7月10日
昨日早朝カンボジアハードツアーから帰国したのですが途中体調を崩してしまい後半はあまり食事を取らなかったせいか昨晩久しぶりに体重計に乗ったら体脂肪率が17%台体年齢が40歳と計測され一回り以上若くなっていたのでそれはそれでチョット嬉しい本来は日本人離れ的夏男@堀井ですこんにちわ(ここまでは水分補給しながらでも一気読みで)
で、今回の視察ツアー参加経営者10名の中では圧倒的年長者ということに少々ショックを受けながらも全行程を無事終えての感想ならびに情報共有をさせていただきます。
まずはビジネスという側面。
ここ10年の平均経済成長率が約9%
人口クラスターは日本とは真逆の三角形で30代以下で約60%という若さを誇り、日本では毎年約40万人働く人が減っていくのに対しカンボジアでは毎年20万人働く人が増えていきます(人口は日本の約10分の1なのに)
人件費は最低賃金で月間基本給が61ドル(プノンペン)、これは隣国と比べても上海249ドル、バンコク156.8ドル、ハノイ74.7ドル、ホーチミン74.7ドルと圧倒的に安く。
中間管理職月給でもプノンペン150ドル(月給約12万)で上海967ドル、バンコク1,391ドル、ハノイ、ホーチミン798ドルとこれも隣国を圧倒しています。
対日感情はサンフランシスコ条約で日本の「戦争賠償請求権」を最初に放棄した国でもあり、現在もODAで貢献していることもあり大変良く、韓国人や中国人に比べても感謝や尊敬の念が厚い。
今回は経済特区やスーパー、日本人が経営されている企業を訪問しましたが、そのエネルギーはまさに戦後の焼け野原から復興した60年前の日本の如くで。
少し早いかもしれませんがモータリゼーションの発達とともに成長した日本の損害保険市場同様の可能性がそこにありました。
そしてもう一つは途上国支援、教育支援という側面。
当社はCIESFという団体に加盟し、わずかですが支援金をお渡しさせていただいているのでそのお金がどんなところに使われているのかの確認でもありました。
御存じカンボジアは僅か40年前(私が小学生だった頃)ポル・ポトにより知識層約200万人が虐殺されたという暗い過去があり。
それから教育者不在の時代が今でも続いているわけです。
成長機会を提供することが自国繁栄のキモであるわけですが、これを日本人教師が直接指導するのではなく教師養成をしていくことでその普及スピードを上げていこうという10年、20年先を見据えた支援活動に協力をしていこうという訳です。
現地では先生を目指す若者を指導しに日本から来られいる先生との対談やその教室を見学したり、日本語で学ぶビジネススクールで勉強する生徒たちとの交流をさせていただきました。
特に日本語で学ぶビジネススクールに行ったときは感動的で。
私たちが生徒達の前で挨拶や事業内容をプレゼンし、質問を促すとバンバン手が上がり。
まだあどけない18歳くらいの少女が「皆さんは経営者として成功されている方ですが、今まで幾多の苦労や挫折をされてきて今があるのだと思います。そんな時どのようにその苦難を克服されてきたのですか?」なんて質問してくるんだから驚きです。
生徒たちのキラキラ輝く瞳や笑顔、積極的な質問、歓迎の合唱(上をむいて歩こう)に我々の方が逆に元気や勇気をいただいたくらいです。
で、今回再認識したのは。
やはりビジネスの基本は先義後利で。
それが企業間や国家間でも信頼に基づき義を優先していくことで利益は後から付いてくるものだということです。
利益の一定範囲を社会貢献活動や途上国支援に充てていくことで感謝されていくことが競合(国家間でいえば他国との進出競争にも勝てる)との差別化、マインドシェアアップ、ブランディングになっていくということです。
そのためにも企業は顧客満足をベースとした上で安定した収益を挙げ続ける仕組み作りが必要だということをカンボジアの地で再認識した次第です。
今回は世界を股にかけて活躍されている日本の要人の方々ともご縁をいただきましたので、カンボジアでのビジネスにご興味を持ったカタは是非ご相談ください(って繋ぐだけですが・・)
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