東京オリンピックが昨日閉幕しましたね。コロナ禍の中開催までの道のりは余りにも険しかった東京オリンピックもいざ開催されるとかなりの盛り上がりを見せたのではないでしょうか。少なくとも僕はアスリートたちが繰り広げるドラマに連日釘付けになりました。それにしてもなぜこうもオリンピックは見ていて人々を感動させるのでしょうか。日の丸を背負って戦ってくれているからでしょうか(スポーツ観戦で盛り上がる方法は究極のエコひいきをして観ること・・)。まるでウルトラマンや仮面ライダーのようなヒーロー(ヒーローがそれしか浮かんでこない・・)に自分の姿を投影させ、あたかも自分がヒーローになったかのような気分にさせてくれるからでしょうか。今まで支えてくれていた家族やコーチの涙やねぎらいの言葉が愛あふれていて心を打つからでしょうか。
いろんな人のいろんな感じ方があると思いますが、恐らく根底にあるのは半端ない全力度本気度が伝わるからではないでしょうか。勝ち負けという結果以上にひたむきな一所懸命さに人は感動するのではないかと思うのです。
で、「この彼ら彼女らが僕たちに与えてくれた勇気や感動のバトンを誰にどういう形で繋げばいいのだろう。」
と思うのはワタスだけでしょうか。
自分の子供よりもはるかに若い彼らが世界中の人々の心を動かしている中、御年63歳になったアスリートでもないロートルの、それも昨年末期ガンを宣告された死にかけ?の自分にできることは何があるのだろうと思うのですよ。
一流のアスリートたちが人々を感動させるように、我々一般人が行動する姿で人々を感動させられることはできないのかと。感動をただ感動で終わらせず感即動(感じたら即行動する)に変え、感動のバトンを目の前のヒトやコトに繋げば日本や世界はもっともっと元気になるのではないかと。
今の僕にその可能性があるのは、まずは元気に活きること、そしてあとは仕事くらいしかありません。僕に限らず世の中のビジネスパーソンは、仕事のプロとしてその仕事ぶりでお客様や社内の仲間や業界の人たち、そして愛し愛されたい家族を感動させることではないかと思うのです。
今回も色んなシーンに感動をしましたが、個人的には中でも上の写真、ボクシングの入江選手の笑顔の入場とサーフィンの五十嵐カノア選手の海に向かって感謝するシーンは心を打ちました。
入江選手は、インタビューで常に笑顔の理由について「大学1年生の時のアジアオセアニア予選で日本体育大学の監督から『笑顔でね』というアドバイスをいただいて笑顔で入場したら五輪の切符をつかむことができたので」と語っていました。これはまさしく笑いによって武運を呼び寄せたとしか考えられません。恐らく彼女が鬼瓦権蔵のような険しい顔で入場していたら今回の金メダルはなかったのではないでしょうか。
カノア選手は海に向かって座礼した理由を、「悔しかったけど、悔しい中でもありがたいと思って。海の神様にありがとうと言った。4年間の準備があった。ここまでよくやったなと自分でも思いました」恐らく彼の人生はサーファーの父と海という環境無しでは語れないでしょう。常に自分の思い通りに乗りこなせるとは限らないのもまた人生。それでもその環境を与えてくれた海という大きな存在に感謝したのは、ただのパフォーマンスではないでしょう。
感動するということは、振動が伝わるということです。振動するということは音や光だけでなく、あらゆるものや感情が共鳴したり共振したりして常に「響き合う」ことで60兆個の細胞が活性化し、今まで眠っていた遺伝子が発現し、とてつもない力が発揮されたりすることです。
つまり。
万物が振動している中で、何に共振するか、つまりヒトは日々の環境の中で自分と共鳴共振しているものを引き寄せていて、その共振している時間と空間と仲間のことを環境というのです。
だから。
つくづく人生はどんな環境に身を置いてきたかが大事なんだと思うのですよ(かなりはしょっているような気がしますが・・)
実は。
弊社は8月から新年度を迎えています。昨年度はコロナ禍にもかかわらず、過去最高売上、最高利益で着地することができました。これもひとえにお客様は元より、弊社社員、ステークホルダー、お取引先の皆さま方のご尽力、ご協力の賜物です。この場を借りまして御礼申し上げたいと思います。
起業してから早や20年以上が経過をしました。
順風満帆とは程遠く、数度の経営危機も経験してきました。特に改正保険業法施行時には「王道」を歩むと決意し、オーナーシップを捨てても資金調達に走るという選択をしました。その長いトンネルを抜けるかと思うと、バレンタインショックがあり、ホワイトデーショックがあり、コロナショックがありと、次から次へと「環境の変化」が押し寄せました。そしてとどめはワタシの末期ガン宣告です(笑)
それでも長いトンネルから抜け出せたのは、自分自身の執着を捨てたこと、つまりオーナーシップを捨てたこととリーダーシップを捨てたこと(治療を優先し権限移譲を加速)ではないかと思うのです。
「捨てること、手放すこと、任せること、信じること」の大切さをこの歳になってようやく気付くことができました。
では経営者に求められる最も大事なことはなんなのでしょうか。
理念、コンセプチュアルスキル、戦略立案、リーダーシップ、戦術、マーケティング、教育、仕組化能力、人間力、カリスマ性、資金調達力等などたくさんの項目が思い浮かびます。
そんな中。
過去20年を振り返り、良いときも悪いときも経験してきた今だからこそ思うのは。
「カルチャー(企業文化)を組織に根付かせること」
ではないかと思うのです。文化は一朝一夕にはできません。企業文化とは理念をベースとして長い期間を通じて経営トップが語り、掲げ、身をもって体現しながら社員を巻き込んでいく中でゆっくりと根付いていくものではないでしょうか。え?こんなもの無かったって成長している企業は山のようにあるやろと。うーん、確かにそうかもしれません。でも企業の寿命を50年とか100年とかに見据えたときにはやはり企業文化は顧客にとっても、社員にとっても、未来の社員にとっても、取引先にとってもとても重要なような気がするのですよ。
これはB/SやPLにも反映しない言わば無形資産です。数値には現れませんが、実は経営危機を乗り越えてこれたのもこの見えない資産のお陰かもしれないとも思うのです。少なくとも自身の中で変わらず意識してきたことは。
「MAY I HOLOS YOU?~あなたらしい素敵な活き方応援します~」
を体現すること。そして「ユーモアビズ」という常に「笑い」に包まれた環境を意識してきたつもりです。
今期は特別な1年です(毎年言ってます(笑))
東京オリンピックからの感動のバトンを受取り、引き続き共感共振し続ける感動の環境作りに取り組む所存です(振動しているのはワタシが中風になったわけではありませんのであしからず(笑))
いよいよ来週発売予定です。
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