居心地経営

12月25日
昨日京阪神で多店舗展開されているエステの社長が社員教育の相談で来社され。
色々な角度からヒアリングをさせていただくと。
顧客がまた来たいと思うポイントはお店全体から醸し出される「居心地の良さ」ではないかということになりました。
ではこの居心地とは何だというと。
もちろん技術や価格もあるけれど、エステシャンのコミュニケーション力やホスピタリティも含めた店全体の空気(これは流れる音や匂いを含めた店づくりにより感じる雰囲気)で決まるのではないかと。
要は「ここにまた来たいるんるん」と思うかどうかだと。
で、今日長年御用達のクルマ屋「HORII TRADING」に行ったのですが(実兄が経営するイタ車専門店→http://www.horii.info/home.html)
ここが結構居心地が良いんです。
このクルマ屋、元々は醤油屋だった家業を業態変更したのが1985年ですから開業してもう25年になります。
経営者とは程遠く、決して商売上手ではない実兄が京都の僻地でアルファの老舗としてそれなりにブランディングできてきたのは人一倍クルマ好きだったことと車種を特化したこともありますがもう一つの要因は「居心地にこだわった」ことではないかと思うわけです。
室内展示もされているWOODYな店内はジャズが流れていて。
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薪ストーブの炎がゆらゆらとしてやわらかい暖かさに包まれています。
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テーブルは大小入れて3卓あり、内2卓にはPCが自由に使えるように設置。
席に座ると多分常連さんからの差入れのお菓子と豆にこだわった香り高いコーヒーを出してくれます。

イタ車好きの常連さんが時を忘れてクルマ談義をしている風景をいつも見てきました。
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決して教育の施された接客ではないけれどスタッフも自然なフレンドリーさがかえって好印象。
この全体調和のサービスが理屈では表現しきれない「居心地」として感性に響いているのではないかと思うのです。
なにやら最近はブログから現物も見ずに注文が入るとかがく〜(落胆した顔)→http://blog.goo.ne.jp/autoitalia1985/
ワタシも経営者になってそろそろ10年を向かえます。
ベンチャー企業としてスピードや効率を追求することも大切ですが。
時間をかけながら居心地を熟成させていくことも改めて大切だと感じました。
居心地のいい会社になるにはまず居心地のいいヒトの集団を創ること。
そのためにはまず居心地のいい経営者になること。
お客さまだけでなく、社員やプランナー、更には取引先様までが当社や当社のヒトに居心地の良さを感じてもらうマネジメントを心がけようと肝に銘じた本格的寒波到来師走の土曜日だったのでした。
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