今日4月6日はワタスにとっては大切な記念日。
と言っても誕生日でも結婚記念日でも会社の創立記念日でもありません。
そう。
末期ガン記念日。
4年前の2020年4月6日、正式に肺がんステージⅣと確定診断が下された日です。
『「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日』と詠んだ歌人の俵万智風に表現すれば。
『「もう全身に転移しているね」と主治医が言ったから4月6日は末期ガン記念日』
です(笑)
そもそも記念日とはすべからず「今無事に生きていることに感謝し、その喜びを分かち合う日」なのではないでしょうか。
そういう意味では。
5年後には95%死んでいるという確率の中、何とか4年間生きられたことに感謝し、支えてくれたり心配していただいた人たちと喜びを分かち合う日と言っても良いでしょう。
「皆さま、あれから何とか丸4年生きることができました。応援していただいたすべての皆さまへ心より感謝の意を込めて御礼を申し上げます。本当にありがとうございました!」
でもしかし。
皆さんできることならこんな記念日は創りたくありませんよね(笑)
2020年3月31日確定診断6日前伏見港にて
(この時はもう来年の桜は見れないかもしれないと思っていました)
あれから4年。2024年4月6日同じ場所にて
当時限りなくがんらしいと検査で指摘された直後からワタシは標準治療に極力頼らず、食事や生活改善に取り組み、民間療法や最先端治療やスピリチュアルなことまでありとあらゆることに取組んできました。
なぜなら。
診断確定されたその日に主治医から「治らない」と言われたからです。
今では。
多くの医師から末期がん宣告から4年が経過しているにもかかわらず、ワタシのように元気に普段通りの生活を送れているヒトはかなり珍しいと言われます。何が功を奏しているのかはワタシにもわかりません(笑)
ですが。
感覚的には主治医の言うとおりに標準治療のみの選択をしていたらとっくにあの世に行っていたと確信しています。
治療後数カ月の時のことですが、CT検査でかなり原発ガンが退縮し、「このまま無くなってくれるのでは・・」と期待したときに主治医から出た言葉は。
「堀井さん、今のうちに好きなことをしておいてください」
でした(笑)
「どうせしばらくしたら抗がん剤が耐性を持って増殖に転じ、間もなくして死ぬんですから」
という意味を込めて、悔いを残さないようにやりたいことをやっておいてくださいと言いたかったのでしょう。その時はこの主治医の発言に怒りすら覚えましたが、その後私より後にがんに罹患されて相談に来られる方々がワタシより先に次々と亡くなっていくのを目の当たりにし、この先生の言うことは(言い方はさておき)間違ったことは言っていなかったのだと納得するようになりました。
この4年間を振り返ると。
ワタシが活き続けるために留意してきたことは。
①延命ではなく完治を目指す(完治が無理なら、がんさんと共生しながら生き続ける)
②QOL(生活の質)を落とさずに治す方法を学び実践する
そのためにも。
①主治医の言いなりにならず(標準治療のガン治療ガイドラインではステージⅣは治らないとされている)自己責任で治療方法を選択する
②できるだけ死の恐怖を無くしていく(ほぼ誰もが死の恐怖というトラウマを潜在意識に抱えているのですが、そのトラウマががんをきっかけとしてモンスター化していきます。その恐怖心が自律神経を狂わせ、うつになったり、免疫力を弱めることになり結果的に更に症状を悪化させることになるのでその恐怖心を無くす)
また。
QALYという考え方を知り、QOLを落として長生きするくらいなら多少短くても充実した日々を送ることを心がけてきました。
お陰様で始めて抗がん剤を服用して2週間で副作用が出た時はかなり苦しい想いをしましたが、その後は痛みや苦しみもなく普段と変わらない生活ができています。
ですが。
残念ながら治ったわけではありません。
治まったかと思えば増殖に転じたり、ようやくすべてが消えてくれたかと思えば思わぬところで転移が見つかったりと検査の度に一喜一憂を繰り返し、まだまだ修行不足で死への不安が頭から離れることもなく、その度に様々な人体実験を繰り返して現在に至るのです(今はがんさんと共存状態・・)
そして。
そのために取組んできた時間やお金は半端ではありません。
もしワタシががんに罹患しなければ、この時間的金銭的リソースを他の有効なものに投資できたと思うと少し悔しい想いを抱かざるを得ません。
2人に1人ががんに罹患する時代ではありますが、当然ながらならないに越したことはないのです。
よって。
がん体験者のワタシから皆さんに声を大にして言いたいことは。
日頃からならないための健康管理と予防医療への時間的金銭的投資を本気でしてください。
ということです。
ご飯が食べられること、味がすること、匂いがすること、目が見えること、耳が聞こえること、空気が吸えること、歩けること、走れること、寝られること、頭が働くこと、笑うこと、家族や友達がいること、こんな毎日の生活の中の当り前のことが当たり前ではないことに気付くのは往々にしてそれらを失ったときなのです。
健康の有難さも同様で、健康を害して初めてその大切さを身に染みて感じるのです。
健康こそが倖せであるための最重要資産であり。
健康の価値はお金の価値よりはるかにはるかに高いのです。
末期ガンという経験は決して自らが望んだわけではありませんが。
それでもすべての経験は未来への投資と捉えています。
未来とは来世や来来世も含まれるかもしれませんが、今生65歳でもまだまだ未来はあります(笑)
ワタシがこれから何年生きられるかは神のみぞ知るとしか言えませんが。
今生自身で経験しているこの末期がん体験も未来への投資をしていると捉えて。
真の倖せとは何かとか、健康の大切さとか、がんという病気に対する向き合い方とか、そしてもしもの時に必要な保険に対する考え方や最適な保険商品の選び方等を広く伝えていくこととか。
人生の集大成を出し切ることで、もう少し社会にお役に立てることがあると思っています。
え?投資の見返りは何なのかって?
死ぬ間際に心の底からいい人生だったと言い切れる自分になることです(笑)
そのためにも。
毎日毎日を丁寧に悔いなく活きることを心掛けていきたいと思います。
あのホケンブリア神殿が復活しました。
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