この命かあの命か。ジャスミン堀井の自然生活のススメ・その3
この命かあの命か。ジャスミン堀井の自然生活のススメ・その3

我慢の三連休

相も変わらずですが、毎朝1時間ほどかけて朝食作りにいそしんでおります。包丁で野菜を切ってサラダをつくり、ニンジンをスロージューサーで絞り、フライパンでスペイン風オムレツ、もずくには生姜をすってレモンを絞り・・数十年仕事しかしてこなかった僕がまさか朝食をつくるようになるなんて思いもよりませんでした。目下可愛いエプロンを買おうか思案中です(笑)

ところで。

『「リーダーシップ」とは一定の成果を出すために、互いに相克する対立事項を統合していく活動のこと』です。

組織のリーダーは、「長期と短期」「論理と感覚」「統合と分化」「受容と支配」「効率と感情」等常に葛藤と直面しながら、最終意思決定を求められます。まさにあちらを立てればこちらが立たないという相克する対立事項をどう統合していくかで結果が変わっていくのです。

そして今。

日本国のリーダーは「人命か経済か」という相克する対立事項をどう統合するかの決断に迫られているのですが。

菅首相 コロナ に対する画像結果

もしあなたがリーダーなら、この対立事項をどう統合していきますか?

この命かあの命か

前回のブログにも書きましたが。

死んだらあかん。ジャスミン堀井の自然(じねん)生活のススメ・その2

実は「人命か経済か」という対立は、「この命かあの命か」という対立でもあります。「この命」はコロナ感染による死亡、「あの命」は経済の停滞に端を発した自殺者です。もちろん理想的なコロナ対策は感染者、失業者の双方の救済ですが、そんな妙案はあるのでしょうか(もちろん有識者の方々が日々知恵を絞っていらっしゃるでようが)。

過去のデータを見ると失業者数と自殺者数には相関関係があります。

1997年に消費税率が3から5%に増税され、失業率が増加、それに伴うように自殺率が急増していきます。

2012年に第二次安倍政権が誕生し、アベノミクス効果からか失業率は減少していき、自殺者数も、それに伴うように減少しています。

あくまで概算ですが、コロナ感染による死亡者数A(約2千人)と年間自殺者数B(約2万人)とは10倍の開きがあります。この直接と間接の死亡者合計をCとすると。

 C「 総死亡者数」= A「感染死亡者」+ B「経済死亡者」

となりますが、「A」の増加を抑えることで、景気悪化が加速し、失業者が増えるリスクもあり、「A」の増加防止は、とても大切ではあるものの「B」が増加してしまい「C」が、かえって増えてしまう可能性もあるのです。

そして着目すべきは死亡者数をさることながら「死亡年齢」です。

データは4月19日時点ですが、60代~80代で92.4%と圧倒的に高齢者です。それに対し自殺者数は、

200901-202009_月次自殺者数(発見日)_2020-09-01

2020年9月の自殺者年齢では20代~59歳までで58%を占めています。

命の値段

人の命をお金に換算するのは不埒かもしれませんが、保険ビジネスでは適正保証額を算出するうえでは欠かすことはできません。幾つに無くなるか、どれくらいの収入の人が亡くなるかによってその将来にわたる遺失利益額が変わり、経済価値に置き換えることができるのです。少々専門的には、将来に渡る収入予測額を年金現価係数(ライプニッツ係数)で割り戻して計算すると、

ざっくりバックり上記のようになります(今年の4月から係数が変更されました)。30歳と60歳の金額差はほぼ倍となりますので、若い方が亡くなれば亡くなるほど経済的損失(生み出す付加価値)が大きくなるということであり、即ち日本の経済力も低下するということになるといっても良いでしょう。

仮に、年収800万の60歳の人が10人コロナウィルスで死亡すれば4億6510万円の遺失利益、30歳の人が100人(コロナ感染者の10倍)自殺すれば93億5800万円の遺失利益となのです(かなり乱暴なロジックですが)。

批判覚悟の個人的見解

もし僕がリーダーならこの難問にどんな意思決定を下すのか。

残念ながら今の僕の頭脳ではどちらも両立させる妙案は浮かんできません。かといってどちら付かずの中途半端な決断では何も解決できないでしょう。ではどうするのか。経営の意思決定でも同様ですが、何かを得ようと思えば何かを捨てる必要があります。

批判覚悟で個人的見解を展開するなら、若者を救うことを優先し自分自身(高齢者)を捨てることではないかと思のです。データを見る限り、ほとんどの若者は重症化もせず死にも至りません。高齢者の命に気を使いすぎて経済を抑制しすぎることで若者(20代から59歳)の死(自殺者)を増やしてしまうことがあってはならないと言うのが僕の見解です。

つまり、僕がリーダーならもちろん三密を避け、自己責任で予防することは前提ですが、過度な経済抑制策を取らないということになります。

船が難破し、救助をする時には、子供から先に救助船に乗せ、お年寄りは最後ですよね(映画では・・)。僕ももし子供や孫と一緒にその難破船に乗っていたなら躊躇なく孫を先に救助船に乗せると思います。特に僕は末期ガンを宣告された身ですから、今生きていることも「おまけ」のようなもんですから(笑)

「もう俺のことに気を使わずに、やりたいこと、やるべきことをやればえーやないか。もちろん俺は俺で自己責任でコロナにかからないようにはちゃんとするからさ」

て感じですかね。

サイトカインストームを防げ

やや過劇な経済抑制不要論を展開しましたが、もちろん若者も高齢者も感染しないに越したことはありませんし、もし感染しても最悪重症化さえしなければいいのです。

その重症化しないために大事なことは「サイトカインストーム」を防ぐことだと言われています(あまりメディアでは取り上げられませんが)

サイトカインストームとは何ぞやということをザックリバックり説明しますと。

サイトカインとは「ウイルスに感染した細胞が作り出す炎症関連物質の総称」のことなのですが、コロナウィルスが肺の中に入ってくると、肺細胞がこのウィルスをやっつけるためにサイトカインという物質を出します。このサイトカインはいわば人体のSOS信号で、この信号により免疫細胞(T細胞やマクロファージなどの白血球)がそれを察知して感染細胞の現場に駆けつけ、コロナウィルス撃退行動に出ます。

しかし、このサイトカインがウィルス撃退だけでは収まらず、制御不能で暴走し出し、免疫細胞が逆に人体を攻撃して深刻なダメージを受けてしまう。これを「サイトカインストーム」と言うのです。つまり、サイトカインの嵐が肺の中で起こり、自己免疫が自分の肺を壊していくのです。これが重症性肺炎なのです。

では、このサイトカインストームが起こらないようにするにはどうすればいいのか。もうこれは話が長くなるので結論だけ言いますと・・

オメガ6(サラダ油、コーン油)過多、オメガ3(アマニ油、エゴマ油)過少の食生活を見直すこと。つまり、亜麻仁油とかエゴマ油、青魚などオメガ3の油をしっかり摂取すること

オメガ3には(一部オメガ6にも)コロナウィルスによる炎症を解消するSPM(炎症収束性脂質メディエーター)という働きがあるのです。日常の食習慣ではついオメガ6過剰、オメガ3過少になりがちなので、意識してオメガ3を摂ることで、6と3のバランスが整い、重症化リスクを回避することが可能になるのですよ。

因みに高齢者かつ肺疾患のある超リスキーな僕は、毎朝良質な亜麻仁油を大さじスプーン2杯、朝晩のニンジンジュースにも入れて飲んでいます。

なので多分恐らくコロナウィルスに感染しても重症化しないと思います(もちろん知らんけど・・)。だから世の中の若者たちは、あくまで羽目を外さない前提で「活きる」ための行動を止めないでくださいね。

参考文献:消費者経済総研→http://retail-e.com/syouhisya-keizai-covid-shitsugyou.html

ウィルスにおびえない暮らし方・山田豊文(井栄書房)

プラズマ科学はこうして人体の危機を救う・田丸滋 坂の上雫(ヒカルランド)

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