存在価値。死亡保険金支払時こそが保険屋の真骨頂。
存在価値。死亡保険金支払時こそが保険屋の真骨頂。

今週のトピックス

コロナウィルスの影響が感染の拡大と比例するように社会に大きな影響を及ぼし始めましたね。

学級閉鎖、イベント中止、株価の暴落、そしてマスクに続いてトイレットペーパーまでもが売り場から消えました。

ある程度の変動相場は商売にはつきものですが、それでもヘタすりゃ命に係わる程の非常事態に超高額な便乗価格でマスクを販売したり、トイレットペーパーまでをも買占め、奪い合うようでは、商人道に反します。

政府の学校閉鎖方針には賛否両論がありますが、どこまで感染が拡大するかが誰もわからない中、リスクマネジメント(危機管理)という観点から言えば妥当と言わざるを得ないのではないでしょうか。もちろん結果過剰対応だったと言われるかもしれません。ですが、疑心暗鬼で国民の心がバラバラになるよりは今は政府の決断を信頼し、日々の健康管理を徹底し、見えない敵が過ぎ去るまで日本国民がワンチームとなって闘うしかないのではないでしょうか。

いずれにせよ、不測の事態が起こった時は、一致団結力を高めるチャンスと捉え、解決に向けて全力で立ち向かうことで国も組織も人も成長をしていくのです。

そういえば。

日本FP協会から郵送物が送られてきたので開けてみるとCFP®の認定証でした。デザインがいつもと違うと思ったら、20year memberということで、どうやら取得してから20年経った証のデザインのようです(多分・・・)

(日本FP協会抜粋:CFP®資格は、北米、アジア、ヨーロッパ、オセアニアを中心に世界24カ国・地域(2019年2月現在)で導入されている、「世界が認めるプロフェッショナルFPの証」で、FPの頂点とも言えるものです。)

当時、ただの保険屋と思われないようにまずAFPの資格を取得し、どうせなら上を目指そうとCFPの資格を取得しました(2回かかりましたが)。長くこの仕事をしていると、資格や知識と業績にほぼ相関関係がないことがわかりました(笑)ですが、もちろん得た知識を実務経験の中で活かすことで顧客の信頼を得ることに繋がるシーンはワタスの中でも一度や二度ではありません。

保険屋の存在価値とは

保険業界に足を踏み入れて30年目を向かえています。ここ数年はめっきり募集活動は減りましたが、それでも過去のご契約者との関係は続いています。一般的に契約者の年齢は自分の年齢に比例して高齢化していくものですから、キャリアが長くなればなるほど死亡保険金を支払うという経験も多くなるものです。

実は今週も法人契約を預かっていた経営者が突然亡くなりました。

後継者が確定していない会社の経営者、それもオーナー経営者の突然の死亡は後処理が大変です。もちろん、ただ事務的に保険金支払いの手続きをするただの保険屋レベルであれば差ほど難しくありません。要は担当として、保険のプロとして、FPとしてどこまでその企業に寄り添い、サポートするかによってその存在価値が大きく変わるのです。

企業としてやることは多岐に渡ります。通夜葬儀の準備から臨時株主総会の開催、取締役会による社長の選任、従業員への配慮、取引先、顧客、銀行、税理士等への対応、今後の事業存続への冷静な判断等々・・

ご縁をいただいた企業を継続させ、社長の家族だけでなく、そこに働く社員やその家族の倖せを守るためにプロの保険屋が存在するのです。保険商品はその経済的不安を解消するためのツールとして存在しますが、「社長が居なくなってこの会社はどうなるんだろうか」と将来に渡る精神的な不安を解消するのは商品そのものではなく、保険募集人の存在価値でありそこがまさに保険屋の真骨頂と言えるのではないでしょうか。

昨今の金融業界は顧客本位の業務運営方針の確立ということで、保険業界も募集時の意向把握や比較推奨、体制整備にフォーカスされていますが(もちろんとても重要です)、やはり金融業界の中でも保険業界は納品時(保険金支払い時)にこそその本来の機能を発揮すべきところであり、担当の価値が発揮されるのはその時どこまで顧客の状況に寄り添い、他の専門家とも連携しながらその企業を全力でサポートするところにあるのではないかと担当保険募集人として再認識した次第です。

困ったことが起これば必ず顔が頭に浮かぶ存在になることが保険募集人を長くやり続ける一丁目一番地です。

(この話しは改めてもう少し具体的に書きたいと思います)

保険屋の頂点を目指す将来設計士にご興味のある方はこちらから→

https://www.holos.jp/holo-saiyou/

 

 

カテゴリー:保険ビジネスのブログをもっと読む