師走1週目から飲み会忘年会が4件。個人的なマンツーのものからオフィシャルなオフィスごとの忘年会、過去に勉強会で知り合った経営者仲間との忘年会などなんやかんやで12月はこのまま外食頻度が上がります。1か月前風邪を引いた時の咳がまだ残っていますがだいぶマシになりましたので、体調管理には充分留意しながら令和元年を締めくくりたいと思っています。
さて。
5月から一念発起して始めたゴルフ100切り大作戦ですが一進一退を繰り返し、未だ100切りが達成できていません(涙)実は、昨日も行ってきたのですが前半が55、後半が48の103・・
あのイージーなパットさえ入れてたら、というのが5打程ありましたがゴルフというのは常にそんなもんですね。よくゴルフは人生の縮図と言いますが、まさに人生もゴルフもタラレバを言っても過去の意思決定や行動を巻き戻すことはできません。今年行けてもあと1回か2回ですが最後まで諦めずに達成に向けてトライしていこうと思います。
あ、こんなヘボゴルファーですが、本気でゴルフを始めてから交流範囲が広がりました。20歳程若い友人?ができたりその後ビジネスに発展する話しに繋がったりもしています。
もしこんなロートルヘッポコゴルファーでもよろしければ、是非お気軽にお誘いいただきましたら嬉しい限りでございます。もちろんメンバーには迷惑をおかけしないようにコースでは常に全力疾走をモットーにしております(笑)
(写真はゴルフ帰りの高速道路で見た幻想的な夕焼けです)
ところで。
「枕詞」とは、元々「あおによし」とか「ぬばたまの」とか和歌に用いられる古典的な修飾語で雅なひびきがする言葉ですが、現代では「前置き」という意味で用いられることが一般的です。
例えば。
「もしこんなロートルヘッポコゴルファーでもよろしければ、是非お気軽にお誘いいただきましたら嬉しい限りでございます。」
の、「もしこんなロートルヘッポコゴルファーでもよろしければ」が枕詞にあたります。
どうでしょうか。この枕詞があるのとないのとでは少し伝わるニュアンスが違うような気がしませんか?ちょっと謙虚な姿勢が伝わり誘ってやってもいいかなと思いませんか(え?思わない?)
一般的には本題の前にひとこと「枕詞」を置くだけで当たりが柔らかくなります。その結果、良好な人間関係を築くことができたり、業務も円滑に進んでいくケースが多いのではないでしょうか。ワタスはこれでも一応コミュニケーションスキルを教えるプロなんですが、優秀なビジネスパーソンの会話習慣を見ていて共通に感じることは、この「まくら言葉」の使い方がとても上手だということです。
「こんなことを聞いたら失礼にあたるかもしれませんが、」
「教えて貰える範囲で教えていただければ嬉しいのですが、」
「あくまで噂レベルなんで本当かどうかはわかりませんが、」
意識的か無意識的かはわかりませんが、コミュニケーションの達人たちはこのような言葉を枕詞に使いながら相手に不快感を持たれることなくお願いごとを聞いてもらったり、肯定的な返答を引き出したりしているのですよ。
そういえば。
コミュニケーションの達人のカテゴリーの中に「噺家」がいますが、落語もまた「まくら」がとても重要な要素です。
落語の「まくら」とは一般的なトークの「つかみ」にあたります。なぜ「まくら」と呼ぶかは諸説あるのですが、「ネタ(本題)」の前、「寝た」の頭にやるので「枕(まくら)」と呼ぶらしく。通常いきなり落語は本題に入らず、自己紹介や世間話や本題に関連する小咄しから入り、そこで観客の心を掴んでから本題のネタに入っていきます。
古典落語の本題(ネタ)は噺しの内容が決まっていますが、このまくらは言わばフリートーク。ワタスが落語を始めたきっかけはこのプロの噺家たちの「まくら」というフリートークがとても面白く、「自分もやってみたい!」と思ったのがきっかけでした。
もちろん落語は本題(ネタ)とそれに繋がるオチが重要なのは言うまでもありませんが、まくらは緊張を緩和し、親近感や好感度を上げ、本題(ネタ)への期待値を高めるためにとても重要な要素なのですよ(知らんけど・・)
枕詞ではありませんが、この「知らんけど」という「結び言葉?」は関西人なら日常会話の中で習慣化されています(知らんけど・・)少なくともワタスは無意識レベルで使っています(笑)
例えば。
「ご飯を食べる時は野菜から先に食べたほうが太らんのやで。知らんけど。」
「あいつら付き合っててもうすぐ結婚するらしいで。知らんけど。」
のように使います。
この「知らんけど。」にはいくつかの意味が含まれており、そのシーンによって、ニュアンスや用法、効果が異なるのですが、これはざっくりとばっくり以下のような意味合いが込められています。
「情報に確信性がなくても取り合えず情報共有してあげようという優しさの表現」
「場を楽しくするために話を盛って大袈裟な表現をし、嘘ではないけどちょっと盛ってるよという誠意ある表現」
「言い切った情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、最終的には自分で判断し行動をするのだよという主体性を促すための表現」
まくら言葉ではありませんが、この「結び言葉」も円滑な人間関係構築には結構重要なのではないかと思うのですよ。
人生でも営業でも人は常にプロポーズ(提案)に対してイエスを貰えると自分の想い通りに事が運びます。
「結婚してください」とプロポーズして「イエス」を貰えれば好きな人と結婚できますし、「買ってください」とプロポーズして「イエス」を貰えれば業績が上がり収入が増えます。
そのイエスを貰うためにはもちろん機能(学歴、収入、商品性能、価格)も大事ですが、やはり人は感情でしか動かない部分が大きいのではないでしょうか。
で、やはりそのためには、本題に入る前の「まくら」に配慮することが極めて大事なのではないかと思うのですよ。同じ商品でも買おうと思うか買わないと思うのか、同じお願いでもこの人の言うことを聞いてあげようと思うのか誰が聞いてやるかと思うのかは実は結構この「まくら」によるところが多いのではないかと思うのですがいかがでしょうか。
健康もよく寝ることが大事でそのための「枕」が大事。落語もネタとオチも大事ではあるけれど「まくら」も同じくらい大事。人生を想い通りに進めていくのためには日頃のコミュニケーションが大事だけれど、それもまた日常会話の中にさり気に使われる「枕詞」が大事。
「まくらを制する者は人生を制する」と言っても過言ではないのです。知らんけど・・
知らんのかーい!(これが「知らんけど」の正式な返し方です(笑))
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