実録風小説 ザ・購買エージェントへの道(起業編)    第一章 既に決まっていた?独立という選択肢(運命は誰かに決められている)
実録風小説 ザ・購買エージェントへの道(起業編)    第一章 既に決まっていた?独立という選択肢(運命は誰かに決められている)

第一章 既に決まっていた?独立という選択肢(運命は誰かに決められている)

 

「またか・・・」

 

圭太は当たると評判の霊能者や占い師を良く知っていた。

 

ライフナビゲーターという仕事を始めてから経営者との付合いが増えていた。彼らを知れば知るほど「見えない何か」を信じ、頼る存在がいることを知り、圭太もその経営者に連れて行かれることが多かったからだ。

 

もちろん圭太も不安定な、ある意味、人気商売であるため自分も興味を持った。

 

見えない何か

 

科学的ではないけれど圭太は死後の世界、生まれ変わり、カルマ、前世、輪廻転生など所謂スピリチュアルな世界を知るためにかなりの時間や費用を割いていた。片っ端から書物を読み、不思議なヒトや場所は手当たり次第に訪問した。

 

なぜ興味を持ったのか。

 

理由は2つあった。

 

1つは生命保険というヒトの命や人生に関わる仕事に就いたこと。10年のキャリアの中で、幾人もの死に直面した。

 

その前に死を宣告され、闘病生活を余儀なくされる日々を送るお客様との会話から死というものに向き合わない訳には行かなかった。一家の大黒柱を失った遺族への精神的ダメージを少しでも緩和したいという思いもあった。ライフナビゲーターという、人生の伴走者という聖職を究めようとすると踏み込むのは当然と考え、行動していたのだ。

 

そしてもう1つは。

 

この仕事を始めてから出会った、自らリスクを取り成功してきた経営者たちには、必ずといって良いほどメンターやスピリチュアルカウンセラーがいたからである。

 

彼らは経営コンサルタントの言うことよりこの種の先生のアドバイスを参考にしていた。

 

生来好奇心旺盛な圭太がハマルのは、ある意味必然だった。怪しい、如何わしい先生も沢山いたが、それでも数人との信頼できる出会いがあり、その付合いを大事にしていた。もちろん科学的な根拠や自分の意思を前提にし、あくまでも補完的参考にしていたが。

 

そして、複数の信頼できる霊能力者が異口同音に、

 

「あなたは42歳に今の仕事から別の道に進むことになっていますね。」

 

と言われるのだった。

 

「あと1年後か・・・」

 

仕事も順風満帆で、収入も充分だった圭太はその時、そのアドバイスを真剣に信じることができないまま、おぼろげに「そうなるのかなぁ・・・」程度に受け止めていた。

 

今圭太は一つの支社を任されていた。

 

60人のライフナビゲーターに4人のマネージャー。4年前、募集人0人から開設した支社は全国でもトップクラスの生産性を挙げていた。メインの仕事は支社全体のマネジメント。支社長といってもフルコミッション(完全歩合)のこの会社では、支社全体の生産性が評価対象であり、その評価が圭太の収入に直結していた。

 

即ちいかに有能な人材をスカウトし、保険営業のプロフェッショナルとなるための教育を施し、支社全体の売上を挙げていくことが圭太のミッション。もちろんオーダーメイドの保険設計により「顧客満足」を提供し続けることが前提だ。

 

顧客満足の追求。

 

この命題に対し、向き合えば向き合うほど圭太は現在の環境に疑問を抱くようになる。

 

「生保も乗合が解禁され、保険商品の自由化が進行していく中で、このまま自社の商品だけを提案していくやり方で本当にいいんだろうか・・」

 

時代は動いている。

 

大きく変化するときが近づいている。

 

そんな直感が圭太の脳裏をよぎる日が次第に多くなるのだった。

 

 

―続く―

 

 

コラム:スピリチュアルカウンセラー本物と偽物の見分け方

 

命学には三禁と戒められているものが3つあります。

 

それは。

 

「盗と姦と死は占わず」

 

・盗(とう)とは、盗難、盗みの犯人を占いで探してはいけない。

・姦(かん)とは、姦淫、色事の相手を占って捜してはいけない。

・死とは、死期を占ってはいけない。

 

つまり相手に聞かれもしないのに上記を占い、不安感を煽るような占い師は疑ってかかれということです。

 

私のメンターは常々、「解決もできないのに占いだけするのはまだ素人の段階。世の中には観える(いわゆる霊能力者)だけのヒトはゴマンといます。本当の本物はわざわざそれを伝える前に解決してあげられるヒトです」と仰ってます。

 

例えば霊が憑いてたら(霊が憑くなんて現象は有り得ないと思っている人はどうぞスルーしてください(笑))、

 

『「霊が憑いてるので祓ってあげましょう」なんてわざわざ言ってお金を取るんじゃなく、何も言わずに、もちろんお金も取らずにさっさと取ってくれてるヒトが本物です。』

 

と教わりました。

 

スピリチュアルカウンセラーも顧問弁護士やホームドクターや保険のように契約をしても何も起こらないのが一番望ましい。

 

一見何もしていないようでその状態を保つために陰でひたすら祈ってくれているヒトが良い、ということになりますね。

 

え?そんなヒトがいたら紹介してほしいって?

 

私の経験ではそんなヒトほど気難しくってその能力を見せびらかさないんですよね。

 

だから出会うのが難しい。

 

案外「そんな妖しい存在なんかに頼らず自分の直感を信じて生きて行こう」と腹を括ったとき、出会いがあるかもしれませんね。

 

*上記コンテンツは2017年に上梓したものを多少手直しし、再掲しています

 

 

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