今週14日は天皇陛下の即位に伴い行われる皇室行事「大嘗祭(だいじょうさい)」の中心的儀式「大嘗宮の儀」がありましたね。もちろんテレビで垣間見ただけですが、その荘厳さに日本人として(あ、一応これでも日本人です(笑))心を打たれました。
個人的には今週は学びが多い週でした。
12日には不動産部門の代表変更に伴う宅建資格研修を4時間受講。14日は保代協定例会にて元金融庁検査官成島氏による特別セミナー、不肖ワタスが講演後のモデレーターを務めました(この話は改めて)
そして土曜日は愛孫の学芸会と絵画鑑賞、そして目下ビジネス書ベストセラー「無敗営業」の著者高橋浩一氏を招いての営業力向上研修をBtoBを中心に展開しているグループ会社2社合同で開催し、ワタスもオブザーバーとして参加いたしました。
『さあ手をつなごう 勇気を出そう
辛いことがあっても本気でぶつかればゴールは見つかるものさ
さあ手をつなごう 勇気を出そう
自分の未来は自分の力で切り拓こう
さあ手をつなごう 勇気を出そう』
愛孫みおしゃんが学芸会でヒロインを演じるということで親のふりをして?鑑賞に行ってきました(笑)上記はその小学3年生の演劇「夢と勇気と海賊と」で出場者全員によるエンディングの合唱で締めくくられた歌の歌詞です。
良い役も悪役も主役もチョイ役も皆与えられた役どころを一生懸命演じる子供たちがエンディングで舞台に勢ぞろいして大きな声でこの歌詞を合唱する姿に心が洗われ、いたく感動をさせていただきました。
「手をつなごう。勇気を出そう。本気でぶつかればゴールは見えてくる。自分の未来は自分で切り拓こう。」大人になると、ともすればつい忘れたり失ったりしているピュアな想いを呼び起こす、心に響くメッセージだと思いませんか(笑)
また、下の孫息子はると君が猿役を演じた1年生の演劇「新説?桃太郎」は、桃太郎、柿太郎、スイカ太郎が登場します(笑)力で鬼退治する桃太郎、知恵で鬼をまかす柿太郎。でもそれでは鬼が降参せず、村の畑荒らしが収まりません。そこで最後のスイカ太郎が登場するのですが、スイカ太郎はあえて勝負を仕掛けず一緒に遊んで仲良くなるという方法で見事問題(畑荒らし)を解決します。ガチンコの勝ち負けのみで問題解決をする時代ではない、まさにダイバーシティの時代に相応しい物語じゃないですか(笑)
小学校の学芸会を親だけでなく、広く大人が観て学ぶ場にしてはどうかとさえ思った次第です(笑)
因みに愛孫みおしゃんの夢は「絵描きになること」。目黒区の絵画コンクール「将来のゆめ」に応募し、そのまま絵描きになってる自分の絵をかいて入選し、来年の区が作成するカレンダーにその絵が採用されることになりました。
展示されている絵には、パイロット、パティシエ、獣医、野球選手等憧れの職業が勢ぞろい。もちろん描いた子たちがその夢を実現できるかどうかはわかりません。成長に伴い活き方の選択肢も増えてくるでしょう。
でも、歳を取るごとに色んなことを諦め、妥協し、無難に社会と折り合いをつけながら生きていくことが大人になることなんだと思って欲しくはありません。周りの大人たちが子供の夢を肯定し、サポートできる社会にしていきたいものですね。
その後はトリックス代表の高橋さんによる特別研修を社内向けに実施しました。先日のブログでも取り上げさせていただきましたが、この度「無配営業」を上梓され、その内容にいたく共感し、弊社の営業部隊にも是非リアルでレクチャーをして欲しいと懇願し実現したものです(「思い立ったら即懇願」がワタスの信条です(笑))
やはり、リアルな研修で著者から語られる言葉は、書籍からインプットした内容と同じであってもはるかに説得力が違いますね。更に今回の研修では高橋さん自身がロールプレイで営業役になり、弊社社員がクライアント役を演じることで、ニーズを深堀する重要性、そのスキルの有効性をクライアントの立場に立つことで実感することができ、やはり学びはリアルでアウトプットすることが極めて大切であることを再認識しました。
また、「そこまで聞いても相手が怒らないでしょうか?」という社員の質問に対し、
「僕たちはクライアントの役に立つために訪問しているんです。そのためにもより深くそのニーズや課題を理解する必要があるんです。」
と。高橋さんからでてくるこの一見何気無いメッセージには、営業パーソンとしての「信念体系」が確立されていることが伺われます。これは、テクニカルなコミュニケーションスキルや営業戦略よりも遥かに重要な営業パーソンとしての「屋台骨」と言っていいでしょう。この信念体系が構築されるにはある程度のキャリアや実績が必要であり、もちろんそのためにはテクニカルなスキルも必要なのですが、それもこの信念体系がベースにあるかないかで各段に実績に差がでることは否めません。この想いを根底に持つのと持たないのでは、そこにかける思考や行動量が違い、その結果クライアントが感じる営業パーソンに対する信頼感が全く違うからです。
そしてこの信念体系の先に、営業パーソンという職業が子供の夢にまで描かれる可能性が見出せるのではないでしょうか。
因みに。
不肖ワタスがはるか昔の16年前に上梓した「そろそろしゃべるのをおやめなさい」のエピローグとシンクロしました。
『営業を始めたことはなかなかうまくいかなくて悩んだものです。
それは仕事が辛かったこというよりも、自分の存在感のなさや、自分がどんなビジネスマンになっていくのか読めない不安でした。
たとえば法律を勉強している人は弁護士になるという到達点を、レストランで皿を洗っている人はやがてシェフになるという夢を、若きボクサーはリングでベルトを手にすることを思い描いています。
では、営業とはどんな姿を目指す仕事なのでしょうか。
営業のプロフェッショナルマインドとは何なのでしょうか。
営業を間接部門への通過点とする考え方は終焉しています。
でもプロになれと言われても、いったい何のプロになればいいのでしょうか。
私たちは、実はこの本を書きながら気がついたのですが、本当はそれだけをお伝えしたかったのかもしれません。
「購買エージェントたる高関与営業パーソンへ」
何と価値のある、何とインテリジェンスな、何と貴い職業ではありませんか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この本の執筆は私たち自身が自らの歴史に意味付けを行い、営業や経営にとって大切なことを棚卸しする作業でもありました。』
無敗営業とは、「競合に負けない、失注しない」ことではありますが、その神髄は、例え競合に負けても、失注しても決して自己否定に陥らず、「俺たちの提供する商品やサービスは必ずクライアントに役に立つ」という信念体系に支えられた自分自身の営業パーソンとしての使命感に負けないということでは無いでしょうか。
今週もたくさんの学びに感謝。
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