メタ認知。祝辞、ファシリテーター、講演の共通点とは何か
メタ認知。祝辞、ファシリテーター、講演の共通点とは何か

近況報告

ここ1週間はかなりバタバタしておりました。

巷はWBC(World Baseball Classic 2023)で相当な盛り上がりでした。普段、あまり野球を見ないワタシですが・・・流石にテレビに釘付けになってしまいました。プレイもさることながら、最年長ダルビッシュ選手の惜しみないノウハウ開示や、大谷選手やたっちゃんことヌートバー選手の底抜けに明るいリアクションを見ているだけで、胸が熱くなるのはワタシだけだったでしょうか!?

そして、すっかり春めいてきましたが、花粉症の方々はさぞかし憂鬱な日々を過ごされていたことと思います。ワタシもかつては結構な花粉症でしたが、ここ最近は随分マシになってきました。これは「がん治療」プロセスの中で体質が改善されたのか、単に「加齢」によるものなのかは定かではありません。ただ、くしゃみが連発したり(少し目がかゆいことはあるのですが)点鼻薬すら携行する必要はなくなりました。

昨年秋ごろに勃発した深部静脈血栓症も徐々に快方に向かっております。下肢の痛みやむくみもほぼ無くなりましたので来月からはゴルフにも行けそうですので是非お誘いください!

それで、どんなことでバタバタしてたかと言いますと・・・先週の日曜日(3月5日)は、鎌倉にて弊社将来設計士の結婚披露宴に参加しました。総勢参列者が160人の盛大な披露宴にて主賓あいさつをして!

8日は、遠藤元金融庁長官が主宰されている官民(官僚と大手企業)勉強会のゲストに招かれて講演をして!

9日は、保険乗合代理店協会(定例会)にて、「教育」をテーマにパネルディスカッションのファシリテーターをして(写真なし)!昨日10日は某保険会社にて営業社員約400名に向けた講演を行いました。

祝辞、ファシリテーター、講演と種類は異なりますが「人前で話す」ということには変わりません。その「人前で話す」際に、「この人に頼んでよかった」と依頼者から感謝されるための共通点はあるのでしょうか。

依頼者から感謝されるための共通点

それは、1にも2にも「事前準備」で、そして「相手理解」です。更に言えば、「場の空気を読む」ことです。

事前準備と相手理解はほぼ一体ですね。相手(依頼者と参加者)の意図や期待値を理解したうえで、どうすれば満足してもらえるかを想像し、企画立案をします。そのためには、事前ヒアリングすることは必須といってもいいでしょう。

例えば「主賓の挨拶」を仰せつかったなら、事前に新郎新婦にヒアリングをしてふたりの「人となり」や「歴史」を理解し、どんな方たちがどれくらい参加し、どんな披露宴にしたいのかも理解したうえで、全体イベントの中での自分の役割を果たすための企画を練るということです。

講演も基本同様です。ただ、祝辞などのスピーチよりも尺が長くテーマも設定されていたり、パワポで資料を投影できることも多いので、ワタシにとってはこちらの方がやりやすいと思っています。

そういう意味では、「パネルディスカッションのファシリテーター」が一番難易度は高いかもしれません。パネラーの強みを理解し、参加者の受講ニーズを理解し、その参加者に気づきを促すためには、パネラーのどの部分にフォーカスし、引き出していけばいいのかを組み立てながらディスカッションを進めていく必要があります。

いずれにしても、スピーチも講演もファシリテーターも基本ライブ、つまり生ものなので・・・入念な事前準備は必須ではありますが、参加者の反応を見ながら「場の空気を読んで」進めていくことが必要なのです。

これは営業にも重要な共通点ですが、何が重要かといいますと・・・「メタ認知」能力が重要なのです。

メタ認知能力とは

それはいったいなんじゃらほい?と思ったあなたに、シンプルに表現すると・・・自分自身を客観的に認知する能力のことです。

ワタシは第1ポジション、アナタは第2ポジション、そしてこの状況を客観的に観察する第3ポジションを設定します。この第3ポジションで観察分析することをメタ認知としていいでしょう。

そのポジションで自分が能動的に行っている言動について、もう一人の自分が客観的な立場から、その言動を調整したり調和したりしながら修正していく能力がメタ認知能力ということです。

ファシリテーターの場合は、参加者が何を聞きたいか、何を知りたいかという「参加者の立ち位置」に常に立ちながら、パネラーの答えがその答えになっているのか・いないのか。表面的な回答で核心を突いてなければ、角度を変えながら深堀りしていく必要があるのかを「その場で判断して」進行をすることが求められます。

つまり、パネラー(第1ポジション)と参加者(第2ポジション)の間に立ったファシリテーターは、第3ポジションであるメタ認知そのものだということです(ワタシはこの言葉を知る前は「幽体離脱能力」と定義していました(笑))。

講演も最近はリモートが多いので、PCの向こう側にいる受講者の顔は全くわかりません。つまり「場の空気」が読みづらい中で話し続ける必要があります。ではその場合はどうすればいいのか。

それは・・・場の空気を「想像」しながら話すしかありません。ワタシの場合は極力一方的に話すのではなく、問いかけのあいだに「間」を多めに差し込んでいくようにしています。例えば・・・

「ワタシはこう思いますが、皆さんはどう思われますか?」
「皆さんならその時どんな行動を選択されますか?」(その後しばらく沈黙(間)する)

・・・なんて感じです。もちろんワタシも完璧ではなく、後でもう少しこうしたらよかったとか、ああ問えばよかったとかウジウジしたりします・本当に日々勉強ですね。機会があれば、この【メタ認知能力】を高めるにはどうすればいいのかをテーマに書きたいと思います。

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