早や月半ば

つい先日年が明けたばかりなのにもう月半ばを過ぎましたね。

因みに２８年前の作日は阪神淡路大震災でした。その日の夕方に救援物資を持って現地まで行ったときの光景は今も瞼に焼き付いて離れません。

あの日もっと生きたいと思ってこの世を去ったヒトタチの未来を私たちは生きています。

そう思えば１日たりとも、１秒たりとも無為な時を刻むわけにはいきませんね。

晩年に我が人生を振り返った時（もうオマエは晩年やないか・・）、後悔しない活き方をしていこうと常々思いながらこれまでもそれなりに色々なことにチャレンジしてきたつもりです。

また。

その結果として誰かの人生に良い影響が与えられたら尚好しとも思うのですが。

先週のこと。

１０数年ぶりに再会したヒトがいます。

その彼は。

ワタスが起業したばかりの頃（多分２０年以上前）に弊社を担当してくれていた税理士先生です（その頃はまだ無資格者）

ワタスも新米社長でしたがその彼も駆け出しの会計事務所職員でした。

その彼は。

その後別の会計事務所に転職し、その後に独立、今ではある業種に特化した会計事務所の代表として大活躍しています。

そんな彼とひょんなことから超久しぶりに再会したのですよ。

「堀井社長、本当に久しぶりです！」

「こちらこそ！〇〇さん、立派になったもんやね～」

「いえいえ、滅相も無い。実は・・」

「え？何？」

「今までの人生で影響を受けた方が２人いらっしゃるのですが、その１人が堀井社長なんです。」

「そんなアホな～（笑）」

「いえいえ本当なんです。堀井社長は覚えてらっしゃらないと思いますが・・」

全く記憶には無かった辛辣な言葉

「当時月初めに前月に〆た資料を持って振り返りの訪問をしてたのですが。」

「あー、そやったなー。」

「ある日、堀井社長から、「〇〇くん、この資料は俺も事前に見てるし、内容はある程度理解してるつもりや。お互いにとってこの時間は意味があると思うか？」って言われたんです・・」

「え？俺そんなこと言ったん？めちゃくちゃ嫌な社長やん！」

「いえいえ、でもそれからなんです。自分の存在価値について真剣に考えるようなったのは。その言葉を契機にその後ある業種に特化した会計事務所に転職し、そこで勉強させていただき、その後更に絞り込んだ業種に特化した会計事務所として独立したんです。この業種なら誰にも負けない価値のある存在にならないといけないと思ったきっかけを与えていただいたのが実は堀井社長なんです。」

「そ、そうやったんや・・・」

恥ずかしながら全く覚えていませんでした・・

ただ、恐らく起業して間もなくですからワタスもまだ４０代の好青年？でしたし、今よりは多少トンガっていて、それなりに忙しくもしていたのでしょう。まだまだ経験の浅い会計事務所担当の彼のアドバイスにそれ程価値を感じていなかった可能性は否定できません（それでも辛辣すぎるやろ・・）。

まー結果的にはこの彼はその後自身の努力で確固たる地位を築いたわけですから、ワタシの辛辣な言葉は彼の人生を好転させるきっかけになって良かったと言えば良かったのですが。

逆に。