66回目の誕生日に寄せて。宿命に生まれ、運命に挑み、使命に燃える
66回目の誕生日に寄せて。宿命に生まれ、運命に挑み、使命に燃える

66回目の誕生日に寄せて

7月27日はワタシの66回目の誕生日でした。

61歳で末期ガン宣告をされてから紆余曲折を経て5年目を迎えています。

5年生存率4.8%の中、あと半年ちょい生き延びられれば当初目標の4.8%の中に入れます(笑)

 

ひょっとしたらワタシのことをもうすっかりガンは治ったと思っている方も多いかもしれませんが。

 

実は。

 

全然そんなことありません(涙)

 

ステージⅣは既に全身にがん細胞が蔓延っているということなのでかなり手強いというのが実感で。

 

確定診断をされた当時の主治医が「あなたのがんは治りません」と言われたこともまんざらウソではなく。

 

もうこれで治ったと思えば新たな部位に怪しいところが見つかるという状況をここ数年繰り返しており。

 

抗がん剤は打ってないもののありとあらゆる人体実験を繰り返しながら何とか生き延びているという状況です(笑)

 

3年前に本を出版した時は罹患後半年間のドキュメントでしたが、あれから既に4年近くが経過していますので、その間の治療方法や精神状態等書くネタは山のようにありますので。

 

またオファーがあれば書きたいと思います(笑)

 

宿命に生まれ、運命に挑み、使命に燃える

ところで。

 

この4年間オマエは倖せだったのかって?

 

微妙です(笑)

 

治療に時間とお金は結構使いますし、何より死に対する不安感とも付き合っていかないといけませんので、もし健康だったらその時間やお金はもっと有意義なものに使えていただろうと思うのです。

 

とは言え。

 

なっちまったものは仕方ありません(笑)

 

ブログタイトルに掲げた。

 

「運命に生まれ、宿命に挑み、使命に燃える」

 

という言葉は故小渕恵三元総理大臣の言葉です。

 

「宿命」とは生まれながらにして授かるもので、自分では変えることができません。

「運命」とは自分の意志を超越したところで身の上に巡ってくるものではありますが、生き方や努力次第で変えることも可能です。

「使命」とは使われる命。今生で自分に与えられた役割と言えます。

 

ワタスの価値観的には少々重い感覚の言葉ではありますが。

 

ワタスが末期がんになったのは宿命と捉え。

 

運命的にはその絶体絶命の危機をギャグを織り交ぜながら乗り越えていくことにチャレンジし。

 

数多のがん罹患者の方々に元気と勇気と治すための考え方や方法を伝えていくことを使命としたいと思っています。

 

倖せになる方法とは

ところで。

幸せとはどんな状態を指すのでしょうか?

脳科学的には。

脳内でドーパミン、セロトニン、オキシトシンというホルモンが十分に分泌されている状態で「幸福」を感じると言います。

つまり。

脳内で幸福物質が出た状態が幸せであり、幸福物質を出す条件というのが「幸せになる方法」だということになります。

 

セロトニンが出ていると、爽やか、安らかでおだやかな幸福感が出ます。

オキシトシンが出ていると、愛に包まれた幸福感が出ます。

ドーパミンが出ていると、心臓がドキドキワクワクするような高揚感を伴う幸福感が出ます。

 

自身の体験からも実感するのですが。

 

①セロトニン的幸福とは心と身体の健康の幸福。

②オキシトシン的幸福とは、友情、人間関係、コミュニティへの所属等つながりと愛の幸福。

③ドーパミン的幸福とは、お金、成功、達成、富、名誉、地位などの幸福。

なんですが。

①はすべての土台なのですが、普段健康なヒトは当たり前すぎて恐らくセロトニンが分泌されていることすらわからないと思います。

②も嫁さんがいて当り前、ご飯作ってもらって当り前、ゴルフに一緒に行ってくれる友達がいても当り前だとオキシトシンが分泌されているかなんて意識することもないでしょう。

つまり。

③のドーパミンが出るようなこと、即ち目標を達成すれば出世とか昇給とかお金や地位がついてくることこそが「成功」であり「幸せ」だと思って多少のことは犠牲にしてでも頑張るという動きをしがちになるのです。

ワタシも。

大人になってからはシゴト中心の人生で目標を設定してはその目標をキャッチアップしようとそれなりに頑張るタイプでしたから典型的な③中心の生き方をしてきたように思うのです。

 

セロトニン的幸福をないがしろにして、更に家庭もないがしろにしてオキシトシンの分泌もないままで、ひたすら目標達成に向けたドーパミン的幸福を目指すと、メンタル疾患や身体疾患に陥る可能性が高くなり、結果「幸福」になるどころか「不幸」になってしまう可能性があるのです。

 

なので。

 

何をおいても「健康」という基盤が、絶対に、絶対に必要なのです。

 

結論的には。

 

ヒトは得てして健康を害して初めて健康の大切さを思い知ることになるので(ワタシのように)

 

健康なうちに健康によくないことは極力しないことを肝に銘じてくださいよと言いたいのです。

参考:スリーハピネス精神科医が見つけた3つの幸福 樺沢紫宛著 飛鳥新社

 

長期的な幸せ(WELL-BEING)の構造とは

自分の66年の人生を振り返ってWELL-BEING(長期的な幸せ)の構造を図にしてみました。

健康という土台の上に人間関係があり。

その上に仕事とか趣味とかボランティアとかのやりがいや生きがいがあるのです。

お金は。

あくまでその土台から生み出された結果であり。

 

お金だけを目標に追い求めると。

 

最終的には健康を害し、ヒトが離れ、幸福感を味わえない人生になる可能性が高いのですよ(あ、ワタシがこれだけを追い求めてきたわけではありません(笑))

 

長い目で見れば。

 

それが「WELL-BEING(長期的な倖せ)」だと思います。

 

謝辞

今回もたくさんの方々から温かメッセージをいただきました。メッセージに散りばめられた「カッコいい」「若々しい」「面白い」というワタシへの表現のその一言一言が活きる励みになります。

 

「カッコいい」は万人が嬉しい誉め言葉です。

「若々しい」は年を取れば取るほど嬉しい誉め言葉です。

「面白い」は関西人には最高の誉め言葉です(笑)。

 

別にこれだけを価値観にして活きているわけではありませんが、これから幾つまでこの誉め言葉をいただけるかは、恐らくワタスの健康のバロメーターだと思っています。

 

もちろんこのままなだらかに幕引きをしていこうとは思っていません。

 

因みに起業は42歳。サーフィンを始めたのは43歳。お金を貰っての研修講師デビューも43歳。落語を始めたのは53歳。四柱推命の勉強は59歳。ゴルフで100切れたのは63歳。年がいもなくオンラインサロンは65歳で始めました(笑)

 

そう思うとワタスの人生はかなり遅咲きのスロースターターです。

 

まだ40そこそこで人生を悟ったように惰性で活きている人がいれば、これからが本番だと言いたい。

 

40代は鼻たれ小僧、50代でも若造、60代になっても末期ガンになっても可能性は無限です(笑)

 

これからも挫折や屈辱を味わうこともあるでしょう。

 

でもそれもこれもギャグに転換しながら前進していく所存です。

 

では、最後に毎度おなじみの誕生日宣言をさせていただきます。

 

「年齢不詳、歳不相応、身心健康ちょっとアホ、シゴトは控えめアソビは全力、渋くて可愛く、ヤンチャで真面目、エロくてお洒落で、妖しく爽やか、こんな活き方をしたいと憧れられる支離滅裂の66歳を目指したといと思います(笑)」

 

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