今週は京都からお仕事がスタートしましたが火曜日午後には沖縄に移動し水曜には弊社沖縄オフィスでミニカンファレンスを開催し翌日の木曜には金沢に移動しこれまた北陸エリアのミニカンファレンスを開催し金曜には京都に戻り定例の経営会議終了後の午後には取引先様との懇談会出席のため神奈川に移動しとこんなちっぽけな老体ごときを西は飛行機北はサンダーバード東は新幹線に格納しながら移動を続けるだけでも時間もコストもそれなりにかかるので今からでもテレポーテーション(瞬間移動)をマスターしたいと思い本気で教えてくれるヒトを探している壊れかけの経営者@ケーホリーですこんにちわ。
ところで。
今週も色んな所で色んな人たちと愉しく食事を共にさせていただきました。
残業社員たちを早く帰社させるための本社タイガークラブ(結局その後に会社に戻って仕事しているという噂も・・)
沖縄オフィス前入りで地元料理を堪能。
北陸メンバーにてミニカンファ懇親会。
取引先様と神奈川県某所にて。
毎月のお小遣いはほとんど食事代に消えていくので老後が心配です(笑)
その心配が顕在化し政界省庁有識者そして全国津々浦々の一般ピーポーを巻き込んでいるのが老後2000万円不足問題で。
先週に引き続き今週もメディアで大炎上しています。
もうこのネタは散々メディアで取り上げられているので敢えてワタスがとやかく言うのは差し控えたいと思いますが。
しいて言うなら。
まず金融庁のレポートは全て読みましたが(30分くらいはかかる)個人的にはほぼ違和感はありません。確かに平均値として2000万円不足でくくってしまったことで誤解を与えることになったとしたらそこは少し残念ではあります。丁寧に表現するとすればモデルケースを3パターンくらい例示(足りているケース、足らないケース含めて)した上で、平均2000万円不足としたほうが良かったのかもしれませんね。
また、因みに今の年金制度は老齢年金の貰える額だけにスポットが当たる傾向にありますが、障害年金(障害状態で給付される)や遺族年金(死んだら遺族に給付される)という不測の事態に対する保証機能を含まれていますのでこの機会に社会保障制度の機能もちゃんと理解できていればここまでヒートアップはしなかったかもしれません。
その上での問題は、参院選を見据えた上で野党が揚げ足をとり、与党(特に麻生金融担当大臣)がその火消しのために発言した内容でしょう。
自分が諮問したワーキンググループのレポートを受け取らないとか、「あれはもうない」とかれんぽう蓮舫議員が読んだのかという質問に「冒頭しか読んでない」とかの返答はもうワタスの理解を超えていて、有り得ないを通り越してあきれ返ってひっくり返ってそのまま地面に頭を強打してその勢いで幽体離脱して三途の川まで行ってフルチンでクロールして疲れた身体をタイ式マッサージをしてもらって心身をリラックスしたい気分になりました(え?お前の理解も超えている?)
もうここは誰が悪いとかの犯人捜しをして糾弾しても何も解決しないので、もし2000万円不足していたとしたらどうすればいいかという極めて前向きな方法論を考えてみることにしませんか?
老後平均2000万円不足という額が独り歩きしていますが、まずもってこれは個々の家庭によって一律ではないのは当たり前田のクラッカー(平成令和生まれはスルーで)です。ただ、今回は敢えてそれは承知の上で老後2000万円の不足をどう補うかを考察してみたいと思います。
あ、これは自分の現実の状況は置いといて。
「よっしゃ、2000万円足らんなら足らんでしゃーないから自分で知恵絞って何とかするしかないやないかアホンダラ!そんなはした金俺の手にかかったらどないでもなるんじゃボケ!!」
と前向きに考えていくつかの方法論を考える、それを「独りブレスト(ブレインストーミング)」というヤツでその解を導きだすことにしましょう。
因みにブレスト(ブレインストーミング)とは直訳すると「脳の嵐」。基本はあるテーマについて数人でざっくばらんに自由なアイディアを出し合うことで、新しい発想や方法、手法、施策、戦略までを導き出すことを目的にしたミーティングの方法のことです。
それぞれが出したアイデアを一切否定せずに肯定的に受け止めながら、質ではなくとにかく数を優先します。いっぱい数を出すことで脳に嵐を巻き起こし、その中から奇抜なアイデアや突拍子もない発想がでたりして、その中から解決策を導き出していくのです。それを数人でやるのではなく、独りぼっちでやるのが独りブレストです(笑)
びゅうーーーーごおおおおおーーーーぐわぁぁぁぁーーーーーー(脳の嵐の効果音です)
ということで結果発表です・・・
以下はそのブレストの内容ですが、あくまでブレストですのでその内容は1アイデアに過ぎずその答えに法的倫理的専門的裏付けや保証や確約は一切しておりません。また経営の観点から言えばまずは経費を見直せ(5万円足りないなら5万円節約しろ)というのがセオリーですが、今回は家計の圧縮も考慮していませんので悪しからず。
まずは。
1.早く死ぬ・・
長生きするから2000万円足りないのなら早く死ぬことでそのリスクは回避されます。ただヒトには神のみぞ知る寿命というものがありますので基本コントロールはできません。もしそこをコントロールできるとすれば2つ。1つは自殺、もう1つはわざと身体を壊す(暴飲暴食とか過酷なトレーニングしながら断食するとか)
もちろんこれは最もお勧めできない方法です。もしこんな思いが頭をよぎったヒトはこの後のアイデアを読んで、いかに2000万円くらいのはした金を確保することが容易いことかを認識して生きることに希望を持ちましょう(笑)
2.死ぬまではたらく。
3.不労所得をつくる。
2.の死ぬまでは極端ですが、65歳でリタイアせずにそれ以降も働き続けることです。レポートは約5万円の不足ですから、最低でも月5万円を稼げれば2000万円は不要です。まずもってそのために最も必要なことは「健康」ですね。2016年の厚労省のデータによると介護を受けたり寝たきりになったりせず日常生活を送れる期間を示す「健康寿命」は、男性72.14歳、女性74.79歳。
健康を害すれば働けませんから平均で見れば男性は65歳から72歳の7年しか働けないということになり、95歳までの23年は無職となってしまいます。
ここはなんとか健康寿命を延ばしてせめて85歳くらいまでは月5万稼ぎ、奥さんも同じく80歳までの20年を月5万稼ぐことができれば、10万円×12か月×20年=2400万円が確保できることになり、その後95歳まではその蓄えで生活できる計算になります。と言う事は、問題は健康であることを前提に、どんな方法で独り月5万円を稼ぐかということになります。
では高齢になってもできる仕事にはどんな仕事があるでしょう。
①肉体労働
②知的労働
恐らく①でも時給700円×4時間×22日=6万円くらいにはなりますので健康で意欲さえあればなんとかなるではないでしょうか。
②は、やはり過去のキャリアが活かせるかどうかですね。今いる会社との関係性も影響するでしょう。現役中に成長意欲を持って仕事に取り組み、キャリアを積み重ねていればリタイアした後でもその経験値を活かして独立的にはたらくか、前職に嘱託社員として席を置きながら後進の指導や補佐的仕事を依頼されるかもしれません。ここでいう知的労働には「営業職」「事務職」「研究職」「資格職」「技術職」など色々ありますがその他にも考えられることがあるとすれば。
①②問わずチャレンジできる可能性領域として、「UberEatsの配達員」「Uberのドライバー(現行法では無理)」「YouTuberとしてデビューする」「占師」「マッサージ師」「ブログ、SNSでの広告収入」等考えれば色々あるのではないでしょうか。10年先20年先にはどこまでAIやロボットに仕事を奪われているかはわかりませんが兎に角健康であれば5万円くらいは稼げるでしょう。
3.の不労所得をつくるを少し細分化すると。
①できるだけ早期から積立を始めて準備しておく。
②持っているリソース(資産)を売却する。
③持っているリソース(資産)を貸し出す。
④新しい社会制度をつくる。
①については基本ワタスはプロとしてアドバイスする立場にありますが、これも色んな所で出ているので割愛。金融庁のホームページでもいくらの金額をどれくらいの利回りで何年積み立てればどれくらいになるのかがシミュレーションできます→https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/moneyplan_sim/index.html
因みに40歳から25年間月5万円を2%で運用できれば約2000万円が積み立てられます。基本今回の騒動で気になる方は自ら勉強する(マネーリテラシーを向上する)か信頼できるお抱えのFPをそばに置くことです。
②は親兄弟親戚含めて相続で手に入る資産の可能性はないかということです。特に不動産を両家の親が持っていればそれを売却することでそれなりに現金が手に入る可能性に期待しましょうということです。最近では「リースバック」と言う、自宅を売却して一旦現金を手にし、その後その自宅を売却先と賃貸借契約を結んで、家賃を払いながら住み続けると言うシステムも注目されています。もちろん諸条件をクリアする必要やメリットデメリットがありますが一考の余地はあるのではないでしょうか(そんな資産ないんじゃボケと言われる方は対象外)
③は②同様の資産があれば、それを売却するのではなく貸すことで月5万円を捻出するという方法です。代表的なものは不動産賃貸収入ですね。事前に老後を見据えて借入をしてでも投資用にマンション等を購入するのも得策ですので、以前にもブログで書きましたが、金融資産に加えて実物資産で運用をすることは貯めたお金を取り崩すよりも安心感がある投資手法と言えるでしょう。
そんな不動産ないんじゃボケと思われている方も一考の余地があるのは、もう少し規模の小さい所謂シェアエコ(シェアリングエコノミー)です。今現存するサービスとしてはエアビーを代表とする民泊で空いている部屋に観光客を泊まらせて稼ぐ方法があります。他人に泊まらせるのはイヤだという人には空いている部屋を貸倉庫代わりに貸し出すサービスもあります(モノオク→https://monooq.com/)し、空いている軒先を駐車場として貸し出すサービス(軒先.COM→https://www.nokisaki.com/)もあります。もちろんダイナミックに有休土地や農地を預かり運用する土地バンクリース(JPD清水→http://www.jpd-simizu.co.jp/index.html)もあります。
④新しい社会制度をつくる、というのはかなり現実的ではないかもしれませんが。
ヒントは沖縄で慣習的に行われている「模合(もあい)」です。模合とは、複数の個人や法人がグループを組織して一定額の金銭を払い込み、定期的に1人ずつ順番に金銭の給付を受け取る金融の一形態。本土では頼母子講・無尽講と呼ばれる相互扶助システムのことです。
昔から存在する信頼できる仲間同士でお金を集める仕組みですが、これをひねってトンチン年金(生き残る人が総取りするような仕組みの年金システム)的な模合を作ればどうかなと。例えばこれを、20代、30代、40代、50代、60代とそれぞれに100人ずつ都合500人仲間を募って模合を作り、月1000円集めるとすれば年間600万円で10年で6000万円、20年で1億2000万円になります。この積み立てられていくお金を原資にして同年代で最後まで生きた人に2000万円とか90歳を超えれば祝い金200万円とか、1000万円くらいは寄付に回すとかの仕組みを作るとか(60代100名のうち99名はお金が一銭も戻らない)。月1000円くらいなら戻らなくても諦められるけど自分が一番長生きできればたくさんのお金が貰え、先に死んだとしても慈善事業として寄付者の名簿に名を連ねられれば満足みたいな人はそれなりにいるのではないかと思うのですがいかがですかね(あくまでブレスト上のアイデアですので法的裏付けは無しです)
ツラツラと書いてきましたが。
要するに言いたいことは国の問題は一旦置いといて、この大炎上をチャンスと捉え、自分で色々考えて行動することで自分もお金も更に成長でき、人生を今以上に充実したものにできるのではないかと言うことなのですよ。
豊かな老後の一丁目一番地は「健康」以外のなにものでもない。そのためにも運動、食事、睡眠、ストレスコントロールには充分配慮することです。
そのストレスの大部分は人間関係とお金の問題です。その人間関係の問題は大部分はコミュニケーション不足と自我の主張です。
自我の主張はチンケなプライドと自分だけは損をしたくないという感情です。
60年生きてきて思うのですが。
28年マネジメントをしてきて思うのですが。
損得の意思決定の局面ではちょっと損をしといたほうがその後にご褒美が貰えるような気がしています(知らんけど)
むしろその局面で損をすることで「よし、これで次はイイことあるぞ」とちょっとワクワクしたりなんかするんですよね。
この度の老後2000万円足りないという話題も損得の話しに終始していますが、もし本当に自分が損をしているということならそれはきっと誰かに得を提供していることなのです。得を提供するということは徳が積まれるということとも言えるのです。徳が積立てられるといつかどこかで有形無形の得が返ってくるのです(もちろん知らんけど)
そう考えると、次は俺の番だとワクワクしてきませんか(え?全然しない?)
皆さんも独りブレストやってみれば、潜在意識の中に眠っていた未知なる自分の可能性に気づくかもしれません。新たな好奇心が芽生え、それだけでちょっとワクワクしてくるかもしれません。
最後に。
南キャンの山ちゃんのお母さんのLINEが注目されていますので共有して〆たいと思います。山ちゃんが初めて落語の高座にチャレンジする直前にお母さんに送ったLINEに返ってきたお母さんからのメッセージだそうです。
「努力して結果が出ると 自信になる。
努力せず結果がでると 驕りになる。
努力せず結果も出ないと 後悔が残る。
努力して結果が出ないとしても 経験が残る。
努力をしてその日を迎えたんだったら何も残らないことはないから行っといで。」
あ、ワタスも来週久しぶりに高座にあがります(笑)
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