告白。実はワタス、癌宣告を受けました。vol.14
告白。実はワタス、癌宣告を受けました。vol.14

前回の振り返り

予定通りなら一昨日は東京オリンピック・パラリンピックの開会式でしたね。果たして1年後は予定通りに開催できるのでしょうか。一説によると延期による追加経費は最大3,000億円、損失額は約6,408億円、中止の場合は約4兆5,151億円の経済的損失が推測されているとのこと。オリパラへの出場が決まっていたアスリートも抽選で当たって試合会場で応援しようと楽しみにしていた人たちも、そしてオリパラ景気の成長を期待していた経営者たちも1年前にはまさかこんなことになるとは夢にも思っていなかったことでしょう。

もっとも1年先の心配より来月、いや今日明日の売上を心配しなければいけないくらいコロナウィルスのダメージを受けている企業にとってはもはや東京オリパラへの関心すら薄れてしまっているのではないでしょうか。それでも23日にオリンピックスタジアムに登壇した池江璃花子選手が世界に発信したメッセージはワタスの心に響きました。それはワタスよりはるかに若く、はるかにはるかに将来への可能性を秘めていた彼女が昨年に血液のガンである急性リンパ性白血病を患い、1年の闘病生活を経て復活を遂げたその姿そのものが、今まさに末期ガンと向き合っているワタスの希望の光として輝いていたからです。

池江璃花子選手よりはるかにはるかにはるかに背が小さい末期ガンの経営者@マッキー堀井ですこんにちわ。その彼女が世界に語りかけたメッセージ。

カルーセル用

「逆境から這い上がっていくときには、どうしても希望の力が必要だということです。希望が遠くに輝いているからこそ、どんなにつらくても、前を向いて頑張れる。世界中のアスリートと、そのアスリートから勇気をもらっているすべての人のために。一年後の今日、この場所で希望の炎が、輝いていて欲しいと思います」

池江璃花子選手がワタスの希望の力のように、ワタスも誰かの希望の力になれたらいいな・・そう思いました。

巷では4連休ではありますが、雨でもありコロナ第2波の渦中でもありますのでワタスも家に引きこもりシコシコ部屋の断捨離に勤しんでおります。なぜならワタスの病状をブログで知った建築士さんが「私が気になっているのは家の事です。1階の北西のお部屋は今どういう状態ですか?この位置は主(あるじ)にとって重要な場所です。くれぐれも物置にはしておかないで下さい。」と連絡をくれたのです。風水によると1階の北西の部屋は主の部屋で、ここを汚くしていると主の仕事や身体に影響がでるという警鐘です。

実は。

まさに北西の部屋は物置き部屋と化していました・・

ということで、感即動がワタスのモットーですので一気に断捨離することにし、かくして北西に位置していた物置き部屋は多目的ルームへの変身を遂げたのですよ。これで更に回復へのスピードは確実に増すものと思われます(笑)

ということで。

前回は恐れていた抗がん剤の副作用が遂に発症したところまででした。

告白。実はワタス、癌宣告を受けました。vol.13

そしてお世話になっている大学病院の緊急外来に飛び込み、コロナウィルスのPCR検査もやることになり、翌日の結果を怯えながら待つところまででした。

では、Vol.14 の始まりです。

死の恐怖の中での社員告知の準備

4月20日。保健所からの連絡が無いことを祈り続ける。もしPCR検査が陽性なら、隔離されたうえで検査も治療もすべてが止まる。もちろんコロナも肺ガンも重症化するリスクは上がるだろう。それでなくても副作用で抗がん剤の中止を余儀なくされたことで、ガンの進行が加速されるのではないかという恐怖心が湧いてきた。休日診療に当たってくれた医師の心強い言葉はあったものの、それでも不安は払しょくできるはずはない。

役所が終わるのは恐らく17時半くらいだろう。もし陽性の連絡があるとすればそれまでにあるはずだ。連絡が無いまま17時半が過ぎることを祈り続ける長い1日になった。

そして17時半が過ぎ、保健所からの電話はかかってこなかった。

ひとまずコロナ感染の恐怖からは解き放たれた。あとはいつ副作用が治まるのか。いつ抗がん剤の服用をスタートできるのか。ガン増殖への不安は消えるどころか更に高まらざるを得なかった。

それでも僕は24日にはスタッフに、27日には将来設計士目掛けて末期ガンを告知されたことをビデオメッセージでカミングアウトすることを決めていたので、自宅でiPhoneをセットし、副作用が出たことを悟られないようにできるだけ元気を装いながら何回も何回もカメラに向かって語りかけ、再生ボタンを押しては確認を続けていた。

副作用の痛みと恐怖、そして勇気を貰う

これからの数週間はまさに抗がん剤の副作用の怖さを体感することになる。

4月21日朝。胃のムカつきも発熱も治まっていたが夕方散歩に出かけたころからまた発熱が始まる。尿の出かたが極端に悪い。なぜか膝の裏が痛くて立っていられなくなる。「一体俺の身体はどうなってるんや・・」今まで経験したことのない初めての症状だった。

4月23日~24日。尿はようやく出だしたが、今度は胃がムカついて寝られない。

4月25日~27日。吐き気に加え、胃が痛みだして更に夜は寝られない。ずっと食欲も無かったが水さえも飲めなくなる。小林の水を1日2リットル以上飲んでいたものがほとんど飲めなくなり、口に含んだだけでトイレに駆け込み吐く始末。体重がみるみる減っていく。この状態がいつまで続くのか不安になり、みるみる気力が萎えていく自分がいた。

食べることができなくなると、人間はこれ程までに「気」が落ちるものなのか・・

弱い自分を改めて実感していた。住職が、「病は気からや。気で負けたらあかんで!」と忠告されたときは、負けるつもりは毛頭なかったが、水も飲めずに食べれないという現実の症状に住職が言った言葉の重さを実感し、「負けたらどないしよ・・」という不安が重なっていた。

ただ。

その萎える気力を奮い立たせ、勇気を与えてくれたのはスタッフが返信用に作成してくれたエクセルのスプレッドシートだった。私のビデオメッセージを観て続々と励ましのメッセージが届きだしたのだ。この一人一人のメッセージを読むと涙が出た。彼ら彼女らの顔を思い浮かべながら、その気持ちを噛みしめ、そして何としてでも復活をしようという気持ちが沸き上がってきたのだ。

この副作用がどこまで続くかわからなかったが、社員から萎えた気力を奮い立たせる勇気を貰い、僕は末期ガンにも関わらず、苦しい最中にも関わらず、同時に「倖福感」を味わっている自分がいた。

~続く~

抗がん剤の副作用に関する個人的価値観

標準治療における抗がん剤には副作用は付きものです。ガンを克服するために(実際には増殖を抑えるため?)に抗がん剤治療をする場合には副作用がでることを覚悟して治療に臨なければいけません。

あのトップアスリートとして厳しい練習に耐えてきた池江璃花子選手ですら退院後のインタビューで、

「想像以上に苦しかった。食事ものどを通らない。音も聞きたくない。一番しんどい時は死にたいと思いました。でも、その言葉をあとに考えたとき、すごく反省しました」

と述べています。彼女にして副作用は死にたいとさえ思わせるのです。私がガンと診断される少し前、実兄が急逝しました。死因は心疾患と診断されましたが、1年前から腎臓がんを患っており、1個の腎臓を摘出した後にも抗がん剤治療をしていました。抗がん剤は今特効薬と言われているオプシーボでした。もちろん投与前には副作用の説明があり、承諾したうえでの投与だったに違いありません。その後の兄はオプシーボの副作用からか、食欲不振にとどまらず、運転中に突然意識を失い、事故まで起こしてしいました。結局はオプシーボによる治療は効果もあまり見られず、違う抗がん剤に変えることになったようですが、まだ腎臓がんが原因ですぐに死ぬような状況ではなかったはずです。基本的にガンはそれ自体で死ぬことは無く、臓器不全で死に至るので、その状況まで進行していたわけでは無かったと思われるのです(後に医師への報告時にその主治医もそう言っています)

ではなぜ突然死したのか。今となっては知る由もありません。それが運命だったと言えばそうなのでしょう。ですが、可能性としては、抗がん剤の副作用によりかなり身体が弱っていたことが考えられます。少なくともQOL(生活の質)が低下していたことは誰の目にもわかりました。

あ、私は抗がん剤を真っ向から否定するつもりは毛頭ありません。それで治っている人もたくさんいらっしゃるでしょうし、私自身も抗がん剤を現在も服用しているからです。ただ、その副作用を極力抑えるためのマネジメントは標準治療の範囲外かもしれませんが、その可能性を羅列したペーパーの一覧表で説明されるだけではなく、極力その副作用で苦しまないようなマネジメントの手法を、相対する形ででも羅列してもいいのではないかと思うのです。

説明書きには、副作用の症状の可能性が%表示で羅列され、もしその症状がでれば服用を中止するか医師に相談してくださいと書かれています。個人によって何がでるのかは確率論でしかありません。

それと同様で、副作用は下記に留意することで抑えられる可能性があります的な食事や生活習慣や栄養素の摂取等が書かれていれば、保障はしないけどやってみようと思う罹患者はそれなりにいるのではないでしょうか。

もし、そこは臨床医の専門外ということであれば、せめてその分野の信頼できるコンサルタントを紹介しましょうと提携機関に繋いでもらうようなシステムがあってもいいのかもしれません。これは、我々が個人や企業の経営者の保険相談に応える際も同様です。自分の専門領域については、そのニーズを探るために「なぜ相談しようと思ったのか」からヒアリングしていきます。その上で適切な保険提案をしていきますが、その根っこの部分の不安要素や、ヒアリングしていく中で新たに生まれてきた不安や課題が、保険商品だけでは解決できないことも多々あるわけです。むしろ、保険商品で解決できる領域はその人や企業のほんの一部にしか過ぎず、もっと緊急度や優先度が高い問題に至るケースの方が多いかもしれません。

その時にはどう対処してあげればいいのかを考えると、やはりそれは自身のネットワークの中から信頼できる専門家に繋いであげることがその解決策の1つだと思うのです。

あらゆる事象の問題解決策にはメリットとデメリットがあるのは付きものです。ガンの増殖は抑えられる可能性もあるが、それと引き換えに副作用には耐えないといけない。この1択で決めるのではなく、メリットには期待しながらデメリットは最小限に抑えるマネジメントにも幅広く情報提供できる医療が広まることを期待しています。

あ、一番いいのは全く副作用も無く、一瞬でガンが消せる能力を持った祈祷師さんを世界に1万人くらい創ることですね(笑)

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