毎朝の河原ウォーキングコースではセイタカアワダチソウが私の低い身長を超え、至る所でウグイスさんがホーホケキョとさえずり始めました。
春ですね。
半年以上ほぼ毎朝同じコースを歩いていると季節の移り変わりを五感で感じることができます。
日の出の時間、日の出の位置、空の高さ、風の冷たさ、川の流れ、草の色、鳥のさえずり、虫の声。
同じ時間に同じ道を歩いても同じ景色はありませんね。その自然の移ろいの中で誰もいないあぜ道をスートラを唱えながら半眼でふらつきながら歩く妖しいジーサン@ジャスミン堀井ですこんにちわ。
因みに。
四柱推命的には今年は「辛丑(かのとうし)」の年。「丑(うし)」は季節的には1月、真冬の陰の土と観ますのでカチカチの凍土を指します。その上にある「辛(かのと)」とは宝石のことですので、「凍土に埋まって中々その宝石が取り出せない」年と観、光が見出しにくい年になるともいわれています。その中で、春から夏にかけてはその凍土が溶け出し、宝石が掘り出せる可能性がでてきますのでこれから夏にかけての季節にどんな行動を取るかでこの1年が決まると言っても過言ではありません(知らんけど・・)
ところで。
2年前の今頃には保険業界にバレンタインショックがありました。
昨年には全世界にコロナショックがありました(個人的には末期がんショックもありました・・)。
そして。
コロナショックはまだ収束の気配を見せないまま現在に至る中、今年はこれ以上何もなければいいのになと思っていたら今度は「ホワイトデーショック」が勃発しました。国税庁が今度は逓増定期保険の名義変更プランの経理処理にメスを入れるということで、今回は過去訴求までされるという噂です。
春の訪れはそれだけで気分が上がりますが、その反面この季節は何らかのショックを覚悟する季節かもしれませんね(笑)
法人保険の市場は、コロナショックによりダメージを受け保険料を支払う余裕がなくなり解約を余儀なくされる企業もあれば、そのショックを乗り越え収益をしっかり確保された企業や経営者が、いつ何が起こるかわからない事態に備えて節税を兼ねた保険に加入しておこうという発想で契約していたものが封じ込められるということですから、中小企業経営者も保険募集人もやるせない気持ちになるのも無理はないのかもしれません。
大企業に比べれば中小企業は概ね外部環境の変化に耐えられる資金力を持っていません。特に中小企業の経営者は借入する際にはほぼ連帯保証人として署名し、自宅不動産まで担保に取られたりするのが当たり前の世界なので、法人と個人はほぼ一体と言ってもいいでしょう。その法人から個人に保険資産を移管させても、いざとなればすべて失うリスクはあるのです。だから少しくらい大目に見てやって欲しいというのが個人的感情ですが、その反面その会社の社員の立場やもちろんお国の立場からすれば、そういうわけにはいかないのでしょうね。2年前のバレンタインショック同様、安易な節税ニーズで中小法人に保険提案していた募集人は更に厳しい状況に追い込まれる可能性があります。
個人マーケットにシフトチェンジするのか(できるのか)。法人マーケットはそのままで提案内容を資産性のある商品ニーズに変えるのか。損保のシェアを増やすのか。IFA(証券仲介業)、M&A、事業承継、不動産、それともタンカーや航空機やヘリコプターのような保険以外の節税商品を代わりに提案するのか。もう保険業界から足を洗うのか・・
その選択肢は様々です。
いずれにしても顕在化していた節税ニードにただ損金商品を充てるという安易な契約はできなくなり、経営者が普段はあまり意識していない潜在的な保証ニードを顕在化したうえでリスクマネジメントから保障を提案するという本来の使命に向き合うこと、つまり「原点回帰」が必要なのです。
その上で。
商品を見直す。マーケットを見直す。知識を見直す。スキルを見直す。人脈を見直す。習慣を見直す。仕事に対する信念体系を見直す。
つまり。
募集人も代理店も「成長するチャンス!」と捉えるしかないのです。人生には上り坂、下り坂、そして「まさか」という3つの坂があると言いますが、その「まさか」はだいたい上り坂の絶頂にやってくるものです(今回は下り坂に追い打ちという噂も・・)。バブル崩壊然り、リーマンショック然りです。もちろんそこで淘汰されていく者もいるわけですが、そのピンチを乗り越え、更に強くなって成長していく人や企業もちゃんと存在するのです。淘汰されていくプレーヤーや経営者が少なからずいるとすれば、その分自分のマーケットが大きくなるということですから後は自分の受け取り方とその後の行動次第ということですね。
冒頭にも書きましたが。
「辛丑(かのとうし)」を乗り切るためには、自らが凍土を溶かす存在(明るく光を放つ存在)になることです。すればそこに人が集まりだし、そしてその結果、凍土の中に埋まっている光り輝く宝石をそのかかわった人たちと共に取り出すことができるのです。
もうこうなたらいつも上機嫌で自ら光を放つ存在になろうではありませんか。これがあらゆるショックに対応できる万能の解決策なのです(もちろん知らんけど・・)
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