1月1日石川県能登地方で発生した地震で被災された皆さまには心よりお見舞い申し上げます。速やかなご復興をひたすら祈念いたします。
新年あけましておめでとうございます。
皆さん年末年始はどのように過ごされましたか?
我が家は毎年息子ら家族が帰省してくるのですが、今年は帰省当日になって愛孫ハルトくんがインフル罹患となりハルトママと東京居残りを余儀なくされるというアクシデントがありましたが、予定通りにぼんくらツインズと愛孫ミオしゃんは帰省し、それなりに賑やかな年末年始を過ごすことが出来ました。
年末にはかつてのようにぼんくらツインズの幼馴染が襲来したり、
元旦には嫁一族(両親、義妹家族)含め総勢12名での新年会兼義母の卒寿(90歳)のお祝い、
親子孫3代入り混じってのカードゲーム大会が開催されたりと非日常を満喫させていただきました。
そして。
1年の「計」は元旦にありと言いますが、ホリイ計は末期ガン宣告を受けてから間もなくマル4年を向かえます。
5年生存率4.8%の中で生きているワタスにとっては1年どころか1日1日が貴重な時間となりましたので、年を越せただけでも感謝の想いでいっぱいです。日頃から心配し、励まし、支えてくれる家族や社員、友人や仲間の皆さんに改めて感謝する次第です。
あと1年少し生き抜けば5年を超えますのでそれまではなんとか踏ん張るつもりです(笑)
今年は辰年ですね。
四柱推命的(十干十二支的)には甲辰(きのえたつ)。甲は甲乙丙丁・・と十干のトップですからまさにスタートの年と言われています。
甲は陽の木、辰は草木がよく育つ春の湿土ということで樹木が天に向かってぐんぐん伸びていき、あらゆることが発展していくさまが思い描けます。
来年は更なる株価の上昇や経済発展など明るい兆しがそれなりにありそうな気配です。
因みにワタシの命式は乙木(陰の木)で草花なのですが、甲(陽の木)の年は、このまっすぐ伸びる木に草花が巻き付きながら上に上がっていけるので中々いい年になると観ることができます。
なので。
皆さんワタシについてきてください(笑)
それにしても。
2023年も色んな出来事がありましたが(多すぎて割愛)、その中でも明るい話題としてはやはり将棋の藤井聡太(21歳)さんと言わずと知れた大谷翔平(29歳)さんの異次元の大活躍ではないでしょうか。
特定のジャンルで日本や世界に影響を与える若者の台頭は高齢者大国の日本にとっては喜ばしいい限りです。
ですが。
その喜びとは裏腹に自分より年上のヒト達がまだ現役で活躍している姿の方が共感をしてしまうワタシがいます。
例えば。
ミュージシャンでは永ちゃん(矢沢永吉)や桑田さん(桑田佳祐)、役者では役所広司さん、芸人では明石家さんまさん、そして起業家では柳井さん(ファーストリテイリング)や孫さん(ソフトバンクグループ)など。
この方々をメディアで見るにつけ、リスペクトすると同時に、
「俺もまだまだこれからや!年上のヒトがこんだけ活躍したはるんやから俺もまだまだやったるでーーー」
と奮い立たずにはおれなくなるのですよ。
「末期がんで死にかけのジジイがこれだけやってるんやから俺らもやらんわけにはいかんなー」とか、
「こんな歳の取り方やったらまんざら歳とるのも悪くないなー。」
なんて思われるような存在に自分もなってやろうというモチベーションが沸き立つのですよ。
このブログを読んで、
「えぇー、堀井さんまだ仕事続ける気かいなー。ええ加減老害は引退せーよ。」
と思った社員の皆さん。
新年早々残念でした(笑)
もちろん若手の台頭を邪魔する気は毛頭ありません。一昨年は14年務めてきた一般社団法人保険乗合代理店協会の理事長を退任(今は名誉理事長)し去年は㈱L.T.V.の社長を退任しました(今は会長)。肩の荷を下ろすことに寂しさが無いとは言えませんが、体調や年齢から、いつ引退しようかと真剣に考えることも間々あるのも事実です。極力「DO」(行動)のマネジメントから「BE」(存在)のマネジメントに移行しながら権限移譲を早め、2030年(70歳)を向かえるころには完全リタイアすることも視野にいれています(そこまで生きられるかもわかりませんが・・)
完全リタイアした後の景色はまだおぼろげで明確な目標ややりたいことが決まっているわけではありません。5年前の還暦を迎えた時も65歳には完全リタイアするつもりでしたから気が変わっている可能性も充分あります(笑)
でもしかし。
いつ何が起こっても周りのヒトタチが困らない状況にしておくことと、その後の自分の人生が更に楽しく倖せに満ち満ちたものになるための準備をしておく必要はあると思っているのですよ。
実は。
何年も継続していた「叶えたい100の夢リスト」は3年前に中断しました。末期ガン宣告を機に今までそれなりにストイックに継続していたものを見直し、できる限り肉体的にも精神的にも無理をしないことを心がけようと思ったのです(結果的にはかなり無理をしましたが・・)
一旦色んなものをやめてみて、その中からどうしてもやりたいと思ってうずうずしたことをやろうと思っていたのですが、今うずうずしてきたことが3つ程あります。
そりは。
1.落語再開
2020年1月に神戸の喜楽館で開催した師匠桂春蝶くんとの二人会を最後に高座から遠ざかったままでしたが、実は今創作ネタを仕込んでいます。天災という古典落語をベースにがん治療体験で自身が感じた体内の臓器が会話しながらがんさんを正常細胞にもどってもらうという「天災・体内ヴァージョン」です。
2.コミュニティの立ち上げ
自分が今まで興味を持って取り組んできたことに共感してくれるヒトタチが集い、情報交換できるコミュニティサロンのようなものができないかと画策しています。まだテーマは定まっていませんが、何となく「健康」「がん治療」「保険営業」「保険代理店経営」「マネジメント」「精神世界」あたりでしょうか(笑)
3.ボランティア活動を始める
過去にはスポットで被災地に入ったり義捐金を送ったことはありますが、継続的にやっていたわけではありませんので継続できる何かをしていきたいと思っています。
この3つを合体させると、
「ボランティア活動としてがん治療中やサバイバーの方やその家族の方々を対象としたコミュニティを作ってその活動の中に落語を盛り込んだ講演会を企画して全国を周って元気とか勇気とか自分でやっている治療情報を提供する」もしくは「講演料はいただいてすべて寄付をする」みたいなイメージになるかもしれませんね(あくまで構想です)
上記3つは基本個人的な目標です。
え?お前には仕事の目標はないのかって?
もちろん無いことは無いのですがそれはまたオフィシャルな場で発表したいと思います(笑)
振返ればワタスはこう見えてもかなり真面目に生きてきたように思います。
23歳から32歳までのサラリーマン時代は流通業の花形バイヤー職を目指した10年でした(最後2年は念願のスキーのバイヤーを経験しました)
33歳で転職したフルコミッションの保険営業の世界では保険営業、営業所長、支社長と務めましたがMDRTや社長杯、年に2回の短期コンテストの入賞とそれに伴いついてくる収入という目標を自分に課して走り続ける10年でした。
その後起業してからの23年も会社を成長させるために知恵と時間とお金を会社に注ぎ込んできたつもりです。
そこに後悔があるわけではありませんし、それなりに楽しく充実した人生を送ってきたという自負もあります。
ですが。
起業してからのワタシはあるべき経営者の立場で生き過ぎてきたようにも思うのです。
著名な心理学者アドラーも、
「他人の顔色を伺ったりご機嫌を取るのは『他人の人生を生きること』である。」
と言われています。これはわかりやすく言うと、
「自分らしく活きなさい」
ということです。当社のコーポレートメッセージは「MAY I HOLOS YOU?~あなたらしい素敵な活き方応援します~」
なのですが、振返っておまえは「自分らしい素敵な活き方をしているのか?」と自分に問いかけてみると、必ずしもそうではないなと思うのですよ。
「オマエは本当はもっと不真面目な奴だろ?もっと自由度を上げて、先の目標達成よりも今の「快」、今の「倖せ」を優先しろよ。」
と心の声が聞こえてくるのです。
その方が結果、会社の生産性が上がり、権限移譲が進み、更なる成長に繋がるような気がしているのです(あくまで希望的観測ですが(笑))
幸せの価値観は人によって違います。皆さんはどんな時に幸せを感じますか?
脳科学的にはヒトが幸せと感じる時には、ドーパミン、オキシトンシン、セロトニンという3つの幸福ホルモンと言われる神経伝達物質を脳内から分泌させていると言います。
ドーパミンが出ていると、心臓がドキドキするような高揚をともなう幸福感が出ます。セロトニンが出ていると、爽やか、安らかな、おだやかな幸福感が出ます。オキシトシンが出ていると、人やペットなどとの「つながり」「愛情」、あるいは赤ちゃんを抱っこしているときの、愛に包まれた幸福感が出ます。
セロトニン的幸福とは、一言で言うと、健康の幸福。心と体の健康です。オキシトシン的幸福とは、つながりと愛の幸福。友情、人間関係、コミュニティへの所属などの幸福です。ドーパミン的幸福とは、お金、成功、達成、富、名誉、地位などの幸福です。
(抜粋:スリーハピネス 精神科医が見つけた3つの幸福 樺沢紫宛著 飛鳥新書)
一般的にはこのドーパミン的幸福を目指すことを成功と位置付けて、目標を掲げその達成に向けて邁進するというイメージが強いのではないでしょうか。
けれども。
ドーパミンは自己成長にはつながりますが、使い方を間違うと自己破綻にも向かうと言います(海外では悪玉、マイナスのイメージで捉えられている)。ワタシなんかももっともっとと追及し続けてきた結果が、がんになった可能性もあるのではないかと思ったりもします(あくまで可能性ですが)。
更にけれども。
経験上は、若い時は描いた夢や目標に集中し、セロトニン的幸福やオキシトンシン的幸福を犠牲にしてドーパミン的幸福を得ることを目指すという時期はあってもいいと思います。藤井聡汰さんや大谷翔平さんもむしろその時期を経なければ一芸で突出した稀有な存在にはなり得ないでしょう。もしくは異次元の若者は何も犠牲にすることなく3つの脳内ホルモンを既にバランスよくコントロールしている可能性も大いにあります。
心配があるとすれば彼らが歳を重ね、勝負に勝てなくなった時や怪我や年齢による体力の衰えで現役引退を余儀なくされた時にどう感じ、どう活きていくかが新たな人生の始まりになることでしょう(まーレベルが異次元ですからワタシごときが心配する話ではありませんが(笑))
なので一定以上の年齢になれば。
ドーパミンの幸せよりセロトニン、オキシトンシンの倖せを先行し、まずは今目の前にある倖せに気づくこと。不肖ワタスも末期がん宣告を受けて初めてセロトニン的幸福(健康)とオキシトンシン的幸福(支えてくれる家族や仲間)の重要性に気づいた一人です(遅すぎる・・・)
そこをベースにしたうえでドーパミン的幸福を目指すというのがシニアの理想的な活き方だと想うのですがいかがでしょうか?
最終的には。
一切の目標を持たずに日々をワクワクと楽しく倖せに活きることがワタシの目標です(笑)
とはいえ。
66歳にしてなおも好奇心を失わず、挑戦し続ける自分でもありたいと思っています(どっちやねん!)
因みに起業は42歳。サーフィンを始めたのは43歳。お金を貰っての研修講師デビューも43歳。落語を始めたのは12年前の53歳の時でした。四柱推命の勉強は59歳。ゴルフで100切れたのは63歳です(笑)そう思うとワタスの人生はかなり遅咲きのスロースターターです。
まだ40そこそこで人生を悟ったように惰性で活きている人がいれば、これからが本番だと言いたい。40代は鼻たれ小僧、50代でも若造、60代になっても末期ガンになっても可能性は無限です(笑)
本年は。
「年齢不詳、歳不相応、身心健康ちょっとアホ、シゴトは控えめアソビは全力、渋くて可愛く、ヤンチャで真面目、エロくてお洒落で、妖しく爽やか、こんな活き方をしたいと憧れられる支離滅裂の66歳」
を目指したといと思います(笑)
皆さま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
堀井拝
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