2021年も7月になりましたね。
こんな出だしで始まると。
「2021年ももう半分過ぎたんだよ、バカヤロー。一体オマエは前半何やってたんだ?コロナのせい?蔓防?緊急事態宣言?どーせこんなことにかこつけてチンタラ仕事してたんだろ。いつまでもダラダラ生きてんじゃねーぞ。人生が長いと思ってたら大間違いなんだよ、このアンポンタンぐぁ!」
なんて心の声をこの言葉の後に勝手に想像し、焦ったり反省したり、鼓舞したり目標を見直したりしている自分がいませんか?
あ、それが別に駄目だと言いたいわけではありません。
それがあなたにとって倖せなら・・
でももしそれが時間や数字に追いかけられ、不安や怖れが心の奥底にこびりついているのであれば、何かを根本的に見直す必要があるのかもしれません。
なんてことを去年末期がん宣告を受けたワタスは折に触れ考えるようになりました。もちろん未熟者のワタシが明解な答えを持っているわけではありません。未だ答えを求めて研修に参加したり本を読んだりと彷徨える子羊状態です(笑)
そんなワタシに昨日届いた一冊の本(アマゾンで予約していた)があります。
リスペクトしている天外伺朗先生の近著です。
「オレはいつも前向きでポジティブ思考で自己肯定感の塊で自己否定感なんてオレの60兆の細胞のどこを探しても見つからないんだよ!嘘だと思うんならCTでもPET検査でもしてみろよ。クソが!」
と信じて疑わない、いわゆる世間でいうところの「デキル人」もいるでしょう。
でもしかし。
天外先生によると、実は成功者ほど自己否定感が強いのだそうです。今の成功者は自分の潜在意識の中に重く横たわる自己否定感を克服することでのし上がってきた人が圧倒的い多いのだと。逆にこの自己否定感から逃避する人はひきこもりやうつになるという可能性が高いということです。
自分自身を成功者にいれていいかどうかはさて置きまして。
この本を読み進めていくうちに感じたことは(実はずっと前から感じていたこと・・)、明らかに自分は自己否定感が強く、その自己否定感をバネに今まで生きてきたという自覚があります。
あ、これは常に自己否定感を顕在意識で持ち続けていたということではなく、潜在意識に抱えていたという感じですかね。著書の中では、
『「自己否定感」を戦いのエネルギーに昇華して、社会の中でのし上がっていく人の特徴のひとつに「情動の蓋」をきつく閉めていることが挙げられます。例えば「怒り」という情動は、やたらに発露すると社会的信用を失うので、ほとんどの人が抑圧します。「ぶん殴りたい」という衝動が出てきても、理性で抑えるのです。』
まー普通の社会人なら当たり前レベルのことでしょう。これが筋肉には「殴れ」という指令と、「殴っていはいけない」という相矛盾する指令が両方届くことによって、筋肉のこわばりや筋膜の癒着として定着する「ブロック」という状態になるのだそうです。そしてこのブロックができると、その情動は意識レベルに上る前に自動的に抑圧されるようになり、ある意味ブロックが激しい情動の発露から本人の自我を守っていることにもなるものの、抑圧した怒りは無意識レベルに蓄積して大きなモンスターを形成してくのだと。
つまり。
組織のリーダーとして、自身の感情よりもそこに働く社員や取引先との良好な関係を築きながら組織の成長を優先してきた品行方正清廉潔白純粋無垢なワタスの心の奥底には不安や怖れ、怒りや悲しみ等による抑圧されたモンスターが大きく育っている可能性があるということなのですよ。
ここでモンスターが大きく育っていることで何が問題なんや?
と想う方もいるでしょう。それでも成功者に上り詰めたんやから何が文句があるっちゅうねん!と。
ですよね。それでも自分の人生に充分満足されていて、倖せ感で満たされているのなら特段問題が無いように思います。もちろんそれが本当に心の底から倖せと思えているのならですが・・
でもしかし。
度々寂しさや悲しみ、不安や怖れが込み上げてきて、それを解消するために動き続けることに、「これが本当に倖せなのか」と疑問が湧く自分がいるのなら、それはそろそろ「意識を進化」させることが求められているのかもしれません。
世界では常に戦争や紛争が起こり、飢餓や貧困に苦しむ地域もたくさんあります。自然破壊による気候変動や生態系の変化、これはすべからず人間のエゴを追求した結果と言っても過言ではありません。世界中を死の恐怖に陥れている新型コロナウィルスは、そんな人類に警鐘を鳴らし、「人類の意識の進化」の必要性を促すハイヤーセルフからの贈り物なのかもしれません(もちろん知らんけど・・)
自身の奥底にある自己否定感から脱却し、今以上に人生を豊かにするための「希望と指針」を見出したい方は一読されることをお勧めします→https://amzn.to/3jFUsex
(参考文献:「自己否定感」怖れと不安からの解放 天外伺朗著 内外出版社)
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