立ち向かうのか。こうなったら自らが「熱」を出すしかない。自らが松岡修造のように熱い男になり、ウィルスに打ち勝つしかないのではないか。

まさかを乗越えろ

ビジネスで成功するには、できるだけ早く上流の情報をキャッチして人より早く行動することが肝要だ。既に流行ってから参入するとカスを掴むことになる。ビットコインはそのクチかもしれないし、もしかしたら最近オープンした京都のホテルもその事例になるかもしれない。

事業を始める時はいつまでも良い風が吹き続けるとは限らないことを必ず頭の片隅に置いておかないといけない。去年保険業界で起こったバレンタインショックもその例だ。その引き金は法改正かもしれないし、今回のような新型ウィルスの猛威かもしれないし、台風や地震のような自然災害かもしれない。

もちろんビジネスにはリスクは付きものだ。どこかでリスクを取って勝負を仕掛けないと何も始まらない。ただ、軌道に乗ったからと言って、調子に乗ってリスクマネジメントを怠るととんだしっぺ返しを食らう事になる。ビジネスも人生も上り坂、下り坂、そしてまさかがある。世の中の成功者と言われる人たちはこの3つの坂を乗越えながら結果的に時間軸では右肩上がりに上がってきた人だ。

その成功者たちがよく口に出すのが「運が良かっただけです」という言葉だ。

幸運学とは

かの経営の神様「松下幸之助翁」は自らの人生を振り返り、

「私が今日の大を成したのは、それはあらかた運ですね。人間万事、世の中すべては天の摂理で決まるのが90%。人間が成し得るのはたかだか10%ぐらいだと思っています。」と。

AKBを筆頭に普通の女子をトップタレントに仕立て上げ世の中に送り出してきたプロデューサー秋元康氏においては、

「98%の運と1% の汗と1%の才能だね・・」と。

僕は宗教家やスピ系のコンサルタントが発信する運の話しには興味がない。別に信用していないわけでは無いが今一つ説得力に欠けるからだ。ただこれが実業家や科学者やアカデミックな研究者が発する「運」の話は大好物だ。その違いは宗教家やスピ系の人たちと話す内容が同じでも、出してきた結果が実績として定量化でき、ファクト(事実)とロジック(理論)ある程度検証できるからである。

そういう意味では、先日読了した早稲田大学ビジネススクール教授の杉浦正和氏の著書「不確実な世界を懸命に進む今ここの人生の運び方・幸運学」は経営学の専門家が「運」にフォーカスされた本として僕の興味領域のど真ん中の本だった。

杉浦教授はスタンフォード大学でMBAを取得して30年、早稲田大学のビジネススクールで教えて15年のキャリア。その彼がそのキャリアを振り返ってつくづく思うことが、

「つまるところビジネススクールでの学びは、運(フォーチュン)を高める方法といえるのではないか。」と。以下にプロローグを抜粋すると、

『ビジネススクールは経営を学ぶ大学院です。いったいなぜ「運」と関係あるのか? ビジネススクールは、キャリアを展開するための場所です。豊かな人間関係が一気に広がる場所でもあります。戦略的な意思決定について議論します。リスクマネジメントや資産運用についても学びます。それらは、「今ここ」を賢く生きることで、不確実性の下で着実に歩む知恵を得ることと言えます。つまり、順当かつ堅実に運を創り出し、フォーチュン・メーカーとなる方法を学んでいると言えるのです。不確実性のもとで、まっとうな方法で運を良くするために何が出来るか、私はそれをこの本の中で解き明かしていきたいと思います。』

まとめ

少しだけネタバレさせていただくと、

運を4つに分類すると自分でコントロールできない「宿命」(貧しい家に生まれたとか)と「偶然」(宝くじが当たったとか)、自分でコントロールできる「機会」と「確率」があり。機会は「開発できる運」であり、確率は「管理できる運」であると。

 

開発できる運は更に「未来開拓」と「関係構築」に分類され、管理できる運は「意思決定」と「自己管理」に枝分かれする。

 

こうして「運」をロジカルに分解していくと、日々の営業活動やビジネスそのものが成果を出すためにやっていることではありますが、上位概念としては自らの人生そのものを豊かにするために、つまり「運」を良くするために行動していることなんだと言えるのだよ。

これ以上はネタバレになるので割愛するが、興味ある方は是非購読をお勧めする。

最後に。

コロナウィルスに罹患するかどうかはコントロールできない偶然の運次第ではありません。日頃からの健康管理やマスクやうがい等の予防措置しっかりしている人こそがコントロールできる運の存在を知っている人だと言えるのです。

コロナウィルスは猛烈なスピードで世界に負の影響を与えていますが、これからも仕事への熱い想いをコロナウィルスのようなスピードで広げていきたいと思います。

これで運が良ければ杉浦教授か日経BP社から献本されるはず・・(こんなセコイ奴には運が回ってこないかも・・)

運の開発と新たな環境にご興味ある方は是非こちらから→https://www.holos-hd.jp/recruit/

カテゴリー:日記のブログをもっと読む